ドンペリ(ドンペリニヨン)よりモエシャン(モエ・エ・シャンドン)の方が美味しいってホント!?
ズバリ、この説、本当です。
そう感じる方の方が多いはずです。
なぜ、ドンペリよりモエシャンの方が美味しいの!?
ドンペリを買うくらいなら、モエシャンを買った方が良い。この意見には私も納得です。なぜなら、ドンペリよりもモエシャンの方が美味しさが分かりやすいからなんですよね。
もともと、ドンペリとモエシャンの生産者は同じモエ・エ・シャンドン社。そのモエ・エ・シャンドンが展開する最高級品の位置づけにあるシャンパンブランドがドンペリ。
一方で、万人受け用のシャンパンであるスタンダードの立ち位置にあるノン・ヴィンテージシャンパンを展開しているのがモエ・エ・シャンドンです。下記のラベルのシャンパンがモエ・エ・シャンドンの有名なノン・ヴィンテージシャンパン(スタンダード)。
【価格】2本セット1万円台~*価格は変動します。
つまり、そもそも万人受けしやすいのは、モエ・エ・シャンドンなんです。
これは価格からも言えること。モエシャンは、ドンペリよりもモエシャンの方がはるかに安くて手に取りやすい。価格差は現時点で約5倍以上。*価格差は変動します。
つまり、モエ・エ・シャンドンの方が価格が安い分、美味しさを求めるハードルが低くなりおのずと満足しやすくなります。
だからこそ、目先の美味しさを追い求めるのであれば断然モエ・エ・シャンドンの方がオススメなんですよね。
でも、飲んだ時の記憶が残るのはどちらかというと、これはドンペリに軍配が上がります。
ドンペリに何を求めるべきか。
ドンペリに目先の美味しさを求めるのはNG。目先の美味しさでいえば、モエ・エ・シャンドンの方が良いのです。
これまで多々シャンパンを飲んで来て実感しているのは、シャンパンは価格と美味しさが比例しないということ(価格=美味しさ)。高級シャンパンにおいてはもはや美味しく飲めるのは当たり前。それ以上の価値を見出す必要があります。
では、ドンペリの価値として何を求めるべきかというと、記憶に残ることを求めるのがオススメです。
ドンペリはもともと陰性の高級シャンパン。高級シャンパンらしい気難しさがあり、どのヴィンテージ(年号)のドンペリも個性があります。つまり、もともと簡単に美味しさを表現するだけのシャンパンではないんですよね。
でも、複雑で簡単ではないけれど伝統というような一定の傾向があります。それが、感情が動くということ。それは、正体が掴めない悔しさだったり、怒りだったりと、決して心地良い感情じゃないかもしれませんが、とにかく感情が動くんです。
そして、その記憶がずっと何年経っても残ります。
この何年経っても記憶に残るシャンパンは、シャンパンの中でほんの一握りなんですよね。モエシャン飲んで、他のシャンパンにはない後を引くような記憶がずっと残るかというと私には残っていません。
他のノン・ヴィンテージ(スタンダードなシャンパン)と同じく、美味しかったということと、有名なブランドのシャンパンを飲んだということは確かなんですが・・。
他のシャンパンとの差は何かといわれると、なかなか答えが見出せないはず。
でも、それはそれで良いわけです。目先の美味しさを求めるのであれば、モエシャンはすごく優秀で、役目をしっかりと果たしてくれます。
なので簡単に美味しいシャンパンを飲みたい、そんな時はドンペリよりもモエシャンを選んだ方が良い。私もそう思います。
それでは、また!
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