ワインやシャンパンを探していると、同じ銘柄でも正規輸入品(正規品)、並行輸入品(並行品)の2種類あることに気づきます。
しかも、正規品と並行輸入品では多少の価格差もあるんですよね。
この、正規品、並行輸入品(並行品)とは何なのか!?どんな違いがあるのか!?
簡単にまとめておきたいと思います。
ワイン、シャンパンの正規輸入品(正規品)、並行輸入品(並行品)とは!?
fa-caret-right正規輸入品(正規品)とは、その名の通り正規のルートで輸入されれたワインやシャンパンということ。
例えば、ドンペリでいえば、正規輸入代理店はMHD(モエ ヘネシー ディアジオ)。よって、その販売元を通して輸入されたドンペリは正規品に該当します。
fa-caret-right一方で、並行輸入品(並行品)とは、正規ルート以外の個人や団体、組織で輸入されたワインやシャンパンを意味しています。
では、並行品と正規品の場合、具体的にどんな違いがあるのでしょうか。
ワインやシャンパン、正規輸入品(正規品)と並行輸入品(並行品)の違いとは!?
違いはズバリ、輸入における安全性や信頼性、商品供給や価格の安定性。
そして、これらの違いから、正規品と並行輸入品に価格差が生じます(正規品の方が高め)。
まず、ワインは劣化しやすいため、ワイナリーを出発してから輸送や保存・保管環境に配慮する必要があります。
特に国産以外の海外のワインやシャンパンとなると日本の一般消費者の手に渡るまでには、長い旅路を経ることになります。
その旅路の状況やルートが明確なのが、正規品。
トレサビリティといった商品履歴が明らかということですよね。つまり、正規品のシャンパンは、並行品に比べると安全性や信頼性が高いということ。
また、供給量においても正規品の場合は安定していて、価格が変動しにくい傾向にあります。
そもそも正規品は、正規代理店契約など、ビジネスにおいて明確化されていることが多いため、短いスパンでの供給量や価格の変動は起こりません。
では、並行輸入品や並行品は良くないの!?
これまでの内容から、並行輸入品や並行品は良くないという捉え方をしてしまいがちですが、実はそうではありません。
並行品や並行輸入品にはメリットもあるため、一概に悪いわけではないのです。
というのも、並行輸入品や並行品は、正規輸入品や正規品に比べると輸入におけるトレサビリティ(商品履歴)にバラツキがあったり、不明確さがあたったりするのみ。
よって、「輸入における環境や状況が悪い」と断言できるわけではありません。
並行品のワインの中には、正規ルートではないけれど、正規品と同じように輸送環境や保存・保管に配慮している可能性だってあるということ。
そういった、正規品と変わらない並行品のワインやシャンパンであれば、同品質のものが安く手に入るため、お得になるのです。
ただ、並行輸入品の場合は真逆の可能性もあります。偽物だと疑われるワインがその例ですね。
なので、並行品や並行輸入品が悪いというわけではないけれど、リスクがあるということです。
ギフトや贈り物は、正規品 or 並行品!?どっちが良い!?
ギフトや贈り物用のワインやシャンパンの場合、選ぶ目安は下記がオススメです。
- 正規品や正規輸入品がオススメなのは、「目上の方へのギフトや贈り物」など、「ギフトとしての失敗要素は出来るだけ避けたい」、「より安心・安全を優先したい」という場合。
- 並行品や並行輸入品がOKなのは、「予算優先の場合」や、万一のことがあっても「贈り先様との関係性に影響がない(身内や仲間内など)」という場合。
正規品と並行品、どちらにも安全性や信頼性、価格面においてメリットやデメリットがあります。
それを踏まえた上でどちらにするかを決めるのがオススメです。
それでは、また!