泡

期待したドンペリ、全然美味しくない!

これ、実際に私が最初のドンペリで感じた感想なんですが、同じように美味しくないと感じる人は実は多いのです。

ということで、なぜドンペリは美味しくないと感じてしまうのか!?これまで飲んできた経験も踏まえて理由をまとめておきたいと思います。

ドンペリが美味しくないのはなぜ!?3つの理由!

ドンペリロゼのミュズレ

ズバリ、ドンペリが美味しくないと感じる理由は次の3つ。「ドンペリが美味しくない」と感じる場合は、どれかに該当しているはずです。

<注>劣化の場合は不快臭ですぐに分かるため。ここでは外しています。

まず先にお伝えしておきたいのが、ドンペリは簡単に美味しさを感じられるシャンパンではないということ。これは、多くの高級シャンパンに共通していることなのですが、もともとドンペリというブランド自体、目先の美味しさを追及しているブランドではないのです。

その「簡単ではないところ、ミステリアスさ」がドンペリの魅力なのですが、魅力については後にまとめるとして、「ドンペリは簡単に美味しさを感じられるシャンパンではない」という点を踏まえながら、「ドンペリが美味しくないと感じてしまうそれぞれの理由」について見ていきましょう。

早飲みしすぎると、ドンペリは美味しくないの!?

泡

これまでたくさんのシャンパンを飲んできた経験上、高級シャンパンになればなるほど温度やグラスなどによって、味わい(美味しさ)に大きな変化が生じる傾向にあります。

そして、ドンペリも温度やグラスによって美味しさに変化がある高級シャンパン。その変化がドンペリの魅力でもあり、

「ドンペリってすごい!わ、美味しい!」

と感じるポイントなのです。

なので、その変化を実感できないとドンペリの優位性を感じられないのですが、変化を感じるのには、時間をかけて少人数でドンペリを飲む必要があります。2・3時間かけて飲むのもあり。

ただ、このゆっくり飲むのが意外と難しいのがドンペリ。ドンペリは発泡性ワインなので飲みやすく、6人程度で飲むと細長いシャンパンブラス各自一杯弱、グビグビ飲んで30分もしない内に空っぽにできてしまいます。

この早飲みをしてしまうと、美味しさを実感できる「変化」というドンペリの魅力は感じられず、

なんだ、ドンペリって大して美味しくないじゃん!

で終わってしまうのです。

飲み方の詳細は、初めての「ドンペリ」、飲む前の注意書き3つ!その飲み方、損してない!?で詳しく記載していますが、一般消費者さんが面倒な準備も要(い)らず簡単に感じられる変化が温度による香りや味わいの変化。

冷蔵庫やシャンパンクーラーなどで低めの温度で冷やした状態から、テーブルに置いて15℃・16℃程度になるまで、徐々にドンペリが変化していく様(さま)は圧巻。「わ、美味しくなった!」という感動を見出しやすくなります。

ドンペリが美味しくない!そもそもアルコールが強いお酒や辛口が苦手!?

赤ワイン

普段赤ワインや白ワインを飲まない方が、お祝いや贈り物などで突然ドンペリを飲む機会に恵まれるということは少なくありません。そんな突然のドンペリを味わう機会に「あれ?全然美味しくない」と感じる方も実は多いのです。

ドンペリは、発泡性ワイン(スパークリングワイン)の1種であるシャンパン。アルコール度数も12.5%と高く、辛口。発泡性ワインなので、赤・白ワインよりは飲みやすいのですが、ビールやチューハイなどと比べるとアルコール感はしっかり感じられますし、甘いチューハイなどと違って全く甘くありません。

なので、アルコール感が強いお酒やワインが苦手という方、甘いお酒の方が好きという方の場合は、「ドンペリが美味しくない」と感じるのはある意味当然なのです。

期待と違う!だから、ドンペリは美味しくない!

ドンペリロゼ

ドンペリは高級シャンパン。需要と供給のバランスから、シャンパンは価格が高騰している今日この頃ですが、高級シャンパンとなれば750mlのフルボトル1本数万円。

そうなると、消費者として期待するのは価格に見合った美味しさですよね。特にドンペリともなれば、日本において高級シャンパンとしての知名度No.1。価格も含め、感動的な美味しさを期待するのも当然だと思います。

そして、そんな期待が裏切られた時は大変。期待が高い分落胆も大きく、「美味しくない」と感じるのはもちろんのこと、怒りまで湧いてくる方もいます。

でも、そんな落胆が結構な頻度で起きるのが高級シャンパン。そもそもドンペリを含む高級シャンパンの場合は、価格から美味しさを期待するのはNGなんですよね。

これは、実際に飲んできた経験からも実感していることなんですが、シャンパンは価格と美味しさが比例しません。逆に、価格が高いほど個性が強い、希少性が高い、供給量に比べて需要が高いと考えるのがしっくりきます。

なので、美味しさへの期待が高く、実際飲んでその期待よりも下回っている感覚が強いと、「美味しくない」と感じやすいのです。

では、ドンペリの美味しさはどう見出すの!?ドンペリの魅力とは!?

ドンペリ3本

ではドンペリの美味しさはどう見出すのか。これは先ほどお伝えした「変化」で美味しさを見出すポイントが訪れます。具体的には、温度変化からくる、香りの変化、味わいの変化。

冷蔵庫やワインクーラーで冷えた状態のドンペリから、ゆっくりとテーブルに出して飲むことで、徐々に温度が上昇していく自然な変化。とある温度帯で一気に香りが開き、味わいもまろやかになります。

この「変化」はドンペリの美味しさとして、一般消費者さんでも見出すことが出来るはずです。

では、ドンペリの魅力はどうなのか。

ドンペリの魅力は、目先の美味しさを追及するのではなく、跡を残すこれに尽きます。

目先の美味しさを感じられるシャンパンは、ノン・ヴィンテージシャンパン(シャンパンランクでいえば最もスタンダードなタイプ)に多いです。これは理に叶っていて、万人の方が最も手を伸ばしやすく美味しく飲めるようになっているということ。>美味しい!リピートしたいシャンパンリスト!(オーナーブログ)

でも、ドンペリのような個性の強い高級シャンパンは、目先の美味しさを追及するこに注力しているわけではありません。特にドンペリは違います。

最初から美味しさが感じられるシャンパンの多くは、飲んだ瞬間にドーンと圧倒される感覚の力強さのあるシャンパンが多いのですが、ドンペリの場合は、力強さとは程遠い存在なのです。つまり、ドンペリは簡単に美味しさを感じられるシャンパンではないということ。

これは、28年間ドンペリを導いてきた、元最高醸造責任者(2019年に交代)、リシャール・ジェフロワ氏が発言したことで、彼の発言は次の通り。

『ドン ペリニヨンは、力強さからはほど遠い存在です。力は記憶に残らない。私は跡を残すのです』-リシャール・ジェフロワ氏

引用元:Winart (2012) No.67 美術出版社 pp.142

 

これ、まさに私がドンペリを飲んで感じ続けていることでもあります。ドンペリは美味しさを感じるポイントが飲んでいる最中に幾度か訪れるんですが結局はミステリアス。

何度飲んでも正体が掴めず、そのミステリアスな記憶がずっと残るんですよね。そんな記憶から、次こそは正体を掴もうとまたリピートする、その繰り返しなのです。これがまさに、ドンペリが跡を残すということ。

この跡を残すというのが、ドンペリの凄さであり、最大の魅力なのです。

以上が、「ドンペリが美味しくないのはなぜ!?ドンペリの美味しさと魅力の関係性!」でした。

こんな風に跡を残すシャンパンはかなり少ないですね。これまで色々なシャンパンを飲んで来て、美味しい記憶を残してくれるのはノン・ヴィンテージシャンパンに多く、跡を残していくのは高級シャンパンにちらほら・・と感じています。

それでは、また!

 

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