fa-lightbulb-o『ドンペリことドンペリニヨンに勝った』ということで人気のスパークリングワインがあります。
ちなみに、ドンペリとはピンドンことドンペリ ロゼのこと。そして、勝ったと言われるスパークリングワインは、上記画像左のスペインの「ロジャー・グラ―ト カヴァ ロゼ」。
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どういう経緯で「ドンペリに勝った」と言われるのか、実際にドンペリより美味しいのか、本当に似ているのかなど色々と疑問が湧きます。
ということで、実際に飲み比べてみたので、このロジャーグラート カヴァ ロゼとドンペリ ロゼ(ピンドン)についてまとめておきたいと思います。
「ロジャーグラート カヴァ ロゼ」がドンペリに勝った、ドンペリに間違われたスーパークリングワインと言われる理由や経緯は!?
まずは、「ドンペリに勝った」「ドンペリに間違われた」と言われる理由や経緯についてですが、fa-lightbulb-oきっかけは、『芸能人格付けチェック』というTV番組。
その番組の中で、芸能人5名が高級シャンパンである「ドンペリ ロゼ 1975」 と スパークリングワインの「ロジャー・グラート カヴァ ロゼ」を試飲したところ、5人中3人が、
スパークリングワインの「ロジャー・グラート カヴァ ロゼ」を「ドンペリ ロゼ」と勘違いした
というのが、「ドンペリに間違われた!」と言われる理由です。
そして、「ドンペリに勝った」と言われる所以(ゆえん)は、「ロジャー・グラート カヴァ ロゼ」が高級な「ドンペリ ロゼ」よりも美味しかったと認識されたから。
格安のスパークリングワインがドンペリ ロゼよりも美味しさが勝(まさ)ったということで、「ドンペリに勝ったスパークリングワイン」という代名詞が定着しました。
ロジャーグラート カヴァ ロゼ、なぜそんなに話題を呼んだの!?
この出来事はかなり話題を呼びました。なぜこんなにも話題を呼んだのかというと、両者の価格差からなんですよね。
参考までに現時点でロジャー・グラ―ト カヴァ ロゼは2千円台で、ピンドンは5万円台。価格差は20倍以上。
つまり、20分の1であるスパークリングワインがドンペリに間違われ、ドンペリより美味しいと判断されたことが大きな話題となりました。
では、ドンペリより美味しいと認識されたスパークリングワイン「ロジャー・グラート カヴァ ロゼ」、どんなスパークリングワインなのでしょうか。
おさらいしておきましょう。
スパークリングワイン「ロジャーグラート カヴァ ロゼ」とは!?
ロジャーグラート カヴァ ロゼとは、スペインのロゼスパークリングワイン(辛口)で、カヴァ(CAVA)と呼ばれるもの。
この、ロジャーグラート カヴァ ロゼの特徴は次の通り。
- スペインのロゼスパークリングワイン(辛口)
- 生産者は、1800年代にブドウ栽培を開始した、名門のロジャーグラート
- 使われているブドウ品種は、ガルナッチャ(主に)、モナストレル、ピノ・ノワール
- シャンパンと同じ製法を採用し醸造(15ヶ月以上熟成)
- 赤系の濃いピンク色が特徴的
- パリコレのアフターパーティで提供されたスパークリングワイン
- ドンペリ ロゼに間違われたスパークリングワインとして人気
- 価格は驚きの2千円台~*価格は変動の可能性あり
このロジャーグラート カヴァ ロゼ、1千円台というリーズナブルな価格に加えて、大手スーパーなどで取り扱っていることも多く、気軽に購入できるのが魅力です。
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ロジャーグラート カヴァ ロゼ、実際ドンペリより美味しいの!?ドンペリに似ているの!?リアル体験レポ!
両者を同時に飲んで比べたのですが、結論からいうと、
でも、「ドンペリ ロゼ」と「ロジャーグラート カヴァ ロゼ」は全く別モノ。
私が見い出せた似ている部分といえば、同じ発泡性ワイン(スパークリングワインの一種)であることでした。
もともと、比べる対象にないのがこの2本。
1千円台のロジャーグラート・カヴァは、価格帯からも万人受けできるようなスパークリングワインに仕上がっています。
一方で、ドンペリ ロゼは価格帯からも、万人受けタイプのシャンパンではではありません。万人受けとは真逆にある個性的なシャンパンで、目先の美味しさで勝負していません。
よって、目先の美味しさで言えば、万人受けの「ロジャー・グラート カヴァ ロゼ」の方が美味しさを感じやすいんです。
「ロジャーグラート カヴァ ロゼ」の方がドンペリより美味しい!?ドンペリに間違われる理由とは!?
先ほどもお伝えした通り、実際に両者を飲み比べてみると、「ロジャー・グラート カヴァ ロゼの方が美味しい」、「ドンペリに間違われる」のも頷(うなず)けます。
なぜなら、1口目の目先の美味しさでいえば「ロジャー・グラート カヴァ」の方が勝るから。簡単に美味しさを感じられるからです。
その背景には、「高価なドンペリ ロゼはさぞ美味しいのだろう」という価格に紐付けた固定概念や期待が影響しています。
つまり、一口目で美味しいと感じた方をドンペリだと思い込むのです。
だからこそ、万人受けの美味しさを持つ「ロジャー・グラート カヴァ ロゼ」が「ドンペリ ロゼ」に間違われてしまったわけです。
普通に美味しく飲むことができます。
ただ、価格相応の美味しさを感じられるかというと、高級シャンパンが高騰化している今日この頃では難しいというのが正直な感想です。
特にドンペリの場合は、目先の美味しさを追及するシャンパンブランドとは一線を画すシャンパンブランド。
よって、価格=美味しさではなく、高価だから美味しさがアップするわけでもありません。
これはドンペリに限らず、多くの高級シャンパンに共通することですが、価格=個性という方がしっくりきます。価格が高いほど個性的なのです。
ドンペリの場合、ドンペリの本当の魅力とは!?という記事で詳しく記載していますが、力強さで表現する目先の美味しさよりも跡を残すことを目指している高級シャンパンブランド。
実際、ロジャーグラート カヴァ ロゼは一口目から美味しく飲めるのですが、味の特徴や飲んだ時の感情を思い出せるかというと全く記憶に残りません。
一方、ドンペリの場合は、いつも何かしらの感情が芽生え、感情が動かされるんですよね。
そして、その時抱いた感情がずっと記憶が残る。何年たっても忘れられない。これが実際に私自身に起きていることで、何度ドンペリを飲んでも同じことが起きています。
まさしく、ドンペリは跡を残します。
よって、ドンペリは美味しいのかという質問に関しては、普通に美味しく飲むことができます。けれど、価格相応の美味しさを感じることが難しい可能性大です。
ドンペリの価値は目先の美味しさで測るのではなく、個性的であること、変化すること、跡を(記憶に)残すことにポイントを置いた方がより楽しめます。
以上が「ドンペリ ロゼに勝ったスパークリングワイン、ロジャーグラート カヴァ ロゼとドンペリについて」でした。
それでは、また!