泡

「一番搾り」と言えば、有名なのがキリンさんのビールですよね。

そもそもこのビールの一番搾りって、一番搾りの麦汁のみを使って造られたビールのこと。この一番搾りのビール、「旨い」に尽きるのですが、実はシャンパンにもこの「一番搾り」があります

シャンパンの「一番搾り」とは!?

はてな

シャンパンの「一番搾り」は、ブドウ果汁の一番搾りのみを使って造られるシャンパンのこと。

ビールの原料は麦なので麦汁が使われますが、シャンパンの場合はワインなのでブドウが原料。よって、ワインの一番搾りと言えば、一番搾りのブドウ果汁が使われいているということになります。

そして、その一番搾り果汁のことは、「ラ キュヴェ」、「テート ド キュヴェ」などと呼ばれています。

シャンパンの「一番搾り」、種類例!

シャンパンの一番搾り、(一番搾りのみを使って造られるシャンパン)はごく一部。いくつか紹介しておきましょう。

まずは、有名どころのシャンパンで言えば、シャンパンの歴史に欠かせない下記の「ヴーヴ・クリコ」。

味わいを思い出して、「あぁ、なるほど。」と頷いてしまう方もいるのではないでしょうか。

 

次に、「ジャクソン」。

こちらも、シャンパンの歴史上欠かせないブランドであり、2002年度にソムリエが選ぶ世界No.1に選ばれた実績を持つシャンパンハウス。

最高のキュヴェを造るのをポリシーに掲げる、実力派生産者のシャンパン。

 

 

そして、下記の「ポル・ロジェ」。

英国王室御用達として有名なシャンパンです。

 

 

これらのシャンパンは「一番搾り」シャンパンの一部ですが、どれも人気が高いもの。個人的に飲んだ感想としては、最初の一口目から「美味しい」と感じられるシャンパンなんですよね。

つまり、シャンパンの一番搾り、実は美味しいシャンパンに出会いたい方にとっては、選ぶ目安になるのです。

シャンパンの「一番搾り」、美味しいの!?味はどう!?

ブルーノパイヤール ロゼ

シャンパンの「一番搾り」、ビールの一番搾りと同様に果汁の凝縮感があるものが多く、濃い味わいが多いです。

そうなるとやはり、シンプルに「旨い」、「美味しい」そう感じやすいんですよね。

簡単に例えると、100%果汁のオレンジジュースと、30%果汁が使われたオレンジジュース、どちらが美味しく感じるかということ。100%果汁の方が美味しいと感じる方にとっては、シャンパンの一番搾りは、「美味しい」と感じる可能性が大きいです。

なので、シンプルなシャンパンを味わいたい方や手っ取り早く美味しいシャンパンに出会いたい方、そしてワイン初心者の方には「一番搾り」はオススメです。

1度は飲んだ方が良い!オススメの「一番搾り」のシャンパン3本!

ヴーヴクリコ

「一番搾り」果汁のみを使ったシャンパンで、オススメを挙げるとしたら下記3本。

自然派でもそうなのですが、一番搾りのシャンパンには、シンプルさが魅力としてあります。

ただ、そのシンプルさは美味しさが分かりやすい一方で、シンプルであるが故にワインの魅力である奥深さや複雑さが感じられないものも中にはあると言われています。

でも、下記に紹介する3本は、シンプルさのデメリットが感じられず、「一番搾り」のメリットを生かしつつも奥深さを感じられる、そんなシャンパン。

美味しさと共に、心を動かされる、そんな一番搾りのシャンパンたちです。

ヴーヴ・クリコ イエローラベル

紹介する3本の中では、最も有名なシャンパン。

果実味がしっかりと感じられるシャンパンで、一口目から「美味しさ」を感じやすいです。

そして、美味しさだけではなく、寄り添ってくれるような、温かく包み込んでくれるような感情とも出会えるかもしれません

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ブルーノパイヤール ロゼ

オレンジがかったピンクが鮮やかな、極辛口のロゼシャンパン。

生産者は家族経営を貫く、ブルーノパイヤール。シャンパン本来の味わいを重要視する生産者が造る、一番搾りのロゼシャンパン。

まろやかで上品、上品で魅力的な女性が颯爽と歩いている、そんな感覚に陥るロゼシャンパンです。

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テタンジェ コントドシャンパーニュ

有名シャンパンブランド、テタンジェの最高級ランクのシャンパン。

厳選された白ブドウ(シャルドネ)の一番搾りのみを使っています。まるで高貴な晩餐会に招かれたような華やかさの中に、親しみやすさや陽気さがある1本。

高級シャンパンの中には、気難しさや飲み手を選ぶものもある中、このシャンパンは高貴であるにも関わらず、どんな人でも歓待してくれる親しみやすさがあります。

美味しいだけでは表現できない、感動をも引き起こしてくれる高級シャンパンです。

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「一番搾り」がどれだけ凄いのかを知る、工場見学のススメ!

「一番搾り」は別格。そう言われても、今イチピンと来ないのは「一番搾り」とそれ以外のものとの違いを経験(試飲)したことがないからなんですよね。

でも、試飲すると分かるのですが、「一番搾り」って本当に別格です。

でも、シャンパン造りに使われるブドウ果汁の一番搾りを試飲するには、フランスのシャンパーニュ地方に行かないと経験できないですよね。そんな遠いところにはなかなか行けません。

ならば、別の「一番搾り」を経験してみたら良いのです。

そこでオススメなのが、「一番搾り」ビールを醸造しているキリンさんの工場見学。

上記:KIRIN公式サイト画像引用

キリンさんのが生産するビール「一番搾り」は、一番搾り麦汁のみを使って造られています。ブドウ果汁と麦汁は異なりますが、「一番搾り」がどれだけ凄いのかは、ビールの一番搾りからも分かります。

私が行ったのは横浜工場の見学でしたが、ビールといえども、アルコールと炭酸ガスが発生する過程などは発泡性ワインの醸造に通じるものがあってとても面白いし、なにより麦汁の「一番搾り」を試飲できるんですよね。

私が行った際は、二番搾りの麦汁と一番搾りの麦汁の2つを同時に試飲することできたのですが、その違いに衝撃を受けました。「一番搾り」麦汁の方が凝縮感があって濃く、美味しいのです。

つまり、キリンさんの工場見学に行くことで「一番搾り」の凄さを知ることが出来るということ。是非、オススメ。

ちなみに、この工場見学、無料の上に、最後にはビールの試飲(3杯まで)&おつまみが用意されていてかなりお得でした。遊び感覚で楽しむことができる上、「一番搾り」の特別感が分かります。

時期によって工場見学の有無や条件は違うかもしれませんが、キリンさんの工場見学オススメです。

 

もうすでに「一番搾り」のシャンパンを飲んでいませんか!?

凝縮感がある、濃くて「美味しい」、そう感じるシャンパンがあったら、もしかすると「一番搾り」のシャンパンかもしれません。

ワインとビール、全く別のお酒ではありますが、どちらかを知れば、一方に繋がる側面があります。面白いですよね。

それでは、また!

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