fa-lightbulb-oドンペリ(ドンぺニヨン)には、種類があります。そして、その種類によって価格や値段に差が出てきます。
ということで今回は、そんなドンペリの種類を価格(値段)の目安と合わせてランク順にまとめてみました。
また、ドンペリの価格にまつわる疑問点やドンペリ購入にあたっての補足も記載しています。
「ドンペリ」こと「ドンペリニヨン」のランク、グレードとは!?
fa-lightbulb-o先に結論から言うと、「ドンペリ」こと「ドンペリニヨン」のシャンパンランク(グレード)は、ヴィンテージ、プレスティージュというランク(グレード)に該当します。
これは、ドンペリの全種類において共通するランク(グレード)。
ヴィンテージとは、ボトルやラベルに記載のある単一年(年号)に収穫されたブドウのみを使って造られるシャンパンで、その年のブドウの個性が表現されるシャンパン。一般的な”ノン・ヴィンテージ”よりも製造に手間がかかり、3年以上の熟成が必要。
プレスティージュとは、各生産者の最高級品という位置づけのシャンパン。熟成期間は5年~7年が必要ですが、それ以上のものが多々存在します。
価格も高価になります。また、一部を除き、プレスティージュシャンパンのほとんどが、ヴィンテージシャンパンに該当します。
シャンパンのランクでいえば、ドンペリ全種類が「プレスティージュ」。では、「ドンペリ」の種類の中でランクやグレードを分ける場合は、基準はどうなるのでしょうか。
ドンペリのランクやグレードを決める基準は!?
ドンペリの種類の中でランクやグレードを付けるとなると、基準になるのは、「価格」と「熟成期間」。
「価格」と「熟成期間」と考えると、2つの異なるランクやグレードが出来そうですが、「価格」と「熟成期間」は比例しているため、「価格」で分けても「熟成期間」で分けても、同じランクやグレード順になります。
熟成期間が長いほど高価になるということですね。なので、熟成期間が長いほどランクやグレードは上がります。
それでは、「価格」と「熟成期間」を踏まえて、各ドンペリをランク順、グレード順に並べてみましょう。
ドンペリの種類をランク付け!ドンペリの種類と価格一覧!
ドンペリの中でランク付けした種類一覧が次の通り。各ドンぺリニヨンの価格目安や説明を追記していきます。
1.ドンペリニヨン ヴィンテージ(ドンペリ白)
【価格】2万台~*価格は変動します。
最もスタンダードなドンペリ。熟成期間は8年程度。
単一年のブドウのみを使用して造られるヴィンテージシャンパン。ブドウの作柄が良くない年は造らないというポリシーを掲げるほどヴィンテージシャンパンへの強いこだわりを象徴する1本。
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2.ドンペリニヨン ロゼ ヴィンテージ(ピンドン)
【価格】4万円台~*価格は変動します。
「ピンドン」、「ドンペリピンク」と呼ばれるのがこの、「ドンぺリニヨン ロゼ ヴィンテージ」。熟成期間は10年以上。
ドンペリ白と異なるのは、ロゼ特有の醸造工程で色付けをする手間がかかっていることと、熟成期間。ドンペリロゼの方が、ドンペリ白よりも熟成期間が長く、10年以上の熟成を経て出荷されます。
また、ドンペリロゼの場合は、ピノ・ノワールという黒ブドウ品種にこだわりを持って造られているのも特徴的。時期によってはドンペリ白の倍以上の価格が付いていることもありました。
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3.ドンペリニヨン P2
【価格】8万円台~*価格は変動します。
第二の熟成のピークを迎えた、進化したドンペリ。熟成期間は、16年程度~。
ドンペリは3つの時代を経ると言われており、第一の時代を表現するのが、最もスタンダードなドンペリヴィンテージ。
その後、さらなる熟成を経て、「2度目のプレニテュード(熟成)」と呼ばれる、第二段階の熟成のピークを迎えたドンペリのみが、「ドンペリ P2」としてリリースされます。
この「P2」の熟成期間はドンペリ白の2倍、約16年間もの月日を熟成に費やします。下記、エノテークの後継品とも言われてます。>>ドンペリ P2を見てみる(amazon)、(楽天市場)、(Yahoo!ショッピング)
また、P2には下記のように「ロゼ」も販売されています。
リリースが少ないため、年数が増えるごとに価格は高騰。そもそもロゼは熟成期間が長い上に希少性も増すため、お値段10万越も。
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4. ドンぺリニヨン エノテーク(ドンペリ黒)
【価格】10万円台~*価格は変動します。
「エノテーク」というセラーに貯蔵された、希少性の高いドンペリ。熟成期間は16年程度。
現在は、「エノテーク」としてリリースされるドンペリはなく(後継品が「P2」とされています)、以前リリースされたものが販売されているため、とても高価です。
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5. ドンペリニヨン レゼルヴ・ドゥ・ラ・ベイ(ドンペリゴールド)
【価格】10万円台~*価格は変動します。
約20年間熟成させた、希少なドンペリ。十分に評価の高いヴィンテージのドンペリを約20年間熟成させた、希少なものが、 「ドン ペリニヨン レゼルブ ドゥ ラ ベイ」。
シャンパン発祥となった、オーヴィレール修道院にちなんで、「ドゥ ラ ベイ(修道院)」という名が付けられています。現在、この種類のドンペリはリリースされていないため、以前リリースされたものが販売されています。
また、ラベルがゴールドであることから、ドンペリゴールドとも呼ばれています。
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6. ドンペリニヨン P3
【価格】80万円以上~*価格は変動します。
約25年以上熟成させた、希少なドンペリ。十分に評価の高いヴィンテージのドンペリを約25年以上熟成させた、希少なドンペリが、「ドンペリニヨン P3」。
ドンペリは3つの時代を経ると言われていて、その最後の「3度目のプレニテュード(熟成)」のピークを迎えたドンペリがこの「P3」。大変希少なドンペリとなり、お値段は・・、かなり高価です。>>ドンペリが迎える3つの時代とは!?
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番外編:ドンペリ ルミナス
【価格】2万円台~*価格は変動します。
暗闇で光る、ドンペリ。ルミナスシリーズといって、ドンペリのラベルが光る仕様になっているドンペリがこの「ドンペリ ルミナス」と呼ばれるもの。
瓶底にスイッチがあって、それをオンにすることでラベルが光るという仕組み。>>ドンペリ ルミナス体験レポ!光る仕組みとは!?
光る時間は2~3時間程度です。>>ドンペリ ルミナスを見てみる(楽天市場)、(amazon)、(Yahoo!ショッピング)
番外編:ドンペリ限定品
ドンペリは、定期的にアーティストとのコラボしたデザインの限定のドンペリがリリースされます。限定品のため、ショップの在庫限りとなり、希少性の高いドンペリ。
下記にいくつか紹介しておきます。
fa-caret-right日本人のデザイナー吉岡徳仁さんとコラボしたドンペリ
fa-caret-rightドイツ人の現代アーティスト、ミハエル リーデルさんとコラボしたドンペリ
>>限定品のドンペリを見てみる(楽天市場)、(Yahoo!ショッピング)
これらが、ドンペリのランク付けと種類、価格についてでした。
さて、次はドンペリの種類について様々な疑問をみていきたいと思います。
ドンペリ、種類によって何が違うの!?価格差の要因は!?
ドンペリは種類によって価格や値段に差があるのが分かりますが、その価格差の要因は何なのか、要因を挙げてみると次の通り。
- 熟成期間
- 醸造方法
- 希少性
- デザイン
この中で、最も明確な要因が「熟成期間」と「醸造方法」。ドンペリは種類ごとに熟成期間が異なり、熟成期間が長いほど、価格も上がります。
次に「ドンペリ白」と「ドンペリロゼ」では色が異なりますが、醸造方法にも違いがあります。これはシャンパン全般において言えることですが、「ロゼ」は「白」よりも醸造に手間がかかるため、「ロゼ」の方が高価。
そして、「デザイン」にも違いがありますが、有名アーティストなどとコラボした限定デザインとなると、希少性も相まって価格差が出てきます。
あとは、ドンペリの種類によって希少性が異なり、価格差の要因になります。「ドンペリゴールド」や「ドンペリエノテーク」は、現在醸造されていないため、希少性が高くプレミアのようなもの。
また、リリースされてからしばらく経つので古酒としての価値もありそう。となると、価格が高くなります。
ラベイとドンペリの違いは!?
夜のサービス業などで人気なのが「ドンペリニヨン レゼルブ ドゥ ラ ベイ」、通称「ラベイ」。正規箱は木箱で高級感を演出してくれます。
この「ラベイ」は、ドンペリニヨンというブランドのシャンパンの1つの種類。最もスタンダードなドンペリ ヴィンテージ(ドンペリ白)に比べると、明確な熟成年数の違いがあります。ドンペリ ヴィンテージ(ドンペリ白)は、約8年に対してラベイは約20年以上。
つまり、ドンペリ ヴィンテージ(ドンペリ白)に比べると、ラベイの方が高級品という扱いになります。
最も最新のヴィンテージ(年号)が1992年。それ以降は出ていません。小売店ではほぼ見かけませんが、夜のサービス業で現在も多々販売されているところを見ると、酒販店用には在庫があるのかもしれませんが、ドンペリ公式ページに種類としての記載は現在ありません。>>ドンペリ公式ページ
ドンペリ エノテークとP2の違いは!?
先ほどのドンペリ種類を見ると、エノテークとP2の熟成年数がほぼ一緒なんですよね。では何が違うのかというと、ドンペリ エノテークは1996年のヴィンテージ以降販売されていません。
一方でP2はその後1998年ヴィンテージ(年号)からスタートし、最新ヴィンテージ(年号)は2003年。
これらを考えると、現時点でエノテークの後継品がP2と捉えることができます。ちなみに、ドンペリの公式サイトの種類の中には、エノテークの文字は現時点でありません。>>ドンペリ公式ページ
ルミナスとドンペリ白の違いは!?
ルミナスとドンペリ白は、ヴィンテージ(年号)が一緒であれば同じと考えてOK。ただ単にラベルが特別仕様であり、デザイン性に優れているということになります。
なぜ、ドンペリの価格は変動するの!?
fa-lightbulb-oドンペリことドンペリニヨンはフランスからの輸入品のため、価格が変動します。
今現在、ドンペリニヨンのスタンダードなる「ドンペリ ヴィンテージ」が最も安くてフルボトル1本2万円台ですが、以前、フルボトル1本9千円台(並行輸入品)で購入できた時期があります。
それは、世界的金融危機(リーマンショック)が起きた後、世界的に経済状況が悪化した時期でした。
輸入品のため、経済状況によって為替が変動すれば、仕入れ価格が変わり、販売価格も変動するということですよね。
そして、並行品のドンペリの方が、価格の変動は受けやすくなります。一方で、正規品の場合は、価格変動が並行品ほど激しくないと言われています。
並行品、正規品とは!?
『正規品』と表記のあるドンペリニヨンは、その表記のとおり、正規のルートで販売しているドンペリのこと。
ドンペリの正規輸入販売元は、″MHD(モエ ヘネシー ディアジオ)″。よってその販売元を通して輸入されたドンペリが正規品になります。
それに対し、『並行輸入品(並行品)』とは、輸入が正規販売者以外の個人や団体、組織が輸入しているドンペリを意味しています。
分かりやすい差で言えば、”並行輸入品”の方が、”正規品”よりも価格が安い傾向にあります。
同じドンペリなのに価格が違うのはなぜ!?
詳しくは、『同じドンペリなのに、価格が違う!価格差の理由とは!?』にまとめていますが、同じショップ内で同じ種類のドンペリなのに価格差があることがあります。原因は、下記の通り。
- 傷があったり汚れがある、アウトレット品である
- 『箱付き』か『箱なし』かの違い
- 『並行輸入品』か『正規輸入品』かの違い
安い方のドンペリには大抵、上記のどれかの原因に該当するはず。実際の理由については、安いドンペリの方の商品詳細に記載があるので、確認してみましょう!
安いドンペリは良くないのか!?
安いのが良くないのか、これがばかりは結果論なんですよね。
アウトレット品(ラベルや瓶に傷や汚れがある)や並行輸入品には、正規品よりは輸入や保管において不明瞭な部分が多いため、劣化や香味変化のリスクは存在します。
でも、もし正規品と同等のものが届いたならば、それはお得ということになります。だからこそ、一概に「安いドンペリは良くない」とは言い切れない。ただ、安心を取りたいのであれば、正規品がオススメです。
>>ドンペリを見てみる(楽天市場)、(amazon)、(Yahoo!ショッピング)
ドンペリを安く買うには!?
ドンペリを安く買うには、ドンペリを安く買う、4つのコツ!という記事に詳しく記載している通り、下記4つの方法があります。
- 年末が安い、年末に購入!
- 並行輸入品、アウトレット品、箱なしのドンペリを選ぶ!
- ネットショップを利用する!
- 不景気の時、円高の時にドンペリを買う!(→現在、状況が変化)
ただ、一部の安いドンペリにはリスクもあるため、ギフトや贈り物としてドンペリを購入する場合は注意も必要。
詳しく知りたい方は、『ドンペリを安く買う、4つのコツ!安いドンペリの注意点!』をチェックしましょう。
ギフトにオススメのドンペリは!?
高級シャンパンのドンペリは、知名度が高く日本中で価値の共有が出来ていることから、どのドンペリを選んでも良いのが前提。
ただ、特にギフトとして人気が高くオススメなのが下記3種のドンぺリニヨン。
これ以外のドンペリになると、より玄人向きになります。どういうことかというと、その価値を理解したり楽しんだりするためには飲み手の経験値や技量が必要になるということ。
玄人よりのワイン好きさへのギフトであれば、この3種に限る必要はないけれど、たまにワインを飲む程度の方への贈り物であれば、上記3種の方が気楽で楽しみやすくなります。
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ギフトのドンペリ、気を付けたいこと!
贈り物は見た目も大事。目上の方へのギフトなど、失敗したくないギフトシーンの場合は、ラッピングなどをケチらないよう注意しましょう。
また、ギフトに正式感をだ出したい場合は「箱付き」がオススメです。
ネットショップで購入するとどう届くのか、どんなラッピングがあるのか知りたい方は、ギフト購入レポにて画像付でまとめていますので、気になる方はチェックしてみましょう。
以上が、『ドンペリの種類やランク、価格について』でした。
ドンペリの種類や価格についてより理解が深まり、ドンペリにまつわる不安が軽減し、素敵なギフト選びが出来ますように!