気球を飛ばす場面

シャンパンの歴史を見ると、シャンパンは、『失敗』とはとても縁が深いことが分かります。

『シャンパン』について知れば知るほど『シャンパン』は、『失敗の産物』であるとつくづく感じます。ということで今回は、『失敗』の産物である『シャンパン』がどう成功を見出したのか、まとめておきたいと思います。

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失敗の逆手を取って大成功した、シャンパン!

ランソン

発泡性ワインはそもそも最初はワインの失敗作だった!

泡

そもそもシャンパンとは、スパークリングワインの一種で、フランスのシャンパーニュ地方の特定地域でのみ造られる発泡性ワインのこと。>>10の特徴で解説!シャンパンとスパークリングワイン、ここが違う!

でも実は、シャンパンが造られる前は、シャンパーニュ地方では発泡性ではなく発泡しないワイン(赤ワインや白ワイン) が造られていました。それがその当時のワインとしてのあるべき姿だったんですよね。ただ、シャンパ―ニュ地方はフランスの北東に位置していることからワイン造り(ブドウ栽培)は決して気候面で恵まれているとは言えない地域。ワイン造りは簡単ではありませんでした。

どういうことかというと、シャンパーニュ地方は冬になると10度以下になることもあり、それが原因でワインの発酵が途中で止まってしまうのです。そして発酵が止まっていたワインが春になり、温かくなるとまた発酵が始まりまります。これは赤ワインや白ワインにとってデメリット、なぜなら二次発酵をしてしまうことになり発泡につながるからです。

当時は、普通の赤・白ワイン(スティルワイン)がスタンダード。そう考えると、シャンパーニュ地方はワイン造りは恵まれず、ワインが発泡してしまうという失敗のリスクが高いということになります。でもこの状態こそがシャンパンの起源。シャンパーニュ地方の特性が偶然にもシャンパンの製造方法の特徴でもある二次発酵に繋がり、発泡性ワインの道へと繋がりました。>>もう難しくない!シャンパンの製造手順まとめ!

でも当初は、発泡性ワインはただの『失敗作』ですよね。

そもそも、ワインが発泡する概念がなかったわけで、発泡性ワインが『失敗作のワイン』という認識を受けるのは当然です。さらに、シャンパーニュ地方のワインは、気候の関係もあり、フランスの他の地域のワイン(例えば、ブルゴーニュやボルドー)には到底勝てませんでした。いわゆる競合相手に太刀打ちできないのです。そうなると、太刀打ちできないところでいくら勝負しても、求めている成功や成果はなかなか出ません。

でも、シャンパーニュ地方のワインはその後、爆発的な飛躍を見せ、世界において発泡性ワインとして不動のトップを走り続けています

一体何をどうしたのでしょうか!?

特性に注目し、その特性を生かすことに目を付け飛躍したのが、シャンパン!

前にもお伝えした通り、シャンパーニュ地方のブドウは、安定したブドウ栽培において環境面から困難を抱えてました。そして、ワイン造りにおいても、冬の寒さから、偶然にもワインが発泡してしまうという現象がありました。

<シャンパーニュ地方のワイン造りの弱み>

  • ブドウの品質が不安定
  • ワインが発泡してしまう

でも、生産者はこの2点の弱みを受け入れるのではなく、注目していきます。

普通なら、この状況で失敗が続けば、「うちは環境が悪いからうまくできない!」、「あっち(おいしいワインが造れる地域)はいいよなぁ、環境に恵まれてラッキーだよな。」と、愚痴をこぼして諦めそうですがそうはしなかったということ。

『発泡するワイン』という、偶然に見つけ出した特性に生産者は注目しました。あえて、「失敗」の部分に「チャンス」を見出したのです。

そして、『いかに、発泡性のおいしいワインを造ることが出来るか』という部分に焦点を当て、ブドウの品質が不安定な部分をどう解決していくかに力を注ぎました。それで、生み出されたシャンパン造りにおける手法が『ブレンド(アサンブラージュ)』です。

良いブドウがなかなか造れなかったシャンパーニュ地方は、収穫年毎、畑毎、ブドウ品種毎などに細かく分けてまずはワインを造り、それをブレンドすることで、安定した品質のワインを造る方法を取り入れています。

つまり、ブドウが不作の年でも、多数のワイン(収穫年毎、畑毎、ブドウ品種毎などのワイン)とのブレンドで品質の良いワインに仕上げることが出来るということ。このブレンドという技術で、シャンパーニュ地方のワインの弱みである、品質の不安定さをカバーすることが出来るようになったのです。

これらのことから、『質がよく安定した発泡性ワイン』造りに成功。「シャンパン」という発泡性ワインが誕生し、その味が多くの人々を魅了した結果、現在の人気に至っています。

最後に余談ですが、ドンペリを含むヴィンテージシャンパンは、決まった単一年のブドウのみで造られており、品質の安定において通常のスタンダードシャンパン(ノン・ヴィンテージシャンパン)より醸造のハードルが上がります。なので、ヴィンテージシャンパンのばあいはブドウが不作の年は生産はされません。だからこそ高価といえます。

これらのことから、分かることがあります。それが次の通り。

『弱み』にこそ、『本来の強み』が隠れている!?

ポルロジェロゼ

こんな風にシャンパンの歴史を探ってみると、『弱みこそ本来の強味』、『弱みや失敗と周りが認識するところに、ビジネスチャンスや飛躍するチャンスがある』というような成功哲学が見えてきます。

「環境が悪いからおいしいワインは出来ない、おいしいワインが造れる地域はいいよな~」と弱みを受け入れ、諦めていたら、そもそも『シャンパン』は存在しなかったんですよね。

そう考えると、やはり『シャンパン』は、『失敗を逆手にとって成功した産物』なのです。

あなたの周りの弱みにも、伸ばせる強み、飛躍できるチャンスが隠れていませんか!?

シャンパンを通して、人生とは何かを考える。不思議ですがワインを通していろいろな気づきや出来事があります。

自分弱みだと思っていたことが実は強みだった!?オススメの本!

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