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シャンパンは全般的に、保存・保管の適温と飲んで楽しむための適温(飲み頃の温度)が違うのはご存知でしょうか!?
保存・保管の温度はどのシャンパンも同じなのですが(12℃前後)、飲み頃温度に関しては各シャンパンによって違いがあります。全般的なスタンダードでいうと、8℃前後が妥当だと思いますが、中には飲み頃温度を1℃と設定しているシャンパンブランドもあり、そういった特殊なシャンパンはボトルやラベルに記載があります。
では、ドンペリはどうなのか。ドンペリを含む高級シャンパンは、温度によって香味の違いが大きく出ます。つまり、温度が低すぎたり高すぎたりすると、ドンペリの魅力が引き出せないまま終わってしまう可能性があるということ。
実際に複数回ドンペリを飲んでいますが、経験談としても、ドンペリを美味しく飲むには飲み頃温度に意識を向ける必要があります。ということで、ドンペリの飲み頃温度について、まとめていきたいと思います。

ドンペリの保存・保管の適温は!?

はてな

ドンペリことドンぺリニヨンの保存・保管の適温は、12℃前後。これは、どのワインでも同じと言われていて若干の差はあれど、大体この前後で保管されるのが一般的です。温度幅としては10~15℃でしょうか。ただ、これまで実際に色々なセラーを見た中で、14・15℃で保管されているところは実際に見たことがありません。

では、12℃で保つにはどうしたら良いの!?

常に一定に保つにはワインセラーが必要になります。つまり、長期保管をする場合は、ワインセラーが必要とのこと。ワインセラーがない場合の短期保存・保管であれば、低温保存にになってしまいますが冷蔵庫でも問題なしです。

保存・保管方法の詳細は別記事でまとめています。>>ドンペリの自宅保存・保管方法!

ドンペリの飲みごろ温度とは!?

シャンパングラスに温度計

これまでの経験上、温度によって香味に差が出やすいのがドンペリを含む高級シャンパンでした。特にドンペリの場合は顕著に差が表れます。一方で、一般的なノン・ヴィンテージシャンパン(スタンダードなシャンパン)の場合は、温度の変化によってドンペリほど差が出ません。温度が変化しても香味特徴はある程度の一貫性が感じられるのです。

となると、ドンペリを含む高級シャンパンは飲み頃温度がとても重要ということになります。この温度を考えないで飲むと、魅力を感じられないまま終わるということが起きる可能性大。では、ドンペリの飲み頃温度はどのくらいなのかというと、

私がオススメしたいのが、なんと12~15℃。まさに保管・保存の温度帯なんです。

一般的にはかなり高めなんですが、もう少し詳しく言うと、是非ともかなり冷やした状態(6~8℃程度)から飲み始めてボトルをテーブルに出し、ゆっくり飲んで13~15℃程度になるまでの香味の変化を楽しんでもらいたいのです。この温度による変化こそが、一般消費者が楽しめるドンペリの魅力。>>シャンパン、温度によって味が変わる!?低めの温度と高めの温度で何が違うの!?

具体的には、しっかりと冷えた状態ではキリリとしてさほど香りが感じられなかったのが、温度が高くなるにつれ熟成感でまろやかを感じられ、どんどんと香りが開き複雑で華やかな香りが広がるのが分かります。

この温度変化による香味の違いがドンペリの醍醐味なんですが、残念なことに、キンキンに冷やして一気飲みしてしまい、15℃程度まで辿り着かないうちに空けてしまう方が多いのです。

では、飲み頃温度や温度変化を楽しむにはどのように温度コントロールすれば良いのでしょうか!?

飲み頃の温度にするにはどうすれば良い!?これ実はとても簡単!

抜栓したドンペリ

実はこれすごく簡単です。実際に私がやっていたことですが、飲む前に3時間以上冷蔵庫で冷やしておくと大体6℃程度になります。(時間は冷蔵庫により異なります。)

その状態から飲み始め、後はドンペリボトルをテーブルに置いてゆっくり飲むだけ

一般家庭で飲料の温度を測るための温度計を持っている人の方が稀(まれ)。いちいち温度を測っていたら、楽しめないという人の方が多いと思います。なので温度計などは必要なし。ただ単に、じっくりゆっくり、少しずつドンペリを飲めばOK。

そのうち、まろやかさや香りが豊かになってきたら、飲み頃の12~15℃程度にはなっています。ぬるすぎると感じたら、シャンパンクーラーなどで再度冷やせばOK。>>シャンパンクーラーとは!?

こんな風に、意外と飲み頃温度の調整は簡単です。発泡性ワインは飲みやすく、グビグビと飲んでしまいたい気持ちに駆られますが、そこは少し我慢。せっかくのドンペリ、魅力を引き出しましょう!

以上が、『ドンペリことドンペリニヨンの飲みごろ温度とは!?保存・保管温度と違うの!?』でした。

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