「夜のサービス業におけるシャンパンの価格は高い」、そんなイメージがある方は多いのではないでしょうか。高級クラブやキャバクラでシャンパンを入れるとホステスさんやキャストの女性が喜ぶというような映像もメディアを通してよく目にしますよね。そしてある意味、お客さん側としてはシャンパンを入れることでステータスを感じることが出来ます。
そんなシャンパン、せっかくなら入れてみたい、オーダーしてみたいと思うのは当然のこと。でも気になるのが、シャンパンの価格や値段。ということで、今回は、クラブやラウンジ、キャバクラにおけるシャンパンの価格や値段を調べてみました。
クラブ、ラウンジ、キャバクラの違いをおさらい!
先に「クラブ」、「ラウンジ」、「キャバクラ」の違いについて簡単におさらいしておきましょう。
「クラブ」とは!?どんなところ!?
クラブは、大人の社交場と言われ、落ち着いた時間を過ごすことが出来る場所。接待など社用に使うことも想定されています。ママがいるところが多く、ママを筆頭にホステスさんが在籍するため、長きにわたって親しみやすく繋がりが深くなる傾向にあります。
クラブの場合、ホステスさんの指名は、永久指名のところが多く、1度指名したら変えることは原則出来ません。
料金はというと、基本料金として席代がかかるのが一般的。この席代がクラブによって大きな差があり、5万円からというところもあれば、1万円のところも。それ以外に別途オーダーしたドリンク代、や各種チャージ(テーブルチャージ、ボーイチャージ、タイムチャージなど)がお店ごとの基準で加わるイメージです。時間はというと、制限を設けてないところが多いものの、暗黙の了解で長居はご法度とされます。
銀座や北新地の高級クラブは有名で、クラブの中でも格式がグンと高くなり、会員制のところが多くなります。要は紹介以外は一元さんお断りということですね。だからこそ、「行ってみたい」と好奇心が増しますが、その分お財布の厚みや心構えも必要になりますね。
「キャバクラ」とは!?どんなところ!?
キャバクラは、ワイワイと気軽に楽しく過ごせる場。キャバクラにはママはおらず、入店ごとにキャストの女性を指名することが出来ます。お客さん側からすれば、ある意味気楽ですね。また、キャストの女性の年齢層は、クラブ、ラウンジに比べると低い傾向にあります。
料金はというと、キャバクラはセット料金(60分8000円など)といって時間単位で料金がかかるのが基本。その間は、限られたお酒が飲み放題。追加でドリンクをオーダーする場合は別途料金がかかることになります。もちろん、シャンパンは追加オーダーに該当します。
「ラウンジ」とは!?どんなところ!?
ラウンジは、クラブと同じように落ち着いた時間を過ごせる場。ラウンジという言葉から連想できるように、広めでゆったりとした空間であることが特徴。
料金体系や指名制度についてうは、キャバクラ寄りのところもあれば、クラブ寄りのところがあり、お店によって差があります。
最後にクラブ、キャバクラ、ラウンジ全てにおいて共通するのが、税金以外に30~50%のサービス料がかかるということ。このサービス料の存在を忘れていると、お会計時に思わず焦ってしまうかも!?
「クラブ」や「ラウンジ」、「キャバクラ」のシャンパンの価格!比較表!
ここでは、シャンパンランクでいう最も一般的なノン・ヴィンテージシャンパンの価格と、誰もが知るような高級シャンパンの価格を比較しています。価格は、実際のクラブ、キャバクラ、ラウンジのメニューから調べたものですが、この結果に驚く方も多いはず。*同じ”クラブ”や”ラウンジ”、”キャバクラ”でも価格差があるため、価格を確約するものではありません。あくまで参考程度にご覧ください。
fa-lightbulb-oまずは、高級シャンパンの価格を比較してみましょう。ここでは、高級シャンパンの代名詞でもある”ドンペリ白”と”クリュッグ”の価格を比較してみました。
シャンパン銘柄 | 高級クラブB
(銀座) |
クラブA
(銀座) |
ラウンジ
(銀座) |
キャバクラA
(新宿) |
キャバクラB
(新宿) |
クリュッグ白 | 6.5万円 | 7.5万円 | 3.5万円 | 8万円 | 5.25万円 |
ドンペリ 白 | 5万円 | 5.5万円 | 3万円 | 6万円 | 4.2万円 |
まず驚くことに、同じ銘柄の高級シャンパンであってもお店によってかなりの価格差があることが分かります。そして、結果的に、高級シャンパンの価格面ではラウンジが最もリーズナブルでした。
想定外だったのが高級クラブやクラブよりも、キャバクラの方が高級シャンパンが高価ということ。高級クラブやクラブの方が高価だと思っていた方、多いのではないでしょうか。この結果を見ると、「高級クラブの方がトータルコストも実は安いのでは!?」と感じてしまうかもしれません。→銀座のクラブの方が安いのでは!?この考えには要注意!
fa-lightbulb-oでは次に、シャンパンランクでいう、最も一般的なノン・ヴィンテージシャンパンを比較してみましょう。
シャンパン銘柄 | 高級クラブB
(銀座) |
クラブA
(銀座) |
ラウンジ
(銀座) |
キャバクラA
(新宿) |
キャバクラB
(新宿) |
モエエシャンドン 白 | 不明 | 2.5万円 | 1.5万円 | 2万円 | 2.1万円 |
ヴーヴクリコ 白 | 不明 | 2万円 | 1.5万円 | 3万円 | 2.8万円 |
高級クラブの場合、会員制ということもありそもそもメニュー表がほとんど公開されていないため、ノン・ヴィンテージシャンパンの価格については把握できませんでしたが、ノン・ヴィンテージシャンパンの場合は”クラブ”、”キャバクラ”ともにお店によって差はあるものの同じような価格設定という印象を受けます。ここでも”ラウンジ”が最もリーズナブルでした。
自分でシャンパンを購入した場合の価格差は!?違いはどれくらい!?
では、お店でシャンパンを入れるのではなく、自分で購入した場合の価格や値段はいくらなのでしょうか!?早速比べてみましょう。
fa-lightbulb-oまずは、高級シャンパン「クリュッグ」から。クリュッグのクラブ、ラウンジ、キャバクラの価格は下記の通りでした。
シャンパン銘柄 | 高級クラブB
(銀座) |
クラブA
(銀座) |
ラウンジ
(銀座) |
キャバクラA
(新宿) |
キャバクラB
(新宿) |
クリュッグ白 | 6.5万円 | 7.5万円 | 3.5万円 | 8万円 | 5.25万円 |
そのクリュッグを自分で購入すると、下記の通り。ラウンジを除いては、1/2~1/3の価格で購入可能ということが分かります。
続いては、ドンペリですが、クラブ、ラウンジ、キャバクラの価格は下記の通りでした。
シャンパン銘柄 | 高級クラブB
(銀座) |
クラブA
(銀座) |
ラウンジ
(銀座) |
キャバクラA
(新宿) |
キャバクラB
(新宿) |
ドンペリ 白 | 5万円 | 5.5万円 | 3万円 | 6万円 | 4.2万円 |
そのドンペリを自分で購入すると、下記の通り。こちらもラウンジを除いては、1/2~1/3以下の価格で購入可能ということが分かります。
fa-lightbulb-oでは、高級シャンパンではなく、ごく一般的なノン・ヴィンテージシャンパンの価格差はどうでしょうか。まず、「モエ・エ・シャンドン」というシャンパンのクラブ、ラウンジ、キャバクラの価格は下記の通り。
シャンパン銘柄 | 高級クラブB
(銀座) |
クラブA
(銀座) |
ラウンジ
(銀座) |
キャバクラA
(新宿) |
キャバクラB
(新宿) |
モエエシャンドン 白 | 不明 | 2.5万円 | 1.5万円 | 2万円 | 2.1万円 |
このモエ・エ・シャンドンを自分で購入すると、下記の通りびっくり。1/3~1/6の価格で購入することが出来ます。
では、ヴーヴ・クリコはどうかというと、クラブ、ラウンジ、キャバクラの価格は下記の通りでした。
シャンパン銘柄 | 高級クラブB
(銀座) |
クラブA
(銀座) |
ラウンジ
(銀座) |
キャバクラA
(新宿) |
キャバクラB
(新宿) |
ヴーヴクリコ 白 | 不明 | 2万円 | 1.5万円 | 3万円 | 2.8万円 |
この”ヴーヴ・クリコ”を自分で購入すると下記の通り。1/2~1/5の価格で購入することが出来ます。
これらをまとめると、当然ながら、クラブ、ラウンジ、キャバクラのシャンパン価格は、自分で購入するよりも割高。特に、高級シャンパンよりも、一般的なノン・ヴィンテージシャンパンの方が価格差が大きい傾向にあることが分かりました。
銀座のクラブの方が安いのでは!?この考えには要注意!
さきほどのシャンパン価格の比較表を見ると、「あれ?高級クラブの方が実は安いのでは!?」と思いますよね。好奇心も相まって「銀座の高級クラブの方が結果的にリーズナブル」と考えてしまいそうですが・・。この考えに注意が必要です。
他のお店に比べて、割安や同等というのはドンリンク代であるシャンパンの価格のみのこと。クラブ、ラウンジ、キャバクラの違いでもお伝えした通り、料金システムには違いや差があり、クラブの場合は、席代の他にも様々なチャージ料金がお店によって追加されます。例えば、ボーイチャージ、テーブルチャージ、タイムチャージなど。高級クラブともなれば、席代だけで、○万円。しかも、長居はご法度なので、短時間でそのお値段となるわけです。
時間とコストをトータル的に考えると、どう考えても高級クラブの方がトータルコストは高い傾向にあるなのです。ただ、リーズナブルをコンセプトにしている銀座のクラブであれば、一部の”キャバクラ”よりも割安のところがあるかもしれません。
いずれにせよ、同じクラブ、ラウンジ、キャバクラでも、基本料金やドリンク代やシステムなど、お店によってかなり差があります。財布が厚い場合は関係ないかもしれませんが、予算に限りがある場合は、価格が明確に公表されているところを選ぶのが無難。現にネット上で公開しているお店も多々あるため、そういったお店を選べばトータルコストの目安がつくので安心です。
せっかく行くなら、シャンパンを入れて楽しく心地よい一時を過ごしたいですよね。シャンパンと共に素敵な夜を!
それでは、また!
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