ドンペリロゼ

「ピンドン」とは、「ドンペリ ロゼ」のこと。メディアを通して、高級シャンパンというイメージが浸透していますが、このピンドン(ドンペリ ロゼ)がどのようなお酒なのか知らない方も多いのではないでしょうか。

今回は、このピンドン(ドンペリ ロゼ)について、実際に飲んだ経験も踏まえ、まとめてみました。

ピンドンって何!?ドンペリロゼの正体!

ドンペリ2本

「ピンドン(ドンペリ ロゼ)」について簡単にまとめると下記の通り。ピンドンの特徴から、ドンペリ ロゼの正体を見ていきましょう。

ピンドン(ドンペリ ロゼ)の特徴!
  • 「ドンペリニヨン」というブランドのロゼ・辛口シャンパン
  • ヴィンテージシャンパンであり、プレスティ―ジュシャンパン
  • 生産者は「モエ・エ・シャンドン社」

ピンドンは、ドンペリニヨン ロゼの日本での略称であり、生産者であるモエ・エ・シャンドン社が展開する高級シャンパンブランド「ドンペリニヨン(略称:ドンペリ)」の代表する辛口・ロゼシャンパンのこと。ドンペリのシャンパンは、全て最高級ランク(プレスティージュ)に該当します。

また、ドンペリニヨンというシャンパンブランド自体、ヴィンテージシャンパンにこだわりがあり、単一年に収穫されたブドウを使って造られるのが特徴。よって、ドンペリのラべルには必ず、そのドンペリを造るのに使われてあブドウの収穫年が明記されています。

そんな高級シャンパンであるドンペリ ロゼ、価格はどのくらいなのでしょうか。

ピンドン(ドンペリ ロゼ)の価格相場は!?いくらくらい!?

ドンペリ3本

ピンドンことドンペリ ロゼの価格相場は、4万台~。ただ、この価格今後さらに上がる可能性があります。

というのも、特に高級シャンパンは年々価格が高騰化しており、10年前と比べると2倍越えのものも出てきています。その頃を考えると今の価格は驚きの価格。

>>ドンペリ、なんでこんなに高くなったの!?理由とは!?

なので、ドンペリも今後さらに値上がりする可能性があり、価格はその都度確認する必要があります。

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少しでも安く購入したい場合は、「並行輸入品」や「正規箱なし」を選ぶと、僅かながらも価格が下がります。

>>ワインやシャンパン、並行輸入品と正規品の違いとは!

また、ピンドンの限定品や、ラベルが光る仕様のルミナスボトル、ヴィンテージ(年号)が古くなるほどより高価になります。ちなみに、下記は「ドンペリ ルミナス」、瓶底にあるボタンを押すことでラベルが光るようになっているドンペリ ロゼの限定品。

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さらに、ドンペリは定期的に様々なアーティストとコラボした限定品が出されています。下記もその1つ、ジェフ・クーンズとコラボしたドンペリ ロゼ。こういった限定品も希少性という価値と相まって、高価になる傾向があります。

「ドンペリロゼ」と「ドンペリ白」との共通点は!?

ドンペリブランドの中で最もスタンダードである「ドンペリ白」と「ドンペリロゼ(ピンドン)」の共通点は下記の通り。

共通点!
  • ブランド
  • 生産者、醸造責任者
  • シャンパンランク

当たり前ですが、ドンペリ白もドンペリロゼも「ドンペリニヨン」というブランドから出されるシャンパン。同じブランドということは、生産者も同じモエ・エ・シャンドン社であり、醸造責任者も同じ。現在の最高醸造責任者は、ヴァンサン・シャプロン氏。

そして、ドンペリから出る全てのシャンパンは、先にお伝えした通り、ヴィンテージシャンパンであり、プレスティ―シャンパンというシャンパンランクに該当します。

>>シャンパンのランクとは!?簡単、ランクの種類!

「ドンペリ白」と「ドンペリロゼ」の違い!

グラスに入ったドンペリロゼ

ドンペリブランドの中で最もスタンダードである「ドンペリ白」と「ドンペリロゼ(ピンドン)」の違いは下記の通り。

違い!
  • 種類と価格が違う。ピンドンの方が高価!
  • 醸造方法が違う!
  • ブドウ品種へのこだわりが違う!
  • 熟成期間が違う!

まず明らかなのか、種類と価格が異なること。

ドンペリ白は、グラスに注ぐと黄金色ですが、ドンペリロゼは、淡いピンク色。そして、価格も全く異なります。ドンペリ白よりもドンペリロゼの方が断然高価。約2倍近くの差になった時期もあります。

>>ドンペリの種類と価格

次に、ドンペリ ロゼとドンペリ白では、醸造方法に違いがあります。

ドンペリ白含む一般的な白のシャンパンは、白ワインが使われるのですが、ロゼシャンパンの場合、白ワインに加えて赤ワインをブレンドしたり(アッサンブラージュ法)黒ブドウを漬け込んで色をつけたり(セニエ法)する必要があります。

ドンペリ ロゼ(ピンドン)の場合は、赤ワインをブレンドするアッサンブラージュ法を採用していますが、アッサンブラージュ法であれ、セニエ法であれ、良質な赤ワインや黒ブドウを入手して色を安定させるには、費用・労力・時間がかかります。

そして、これはドンペリ特有ですが、ドンペリ白とピンドンとではブドウへのこだわり度が異なります。

ドンペリ白も作柄の良い年につか造られないので、こだわりはあるのですが、ドンペリロゼはピノ・ノワールという黒ブドウへのオマージュ(敬意を示す、賞賛をするという意味)がコンセプト。ピノ・ノワールという黒ブドウから造られる良質な赤ワインをブレンドし、シャルドネ(白ブドウ)とこのピノノワール(黒ブドウ)のバランスが完璧に融合されることを掲げて造られています。

最後に、ピンドンはドンペリ白よりも熟成期間に違いがあります。

具体的に言うと、ピンドンの方が熟成期間が長くなります。ドンペリ白の熟成期間が、最低でも8年間というのに対し、ドンペリロゼ(ピンドン)の場合は、10年以上の熟成を行います。

これは販売されるドンペリを見ている分かるんですが、例えば、ドンペリ白 2010のヴィンテージ(ぶどう収穫年)が販売されている頃に、ドンペリロゼは2006のヴィンテージ(収穫年)が最新として販売されていました。両者のヴィンテージに4年の差があり、ドンペリロゼの方が熟成期間が長いことが分かります。

これらの違いを見てみると、やはりドンペリロゼ(ピンドン)がドンペリ白よりも高価になるのが分かりますよね。ただ、その価格差について妥当なのかについては疑問視する声も上がっています。

そんな高価で高級なドンぺり ロゼ、美味しいのでしょうか!?

ドンペリ ロゼ(ピンドン)って美味しいの!?リアル体験レポ!

ドンペリロゼ

ピンドンことドンペリ ロゼ、実際に飲んでみました。ズバリ、一般消費者として美味しいかどうか正直な感想を伝えると次の通り。

価格相応の美味しさを見出すことは難しかったけれど、価値はある。

これが、リアルに体験した感想です。やはり、フルボトル1本数万円するシャンパンは美味しさへの期待値が高くなるため、価格相応の美味しさを感じることは難しいんですよね。これは、多々高級シャンパンを飲んできて感じることです。逆に価格相応の美味しさを感じられるのはほんの一握り。

>>美味しさに思わず感動!ワイン初心者でも後悔しない、高級シャンパン3本とは!

ただ、ドンペリ ロゼに関しては、「ドンペリ」という日本で知名度No.1の高級シャンパンブランドであり、高級シャンパンというブランド価値はやはり抜群。また、特にドンペリ ロゼは、ピンドンという愛称のあるアイコン的な存在なので、その存在だけで価値を感じました。

そう考えると、ギフトやプレゼントとしての価値は抜群だと思います。

ピンドン(ドンペリ ロゼ)、プレゼントやギフトにオススメ!?

ドンペリブランドのシャンパンは、高級、特別、高価というイメージが日本中に浸透しているため、シャンパンの中では価値が分かりやすいギフトになります。当然ながら、「ドンペリ ロゼ」も「ピンドン」という愛称で人気があるため、ブランド価値は抜群でステータスを表現できる商品です。

だからこそ、医師や弁護士さんなど、高所得者の方へのプレゼントやギフト、特別なイベントや慶事のお祝い、ステータスを象徴する目的でのプレゼントやギフトにはオススメです。

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ピンドンに間違われた、格安スパークリングワイン!

ドンペリ ロゼ(ピンドン)に間違われたということで、有名なスパークリングワインがあります。それが、上記のロジャーグラート カヴァ ロゼというスペインのスパークリングワイン(カヴァ)。

どう間違われたのかというと、『芸能人格付けチェック』というテレビ番組で、ワインに詳しいと言われる人を含む芸能人5人中の3人が、このスパークリングワインをドンペリ ロゼだと勘違いしたということ。

そして、驚きと共にこのスパークリングワインを一躍有名にしたのが両者の価格差。ピンドンに勝ったとされるロジャーグラート カヴァ ロゼは、最も安いものでピンドンの1/20程度の価格(今はもっとです)。千円台で買えてしまうスパークリングワインが、ピンドン(ドンペリ ロゼ)に勝ったということで、話題になりました。

千円台なので、ピンドンは高価で予算オーバーという方でも、気軽にお試し感覚で購入出来るため、デイリーやちょっとしたギフトにもオススメです。

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ドンペリロゼとロジャグラロゼ

ちなみに私自身この2本を飲み比べてみたことがあります。>>実際に飲み比べてみて分かったこと という記事で紹介していますが、この価格差から分かるように、「ピンドン(ドンペリ ロゼ)」と「ロジャーグラート カヴァ ロゼ」は全く別のものです。

「ロジャーグラート カヴァ ロゼ」は、美味しさが分かりやすいため、目先の美味しさを考えると勘違いされたというのも理解できますが、そもそも比べる対象にはなく、圧倒的な差があります。

以上が、『ピンドンとは!?ドンペリロゼの正体!』でした。

「1度は試してみたい」、そう感じさせてくれる”ピンドン”、少しでも理解が深まれば嬉しいです。

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