特別な日にドンペリを開けたは良いけれど、飲み切れずにどうすべきか困っていませんか!?「高級シャンパンだから、捨てるのはもったいない!」そのお気持ち、痛いほど分かります。
実は、ドンペリは開栓後も数日間、楽しむことができます。ただし、それにはほんの少しの知識と、ほんの少しの覚悟が必要なんですよね。
この記事では、全日本ソムリエ連盟認定であり、ドンペリによって人生が変わった筆者が、開けた後のドンペリを美味しく楽しむための保存方法と対処法を分かりやすく解説しています。
この記事を読めば、特別なドンペリを最後の一滴まで楽しめますよ!
ドンペリを開けた後、そのまま放置するとどうなる!?
ドンペリを開けたは良いけれど、全て飲み切れないことってありますよね。飲み切れなかったドンペリをそのまま放置するとどうなるか。何も栓をせずに常温で置いた場合、次の日にはガスが抜けて、発泡性ワインの魅力である泡がなくなります。
また、栓をしていないため酸化が進み、時間と共に劣化(香味が変化)していきます。こうなると、高級シャンパン「ドンペリ」の魅力はどこへやら・・。せっかくのドンペリ、放置するのはもったいないです。
では、飲み切れなかったドンペリを美味しく保つにはどうしたら良いのでしょうか。まずは、正しい保存方法を見ていきます。
ドンペリ、飲み切れない時の保存方法!
ドンペリを残してしまった時に保存方法の大原則は、ボトルに栓をして冷蔵庫保存するです。そしてどう栓をするかというと、次の2つの方法があります。
専用のストッパーを使う
シャンパンは発泡性ワイン。栓をしなければガスが徐々に抜けていきます。そんなガス抜けを少しでも抑えるため、専用のストッパーが販売されています。その名もシャンパンストッパー。(上記商品画像もストッパーです)
Kaldiさんや、大手スーパーのワインコーナーで販売されていることも多く割と見つけやすいのが特徴です。お値段も安いので、今後もシャンパンやスパークリングワインを飲む可能性がある場合、自宅に1つはあると便利!
>>シャンパンストッパーを見てみる(楽天市場)、(amazon)、(Yahoo!ショッピング)
近くにお店がある方や時間的に買いに行けそうな方は、購入するのもアリです。ただ、周りにそういったお店があるとは限らない!しかも、ドンペリを開けるのは大体夜であることが多いのでは・・。
飲んだ後に外出するのは億劫!そんな方は次の方法で、飲み残しのドンペリを保存できる可能性ありです。>>炭酸飲料用のペットボトルや缶に移して保存!
ちなみに筆者が試し、ドンペリの瓶口に合ったのはストッパーを以下に紹介しておきます。シャンパンやスパークリングワインの瓶口サイズは、ボトルによって異なるものもあり、サイズが合わないものもあるのです。
ドンペリに合うストッパーとは!?
筆者は現在、4つのシャンパンストッパーを持っているのですが、その内2つはドンペリに装着できました。その2つのストッパーとは下記のもの。(*仕様変更などあった場合は使えなくなる可能性があります。)
fa-checkKALDIさんのシャンパンストッパー!
上記が実際にドンペリに装着した画像。当時は、500円台で購入したのですが、現在は値上がりしているかもしれません。下記の通りネットショップでも販売されていました。
これは東急ハンズで当時1千円未満で購入しました。瓶口にストッパーを装着し、外すときは上のボタンを押すようになっています。ちなみに、ネットでも販売されています。
>>うさみシャンパンストッパーを見てみる(楽天市場)、(Yahoo!ショッピング)
炭酸飲料用のペットボトルや缶に移す
見映えは悪くなりますが、泡を出来る限り保つ手段としてはペットボトルの活用もアリ。ベストは炭酸飲料のペットボトルか缶での保存。ボトルに入れてキャップを閉めて、冷蔵庫保存しましょう!
ただ、これも空きのペットボトルが必要。「急にそんなペットボトルはないよ!」という場合はどうしたら良いのか。考えていきましょう。
抜いたコルクは入れられないの!?
残念ながら抜いたコルクは入れられません。筆者が保管するドンペリのコルクは上記画像の左でとても細く、右の抜いたコルク(ドンペリではないシャンパンコルク)と比べると先端は入る可能性がありますが危険です。
しっかりと栓は出来ず、すぐに取れてこぼれてしまう可能性あり。また、コルク先端を瓶口に入れられたとしても、ボトルを動かすことで気圧が高まりコルクが飛んでしまう可能性もあります。
抜いたコルクでの栓はNGです。
ラップじゃダメ!?
ラップは最終手段としてはあり。ただ、泡がなくなる覚悟を決める必要があります。実は筆者は、ラップ保存の実験を試みたことがあるんですが、次の日には見事に泡がなくなっていました。(上記画像がその時撮影したもの)
ただ、ラップによって埃等の侵入は避けられます。また、泡がなくなってもドンペリの原料であるブドウは良質なので、普通のワインとして次の日楽しめる可能性は大いにあります。
よって、ラップ保存をするのであれば、ワインとして楽しむことを考えましょう。
飲み残したドンペリ、保存期間の目安は?
数日(2~3日)と考えましょう。冷蔵庫に長期保管をするのはオススメしません。温度が低く香味の変化が生じていきます。
立てて保存?横保存?
数日であれば、立てて保存でも横で保存でも問題なしです。
余ったドンペリを楽しむ秘訣!
余ったドンペリを楽しむコツは、変化を楽しむこと。逆に2日目以降も溌溂(はつらつ)とした開けた直後のドンペリを期待するのはNG。期待が大きすぎると楽しめなくなります。
ドンペリは発泡性ワインのため、開けた直後が一番泡が立ちます。そして徐々にガスは抜けていくもの。そんなことも踏まえて、変化を楽しむことを軸に置くと、残ったドンペリを楽しむことができます。
ちなみに、飲み残した2日目のドンペリの方が美味しいかも!?実はそんな現象も起きてきます。また、泡がなくなったとしても、「ワインとしても美味しく飲めるのか!?」というような、ドンペリを残したからこそできる貴重な経験ができます。
炭酸が抜けたドンペリ、対処法!
いくら頑張って保存をしたとしても、次の日開けてみたら泡が全くなくなっている!なんてこともなきにしもあらず。酸素が少しでも入ってしまうとガスは抜けてしまうのです。
そんな炭酸ガスがなくなったドンペリの対処法は次の2つ。
せっかくのドンペリ、使っている原料(ブドウ)は最高品質のものなので、ワインとしても楽しめる可能性が多いにあります。是非、ワインとして飲んでみましょう!
「ワインとしてはどうしても好きじゃない!」という場合は、料理酒として使ってしまいましょう。もったいない気もしますが、捨てるよりは良いです。
さて、最後に飲んだ後のドンペリの楽しみ方もお伝えしておきます!
飲み切った後のドンペリも楽しめるって知ってた!?
人生の大事な節目に頂いたドンペリは、飲んだ後も記念として残しておきたいと思う方も多いのではないでしょうか。是非、飲んだ後もドンペリも楽しみましょう!
筆者自身も行っている楽しみ方は下記の2つ。
ボトルをインテリアとして飾る
ボトルはインテリアとして残し、飾るのもアリ。多くの大手シャンパンはデザイン性に優れており、一部のシャンパンはボトルのみでなく装飾品として活躍できます。
ドンペリ以外にも下記「パイパ―エドシック レア」のように、飾りたくなるシャンパンが多々あります。
>>パイパーエドシック レア ヴィンテージを見てみる(楽天市場)、(amazon)、(Yahoo!ショッピング)
ミュズレチェアを作る
コルクの上に乗っている、王冠と針金部分で作れるのがミュズレチェア!見た目がとても可愛いく様々な形の椅子が造れます。作り方については、筆者の公式ブログで説明していますので、気になる方は覗いてみてくださいね!
コルクマグネットを作る!
コルクを使ってマグネットを作ることもできます!筆者の冷蔵庫ではコルクマグネットが活躍中です。ちまにみ、上記画像の右下がドンペリのコルクです。
作り方は公式ブログにまとめていますので、参考にしみてくださいね!
まとめ|ドンペリ、飲み切れなくても楽しめる!
せっかく開けたドンペリ、飲み切れなくても大丈夫!泡は少なからず弱まりますが、下記のような対処法や楽しむコツがあります。
- 専用ストッパーで数日保存し楽しむ!
- 炭酸飲料用のペットボトルに移し、数日保存して楽しむ!
- 最終手段はラップで保存し、ワインとして飲んでみる!
- 余ったドンペリ、開けた日と保存した後の変化を楽しむ!
- 料理酒として活用する!
特別なドンペリ、是非最後まで楽しみましょう!