「ドンペリを頂いた!」、「ドンペリが贈られてきた!」、「ドンペリを買った!」高級シャンパンで有名なドンペリが手元にあると思うととても嬉しい気持ちになりますが次の瞬間、
どこに置く!?
という、保存や保管方法の疑問がふと浮かびます。
ということで、そんな『ドンペリの保存・保管方法』について、一般消費者さん目線でまとめていきたいと思います。
ドンペリの保存方法!ドンペリの公式見解とは!?一般家庭では無理!?
定期的にドンペリの公式サイトをチェックしているんですが、なんと保存方法の公式見解が掲載されました。その内容が以下の通り。
保管温度は、12~16℃
ヴィンテージそれぞれが持つハーモニーを損なわないため、高温での保存や急激な温度変化は避けましょう。これは、熟成プロセスが一定に保たれ、香りを損なわないようにするために不可欠です。
ドン ペリニヨン・ヴィンテージの理想的な保存温度は14℃(57°F)。少なくともシャンパーニュ地方にあるドン ペリニヨンのセラーと同程度の温度、つまり12~16℃(54~61 °F)の温度範囲内で保存してください。
保存は、横置き
ドン ペリニヨン ヴィンテージは水平に寝かせて保存します。ワインがコルクに接することで、乾燥を防ぎ、発砲性を長く保つことができます。
でもこれって、セラーがないと無理じゃない!?
そうなんです。これがドンペリのオフィシャルな保管のススメなので、これがベストなんですが、これが実現できるのって一般家庭でセラーがないと難しいのです。
となると、一般家庭でセラーがない場合はどうしたら良いか、次にまとめておきたいと思います。
一般家庭のドンペリの保存や保管方法!セラーはない!適切な環境は!?どこに置く!?
ドンペリの公式見解の保存方法は分かるけれど、自宅にセラーがない場合は、fa-lightbulb-o冷蔵庫の野菜室での保存・保管がベスト。ただし、冷蔵庫の場合は1ヶ月以内に飲みましょう。
理想論をいえば、ドンペリの保存・保管環境はメゾン(生産者)の地下貯蔵庫(カーヴ:蔵)により近づけるのがベストなんですよね。どんな場所かというと、下記のような環境。
- 直射日光や蛍光灯の当たらない場所
- 室温(12~16℃程度)で温度が一定に保たれる場所
- 湿度が60~80%程度の場所
- 振動のない場所
- 食品など強い臭いを持つものと一緒ではない場所
でもこのような条件が全て揃う場所は、一般家庭ではありません。
ではどうするかというと、長期保存はしなければOK!
ドンペリの公式サイトにも掲載されている、理想の保存環境が必要になるのは、長期保存をする場合なんですよね。なので、
飲むまでの短期間の保存・保管であれば、家庭内でこの条件に少しでも近い環境である、冷蔵庫保管で大丈夫。
ということで、次はドンペリの冷蔵庫での保存・保管方法について、簡単にまとめていきます。
ドンペリの冷蔵庫保管・保存方法!なぜ野菜室が良いの!?縦置き!?それとも横置き!?
fa-lightbulb-o短期間の保存であれば、冷蔵庫保存もOK!では、冷蔵庫でどうやって保存・保管するのかというと、下記の通り。
- ボトルを新聞紙にくるむ
- 冷蔵室よりも野菜室保存の方が良い
ボトルを新聞紙にくるんで入れると、紫外線や蛍光灯などによる劣化のリスクを出来る限り減らせます。
また、冷蔵庫保存においては、冷蔵室よりも野菜室が良いと言われています。なぜ野菜室が適しているのかと言うと、理由は下記2つ。
- 冷蔵室よりも野菜室の方が温度が高いから
- 冷蔵室よりも湿度を保てるから
シャンパンの保存において適温と言われているのは12-15℃(ドンペリでは12-16℃)程度ですが、冷蔵庫の冷蔵室はそれよりも大分低い。
冷蔵庫にもよりますが、冷蔵室は大体2~6℃くらい。シャンパンを保存・保管する環境としては温度が低すぎてしまうのです。
一方で、野菜室は、各種冷蔵庫によって異なりますが6~8℃程度と冷蔵室よりも温度がほんの少し高めに設定されている上、野菜の鮮度を保つために湿度を保てるようになっています。
ワインは一般的にコルクが乾燥しすぎると開けにくかったり、隙間が出来て過度な酸化に繋がる可能性があったり、他の食品の臭いが移ったりするリスクがあると言われています。
fa-lightbulb-oなので、シャンパンにとっては冷蔵室より野菜室の方が、適切な保存・保管環境にに近い。だからこそ、野菜室が良いと言われています。
でも、野菜室はいっぱいで入らない!どうすればいい!?
野菜室がいっぱいで入らない場合は、冷蔵室でも短期間であれば大丈夫。
ただ冷えすぎたままの長期保存は、ドンペリの長期冷蔵庫保存がNGな理由で伝えていますが、劣化のリスクがあるのでオススメしていません。
また、いわゆるキンキンに冷えた状態でグビグビと飲んでしまうとせっかくの香りや風味を感じられずに飲み終わってしまう可能性があるので要注意!
>>初めてのドンペリことドンペリニヨン、飲む前の注意書き3つ!その飲み方、損してない!?
冷蔵室で保管していた場合は、テーブルに出して、温度変化で変わっていくドンペリを楽しむためにも、ゆっくり時間をかけて飲むことをオススメします。
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ドンペリの保存・保管、立てて置く(縦置き)!?それとも寝かせて置く(横置き)!?
正直に言うと、シャンパン全般の保存において「縦置き」か「横置き」かは、意見が分かれています。縦置きの方がフレッシュさが残ると言わていたり、横置きの方が湿度が保たれて開けやすく、劣化を防ぐと言われていたり。
そんな中、ドンペリの場合は公式見解として、横置きが推奨されています。
ただ、この意見は全て、セラー保存・保管が前提にあります。よって、セラーがない場合は、そもそも長期保管はオススメできず、すぐに飲むのがオススメ。
そして、一般家庭でのすぐに飲むまでの短期間の保管ならば、縦置きでも横置きでも、保管できるスペースによって選んでOKです。
冷蔵庫保存のドンペリ、なぜ早く飲んだ方が良いの!?
ドンペリを冷蔵庫で保存・保管する場合、早めに飲むこと(1ヵ月以内)をオススメしています。というのも、シャンパンはワインの中で劣化しやすいと言われているんですよね。
セラーがなく、冷蔵庫で保存・保管した場合、高温多湿の日本の環境では一夏(ひとなつ)を越せないと言われています。
冷蔵庫は、開け閉めが多いので温度変化が激しく、一定の温度を保つことは困難。それに、様々な食品と一緒に保管する可能性もあるので、匂いも移りやすい。
そもそも、冷蔵庫の場合は、保存・保管の適温とされている温度よりも低い温度での保管になり、ドンペリ本来の酸や風味が損なわれる要因になります。
せっかくのドンペリ、楽しく飲めなければもったいない!だからこそ、ドンペリを冷蔵庫保存をする場合は、早めに飲むことをオススメしています。
特に日本の夏は保存・保管が大変。届いてから冷蔵庫で1週間程度は落ち着かせて、早めに飲みましょう!