一般消費者にとっての「ドンペリ」の魅力は、「ミステリアス」なところ。
時には重苦しい鉄の扉が閉まっているような閉塞感を感じたり。時にはお花畑が広がり密の香りいっぱいになるような感動を感じたり、悔しさが広がったり。そんな多様な側面を持つ高級シャンパンが「ドンペリ」。
なかなか正体を掴めない、一筋縄では行かないミステリアスなところがリピート欲を湧かせます。
でもそんなミステリアスなドンペリ、「ドンペリを購入して良かった!」という人と、「二度とドンぺリなんて購入しない!」という両極端の2タイプに分かれます。
これまでの経験でいうと、最初のドンペリで「ドンペリを購入して良かった!」と思える人はごく僅か。
そう考えると、「ドンペリを購入して良かった!」と思える人は、「ドンペリ」の魅力を感じ取れる、「ドンペリ」に選ばれた人といえます。
では、「ドンペリ」に選ばれる人とはどんな人なのでしょうか。
高級シャンパン「ドンペリ」に選ばれる人はこんな人!5つの特徴!
「ドンペリ」の魅力を感じ、「ドンペリを購入して良かった!」と思える人の特徴は次の通り。ドンペリの魅力を感じるコツが各特徴の中に隠れています。
ドンペリに選ばれる人の特徴1:チャレンジ精神がある
自分が飲むために「ドンペリ」を購入するのはチャレンジ精神が必要。
プレゼントやギフトに「ドンペリ」を購入する方は多くても、自分用に「ドンペリ」を購入する人はめったにいません。
なぜなら「ドンペリ」は高価なため、購入において抑止力が作動するからです。
「ドンペリ」は高級シャンパンであり、フルボトル1本750mlで数万円以上。
ビールと比べると、容量はビール350ml缶2本弱、価格面はビールが350ml缶1本200円弱と考えると、ドンペリのフルボトル1本が仮に3万円だと考えると、ビールの150倍の費用が必要ということになります。
そうなると、シビアになるのが人の性(さが)。
無意識に見返りを求めることの多いプレゼントやギフトなら太っ腹にさらりと出せても、自分のためにとなると節約とばかりに出費を抑えるもの。
ドンペリの金額を見て、「ドンペリじゃなくて、もっとリーズナブルなスタンダードのシャンパンで良いか」と考え出し、永遠に「ドンペリ」は購入しないループにはまっていきます。
そんな中、試されるのは「ドンペリ」という新しい経験に投資できるかどうか。
自分にとって良い経験になるか悪い経験になるか結果が分からない中、費用を払ってチャレンジする精神力がないと、そもそも自分のために「ドンペリ」は購入できないのです。
そう思われる方もいらっしゃるでしょう。
価格面の心配がなければ、日本で知名度No.1の高級シャンパンドンペリを経験したい方はたくさん居て、フルボトル1本を皆で割り勘にすれば安くなり、チャレンジ精神も必要ありません。
ただ、これまでの経験上、fa-lightbulb-oちょっとずつ飲むだけではドンペリの魅力を感じられないんですよね。
うまいこと出来ていると思うのですが、ちょっとずつ飲んだ場合、「あのドンペリを飲んだ!シャンパンを飲んだ!」という感覚を得るだけで、ドンペリならではの魅力にはたどり着けません。
つまり、ドンペリの魅力を感じ、「ドンペリを購入して良かった」と思うには、それなりの対価を払う必要があるのです。
飲む人数でオススメしているのは、フルボトル1本あたり多くて3人まで。
それでも、ドンペリが3万円台だとすると1人あたり1万円以上と高価。だからこそ、「ドンペリ」から選ばれる人になるには、チャレンジ精神が必要なのです。
ドンペリに選ばれる人の特徴2:周りの空気や雰囲気に敏感
「ドンペリ」は発泡性ワインという意味では、ビールと感覚が似ているため、いくらでもグビグビと飲むことが出来ます。
「ドンペリ」フルボトル1本は、350mlのビール缶2本弱と考えると、飲む人数にもよりますがグビグビいけば30分で開けてしまうこともあるでしょう。
でも、このグビ飲みをしてしまえば、ドンペリの魅力には気づけず、「飲んで良かった!」と思える確率は下がります。
ドンペリは高級シャンパンであり、ボトルデザインもシックな黒がメインカラーのデザイン。
重厚感や厳かさを演出していることを考えると、気軽にグビグビ飲むものではないと察知できるはず。
こういった、雰囲気や空気感を察知できれば、その格や雰囲気に合わせた飲み方の配慮が出来るので、ドンペリの魅力を引き出せる可能性が高くなります。
この落とし穴に見事にはまったのは、私自身。初めてのドンペリはグビグビ飲み漁り、複数人で30分弱で飲み終えてしまいました。
当然、「ドンペリってこんなもの!?大したことないじゃない」と落胆したクチ。「ドンペリ」に選ばれなかった一人だったのです。
ドンペリに選ばれる人の特徴3:感受性が高い
これは生まれつきの性質といえばそうなのかもしれませんが、私を含む一般の消費者さんがドンペリの魅力を感じるためには、「ドンペリ」を飲んで何かをイメージできたり、感情が湧いたりできることが大事です。
というのも、"ドンペリの味とは!?勘違いしている人が多い、ドンペリの味について!"という記事でまとめている通り、一般消費者である私達が具体的にドンペリの味わいを掴むのは難しいのです。
そうなると、イメージや感覚で魅力を捉えることになります。
つまり、感受性が高い方が、ドンペリの魅力を感じやすいのです。
ドンペリに選ばれる人の特徴4:忍耐強い
「ドンペリの飲み方」でもお伝えしていますが、「ドンペリ」は少なくても約8年という長期の熟成期間を経てから発売されます。
そんな「ドンペリ」の抜栓直後は約8年の眠りから覚めたばかりという感じで、重苦しい雰囲気が続きます。
その後、ゆっくりと変化を遂げていくというのが、ドンペリの魅力なのですが、そういった変化を感じ取るには、とにかく時間がかかります。
つまり、「待つこと」が大事ということ。
目の前にシュワシュワしたシャンパンがある中、「ゆったりと飲む」という選択をあえてする必要がある。忍耐強さが試されるのです。
ドンペリに選ばれる人の特徴5:負けず嫌い/向上心がある
冒頭で「ドンペリはミステリアスだ」とお伝えしたのですが、経験上、何度「ドンペリ」を飲んでも「ドンペリはこういうものだ!」といった明確なものが掴めません。
毎回、正体不明なまま飲み終わり、その気持ちがずっと心に残るのです。
最初の頃は、なんだかスッキリしない感覚に満足が出来ず、「もう二度と買わない」と思ったのですが、悔しい記憶がずっと残るのです。
その悔しさから、「正体を知るためにもう一度チャレンジしてみたい」と、何度もドンペリの購入に至りました。
でも、毎回同じ感覚(正体が掴めない曖昧なまま)で終わるんですよね。
そこでようやく、「掴みどころのない曖昧さこそが、人の心に記憶を残し、ドンペリの魅力なのだ」と気づきました。
こうやってドンペリの魅力に気づけたのは、「悔しいからもう1度チャレンジしたい。正体を明確にしたい。」という負けず嫌いの性格や向上心が功を奏していると言えます。
だからこそ、負けず嫌い、向上心がある方は、「ドンペリ」に選ばれやすい人なのです。
以上が、「ドンペリに選ばれる人、5つの特徴!」でした。