ドンペリロゼとロジャーグラートカヴァロゼ

「ドンペリに勝った」「ドンペリと間違われた」と噂されるロジャーグラート・カヴァ・ロゼ。本当にそんなにすごいの?ギフトにしても大丈夫?──気になって調べてみても、実際はどうなのか分からない…そう感じていませんか。

実際に飲み比べてみると、その差は明らかです。しかし、ドンペリとロジャーグラート・カヴァ・ロゼを同時に味わう機会はなかなかないんですよね。さらに、ドンペリの代わりとしてギフトに選ぶと、場合によっては失礼にあたる可能性も...。

この記事では、全日本ソムリエ連盟認定ソムリエであり、実際に両者を飲み比べた筆者が、香り・味わい・価格を含めた違いをわかりやすく解説します。

読み終えれば、ロジャーグラート・カヴァ・ロゼの本当の魅力と、どんなシーンにふさわしいか、そして失敗しない選び方まで分かりますよ!

結論|ロジャーグラート・カヴァ・ロゼは目先の美味しさでドンペリ・ロゼを上回る

ロジャーグラート カヴァ ロゼ

「ドンペリに勝った」という噂は本当なのか──。両者を同時に飲み比べた結果、「ロジャーグラート・カヴァ・ロゼは美味しく、ドンペリ・ロゼより美味しい」という意見にも頷けます。

ただし、この2本は全く別物で、唯一似ている点は“どちらもスパークリングワイン”であることでした。

ロジャーグラート・カヴァ・ロゼ(1千円台)は、価格帯からも分かる通り万人受けする味わいで、一口目から華やかで分かりやすい美味しさを感じられます。一方、ドンペリ・ロゼは価格帯からも万人受けとは逆の立ち位置。目先の美味しさを追わず、奥行きや余韻といった「跡を残す」個性に重点を置いたシャンパンです。

よって、一口目の印象や分かりやすさではロジャーグラートが勝る。しかし、飲んだ後の記憶や感情の余韻は、ドンペリ・ロゼの方が深く残ります

なぜ「ドンペリに勝った」と言われるのか

はてなマーク

ロジャーグラート・カヴァ・ロゼが「ドンペリに勝った」と言われるのは、ブラインドテイスティング(銘柄を隠された状態で試飲をすること)でドンペリ・ロゼより美味しいと評価した人がいたからです。価格差が大きいにもかかわらず、高級シャンパンと肩を並べる評価を受けたことで、一気に注目を集めました。

経緯とエピソード

本とメガネ

ロジャーグラート・カヴァ・ロゼが話題になったきっかけは、テレビ番組『芸能人格付けチェック』。この番組で、芸能人5名が高級シャンパン「ドンペリ・ロゼ 1975」とスパークリングワイン「ロジャーグラート・カヴァ・ロゼ」をブラインドで試飲しました。結果は5人中3人がロジャーグラートをドンペリと勘違い。

この出来事はメディアで拡散され、「ドンペリに間違われた」「ドンペリより美味しいと言われた」「ドンペリに勝ったスパークリングワイン」というということで、瞬く間に広まりました。価格差は20倍以上。

そんな大きな差がある2本で、格安のロジャーグラートが高級シャンパンを上回った評価を受けたことが、最大の話題となったのです。

一口目で美味しいと感じさせる理由

ロゼシャンパン

ロジャーグラート・カヴァ・ロゼは、スペイン産カヴァの中でも華やかさを重視した設計が特徴です。苺やラズベリーのようなフルーティーな香りと、ほのかな甘み、そして爽やかな酸味が一口目から強く感じられます。

この“わかりやすい美味しさ”は、ワイン初心者やシャンパンに慣れていない人でも瞬時に好印象を持ちやすいポイントです。

一方、ドンペリ・ロゼは構造が複雑で、香りや味の変化を時間とともに楽しむタイプ。そのため、初めて飲む人にとっては一口目のインパクトが控えめに感じられることがあります。

この「最初の印象の差」が、「ロジャーグラートがドンペリに勝った」という評価につながっています。

「高価=美味しい」という固定概念との関係

ドンペリ ロゼ

多くの人は「高級シャンパン=必ず美味しい」という先入観を持っています。しかし実際には、シャンパンの場合は価格と美味しさは比例しません

価格が高いからといって、誰にとっても“分かりやすく美味しい”とは限らないんですよね。これまでドンペリを何度も飲んできて分かることは、ドンペリはそんな高級シャンパンの代表格です。

この背景や、なぜ高級シャンパンでも「美味しくない」と感じる人がいるのかについては、別記事「ドンペリはなぜ美味しくないと言われるのか?」で詳しく解説しています。

▶ ドンペリ、なぜ美味しくないの?理由とは!?

ロジャーグラート・カヴァ・ロゼとは?

ロジャーグラート カヴァ ロゼ

ロジャーグラート・カヴァ・ロゼは、スペイン・カタルーニャ地方で造られる瓶内二次発酵(シャンパンと同じ製法)のスパークリングワイン。手頃な価格ながら華やかな香りと鮮やかなロゼ色を持ち、ギフトやパーティーでも映える一本として人気があります。

なお、ロジャーグラート・カヴァ ロゼは、フランスのシャンパーニュ地方で造られるシャンパンではないので注意が必要です。

スペイン発の高級カヴァ

ロジャーグラートカヴァ

ロジャーグラート社は、1882年創業の老舗ワイナリー。スペイン北東部、バルセロナ近郊のペネデス地方に本拠地を構えています。

カヴァはスペイン版シャンパンとも呼ばれ、シャンパーニュ地方と同じ瓶内二次発酵(トラディショナル方式)で造られるのが特徴。ロジャーグラートはその中でも高品質カヴァの代表格とされ、国際的に数多くの受賞歴があります。

使用ブドウ品種と製法

ぶどう畑

ロジャーグラート・カヴァ・ロゼには、スペイン固有品種ガルナッチャ(グルナッシュ)やモナストレル、フランス系のピノ・ノワールなどが使われます。

完熟したぶどうを低温で発酵させ、果皮と接触させることで美しいバラ色・鮮やかなピンク色に仕上げます。その後、瓶詰めして12~18ヶ月(一部商品は最低9か月以上)熟成されます。赤系果実やバラのような香りが特徴的です。

価格帯と入手方法

天秤

ロジャーグラート・カヴァ・ロゼの魅力のひとつは圧倒的なコストパフォーマンスです。

一般的な販売価格は1,000円台後半〜3,000円前後で、スーパーや百貨店のワイン売場、専門店のほか、大手通販サイト(楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピングなど)でも手に入ります。特に通販では化粧箱入りやセット販売もあり、ギフト用途にも対応可能です。

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ドンペリ・ロゼとの違い

ドンペリロゼとロジャーグラートロゼ

ドンペリ・ロゼとロジャーグラート・カヴァ・ロゼは、見た目やカテゴリーこそ「スパークリングワイン」という共通点がありますが、実際は全く別物です。

一口目の印象ではロジャーグラートが勝ることもありますが、長い余韻や感情を揺さぶる体験はドンペリならではの魅力です。ここでは、味や香り、見た目、価格、そして実際に飲み比べた体験談を交えて解説します。

味と香りの比較

ドンペリロゼとロジャグラロゼ

ロジャーグラート・カヴァ・ロゼは、苺やラズベリーのようなフルーティーな香りと、程よい酸味・やわらかな甘みが特徴。飲んだ瞬間に「美味しい!」と感じやすく、誰にでも好まれやすい味わいです。

一方、ドンペリ・ロゼは奥行きのある香りと複雑な味の変化が魅力。時間とともにニュアンスが広がり、熟成由来の深みを楽しめます。目先の甘さや果実味で勝負するのではなく、余韻やバランスで心に残るタイプです。

色・泡立ち・見た目

以下は、実際に筆者が飲み比べた際の画像です。ロジャーグラート(画像左)はバラ色で鮮やかなピンクの色合い。泡はきめ細やかで勢いがあり、グラスに注いだ瞬間から場を盛り上げます。

ピンドンロゼとロジャーグラートロゼ

ドンペリ・ロゼ(画像右)は長期熟成からくる輝きのあるオレンジがかったピンク色で、泡はより繊細で長く続きます。見た目にも高級感が漂い、特別感のある佇まいです。

価格差とコスパ

天秤

ロジャーグラート・カヴァ・ロゼは1,000円台後半〜3,000円程度と非常に手頃。この価格で楽しめる品質としては高く、日常使いやカジュアルなギフトにも最適です。

一方、ドンペリ・ロゼは近年の価格高騰もあり、5万円前後が相場。コスパだけで見れば手が届きにくい存在ですが、高級シャンパン特有の“個性”や“記憶に残る体験”に価値を見出すタイプです。

実飲レポート|飲み比べて分かったこと

ドンペリロゼとロジャグラロゼ

実際に両者を同条件で飲み比べてみると、一口目の印象ではロジャーグラートが勝る場面があります。華やかな香りと果実味で、初心者でもすぐに「美味しい」と感じられるからです。

しかし、時間が経つにつれてドンペリの真価が現れます。1口目を飲んだ瞬間の強烈なインパクトはないものの、香りや味の変化、余韻の長さが感情を動かし、飲み終わった後も記憶に残る体験となります。

ロジャーグラートはその瞬間を楽しむワイン、ドンペリ・ロゼは記憶に刻まれるワイン――そんな対比が最も的確かもしれません。

以上の比較ポイントを、分かりやすく表にまとめました。価格欄からは最新の通販価格もご確認いただけます。

項目 ロジャーグラート・カヴァ・ロゼ ドンペリ・ロゼ
味と香りの比較 苺・ラズベリー系の華やかな香り。わかりやすい果実味で一口目から「美味しい」。 複雑で奥行きのある香り。時間とともに変化し、余韻が長い。
色・泡立ち・見た目 鮮やかなピンク。泡はきめ細かく勢いあり、場が華やぐ。 オレンジがかった上品なピンク。泡はより繊細で持続。
価格差とコスパ 約1,000円台後半〜3,000円。日常使い・カジュアルギフト向き。
Amazonの価格相場
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約5万円前後。価格より“体験価値・個性”に重き。
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実飲レポート 瞬間的な満足感が高い。“その場が盛り上がる”タイプ。 感情と記憶に残る体験。“後から効いてくる”タイプ。

※各項目の詳細はリンク先(本文の該当セクション)で解説しています。

おすすめのシーンと飲み方

ロジャーグラート・カヴァ・ロゼとドンペリ・ロゼは、それぞれにふさわしい場面や飲み方があります。カジュアルに楽しむ日常シーンから、人生の節目となるような特別な瞬間まで、違いを比較表にまとめました。

シーン・目的 ロジャーグラート・カヴァ・ロゼ ドンペリ・ロゼ
ギフト 予算3,000円前後で喜ばれるカジュアルギフト。気軽な手土産にも。 「ここぞ」という大切な贈り物に最適。高級感と記憶に残る体験を提供。
パーティー カジュアルなホームパーティなどに最適。グビグビ飲んでも負担にならない価格。 落ち着いた雰囲気の食事会や特別な祝宴向け。少人数でゆっくり味わうことで価値を見出せる。
日常使い 喉の渇きを癒したいときや、料理と一緒に気軽に楽しむ。 日常的に飲むのは不向き。喉の渇きを潤すために飲むと価値を感じにくい。

ギフトでの使い方と注意点

ラッピング

ギフト選びでは、ロジャーグラート・カヴァ・ロゼを「ドンペリ・ロゼの代わり」として贈るのはNGです。両者は価格もブランド価値も全く異なり、ドンペリ ロゼの代替品にはならないため、ドンペリ ロゼの代替品として贈ると失礼にあたる可能性があります。

ロジャーグラート・カヴァ・ロゼは、あくまでカジュアルギフトや気軽な手土産向き。予算3,000円以内で選べる中では味わいの完成度が高く、喜ばれやすい一本です。

ドンペリ・ロゼは、結婚祝い・節目の記念日・重要な取引先への贈答など、「ここぞ」という大切な瞬間にふさわしい特別なギフト。高級感と記憶に残る体験を贈ることができます。

パーティーでの使い方

パーティ

ドンペリ・ロゼは、落ち着いた雰囲気のパーティーや特別な食事会で、ゆっくり時間をかけて味わうのがおすすめ。少人数で静かに向き合いながら飲むことで、香りや味の変化、余韻の長さを存分に感じられます。

一方、ロジャーグラート・カヴァ・ロゼは、立食パーティーやカジュアルなホームパーティーにぴったり。フルーティーで分かりやすい味わいは、スパークリングワイン初心者にも好まれ、価格的にも複数本用意しやすいのが魅力です。

どこで買える?お得な入手先

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ドンペリ・ロゼとロジャーグラート・カヴァ・ロゼは、どちらも通販・実店舗の両方で購入可能です。ここでは、それぞれの入手先の特徴やメリットを整理し、用途やシーンに合わせた選び方を解説します。

入手先 メリット デメリット おすすめシーン
通販(楽天・Amazon・Yahoo!) 価格比較がしやすく、ポイント還元やセールでお得。
ラッピング対応店舗も多く、自宅や贈り先様まで配送可能。
実物を見られない。
配送日数がかかる場合あり。
事前に準備できるギフトやパーティー、複数本のまとめ買い。化粧箱付きやセット品など選べる。
実店舗(百貨店・酒販店) 実物を手に取って確認できる。 価格は通販より高め。
店舗によっては在庫が限られる。
スーパーなどではラピング対応が期待できない場合もあり。
急ぎの贈り物や、品質を自分の目で確かめたいとき。

通販(楽天・Amazon・Yahoo!)

ロジャーグラート・カヴァ・ロゼもドンペリ・ロゼも、通販なら在庫や価格を比較しながら購入できます。特に楽天市場やAmazon、Yahoo!ショッピングは取扱店舗が多く、キャンペーンやポイント還元を活用すればお得に入手可能です。

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楽天でチェック

通販購入のメリットは、自宅まで配送してもらえるだけでなく、ラッピングやメッセージカードに対応している店舗を選べる点。特にギフト利用の場合は、商品ページでラッピング対応可否や発送までの日数を確認しましょう。

実店舗

気付きマーク

ドンペリ・ロゼは百貨店の酒売り場や大手酒屋さんや大手ワインショップで取り扱いがあります。実物を手に取って確認でき、スタッフに相談できるのは大きなメリットです。

ロジャーグラート・カヴァ・ロゼはスーパーや酒量販店でも比較的見かけやすく、日常用としては買いやすいですが、ギフト利用の場合は包装のクオリティや保管環境(冷暗所・温度管理)にも注意が必要です。

筆者は、このラッピングにおいて実際に失敗した経験あり。

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大手スーパーでスパークリングワインをギフト包装してもらった際、店員さんがワインに不慣れだったため、ボトルを紙で直包みされてしまい、しかも紙が破れてしまうという残念な結果に。店側としてもそれ以上の対応ができないということで、ギフトとしては失敗談となりました。

こうした失敗を避けるためにも、ギフト利用においては、ラッピング経験の豊富な百貨店や大手酒屋、ネット通販を選ぶのがおすすめです。

まとめ|用途に合わせてベストな1本を選ぼう

ドンペリロゼとロジャーグラートカヴァロゼ

ロジャーグラート・カヴァ・ロゼは、1,000円台後半から購入できる高コスパなスパークリングワイン。予算3,000円あれば十分に楽しめ、フルーティーで飲みやすく、カジュアルなパーティーや気軽な手土産に最適です。

一方、ドンペリ・ロゼは5万円前後の高級シャンパン。落ち着いた雰囲気でじっくり味わうことで、その複雑な香りと長い余韻を最大限楽しめます。大切な節目のギフトや特別な席にこそふさわしい1本です。

用途や予算に合わせて、最もふさわしい1本を選びましょう!

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