チーズ

シャンパンというと、特別な日に開ける方も多いですよね。そんな特別な時だからこそ、おつまみもちょっと奮発したいもの。

そこでふと思い浮かぶのが、普段は購入しない贅沢なチーズ!ということで、シャンパンに合うチーズを探す方がたくさんいらっしゃいます。

ところが、シャンパンに合うチーズで大失敗をした経験があるのがこの私。

特別なシャンパンのため、「シャンパンに合う」有名なチーズを約5千円かけて取り寄せたほどでしたが結果は悲惨なことに。シャンパンに合せたらそのチーズが全然合わないという事態が勃発

皆さまがそうならないためにも、今回はシャンパンにチーズを合わせる際の注意点や、実際に私自身が合うと感じたリアルオススメのチーズをまとめておこうと思います。

シャンパンに合うチーズの注意点(リスク)!

気づきのマーク

シャンパンに合うチーズと題して、本や雑誌、オンライン上でも様々なチーズが紹介されています。ナチュラルチーズの場合は一般の小売店に販売されていないものも多く、チーム専門店に足を運ぶかネットでの購入が必要。

そんなチーズはとても高価で、希少性を感じさせることから興味をそそります。

こういったチーズに好奇心いっぱいになったのが私。シャンパンに合うチーズに憧れ、「特別なシャンパンを開ける時に購入してみたい」と長期に及んで期待を膨らませ、いざ購入。実際にルンルン気分で合わせたらまさかの撃沈。

期待が大きかった分、かかった費用や探した労力と時間、せっかくのシャンパンの風味が台無しになった事実に、心底落ち込むという結果になりました。w  そこで学んだのは次のこと。

シャンパンに合うチーズは、シャンパンを楽しむためにあるもの。チーズが邪魔をして、シャンパンを楽しめないのであれば本末転倒。

そうならないためにも、シャンパンに合うチーズのリスク(注意点)を事前に把握しておきましょう。

「シャンパンに合うチーズ」は、全てのシャンパンに合うわけではない!

泡

実際に「シャンパンに合うチーズ」と評判のチーズを購入し、実際に試して分かりましたが、

「シャンパンに合うチーズ」=全てのシャンパンに合うチーズではありません。

「シャンパンに合うチーズ」と紹介されているものは、シャンパンの中の一部のシャンパンに合うチーズということ。全てのシャンパンに合うわけではないことを理解しておきましょう。

それが事前に分かっていれば、万が一用意したシャンパンとチーズが合わなかったとしても、さほど落ち込みはないはずです。逆に、「合う」か「合わない」か、試す感覚で楽しめる余裕が出てきます。

「シャンパンに合うチーズ」自体、合わない人がいる。

チーズ

実際に複数人と一緒に食してみて分かりましたが、人によってチーズの好みにかなりの差があります。

「シャンパンに合うチーズ」を購入した際、チーズ単体を計4人の方に食べてもらったのですが、「すごく美味しい」という人と、「苦手」という人に分かれました。

苦手という人に、苦手な理由を聞くと、「塩分が強すぎるから」、「白カビ特有の匂い、風味が嫌だから」だそうです。

こんな風に、チーズ自体に苦手意識があると、そもそもシャンパンのおつまみとして楽しめません。つまり、人によってチーズ自体が合わないというリスクが存在します。

「シャンパンに合うチーズ」、ほとんどは一般の小売店に扱いなし。

 

 

チーズとシャンパン

「シャンパンに合う」と評判のチーズ、一般の小売店で販売されていないものがとにかく多いです。実際に探したこともありましたが、3、4店舗を渡り歩いてもなく、百貨店に問い合わせても見つかりませんでした。

なので、「シャンパンに合うチーズ」として紹介されているシャウルスやブリア・サヴァランなどを購入するには、ネットショップを利用するかチーズ専門店で取り寄せするかの2択になるはず。

お住まいの近くにチーズ専門店があって、取り寄せが出来るなら良いけれど、ネットショップを利用する場合はチーズ費用の他に送料がかかります。

つまり、「シャンパンに合うチーズ」を手に入れるには、多少の手間と労力、費用がかかるリスクがあります。

「シャンパンに合うチーズ」、ほとんどは高価で賞味期限が短い。

ナチュラルチーズ

「シャンパンに合うチーズ」として紹介しているもののほとんどが、フランスなどからの輸入品(ナチュラルチーズ)で希少性も高く、高価になります。

ちなみに上記画像にあるチーズは、私が実際に購入したものですが、上記の1つである250g程度の丸い白カビチーズは、2000円程度で購入しました。結構高価ですよね!?いくつか揃えようと思うと、結構な金額になります。

さらに、「シャンパンに合うチーズ」のほとんどは、ナチュラルチーズに該当するので賞味期限は短め。ナチュラルチーズとは、加熱後に成形してあるプロセスチーズと違って乳酸菌が生きているため、保存性はプロセスチーズよりも劣ります。

なので、チーズにもよりますが、チーズが届いてから数日以内に賞味期限なんてこともありえます。

じゃぁ、一気に食べちゃえば良いよ!

そう思ったのですが、それがなかなか一気に食べられないのです。

複数人で食べるのであれば、一気に食すことも可能だと思いますが、2人程度だと塩分が高く、濃厚なものが多いので、一度にたくさん食べられません。

なので、「シャンパンに合うチーズ(ナチュラルチーズ)」を購入する場合は、シャンパンと合わせる日を予定しながら、個数を含めて計画的に購入する必要があります。

これらが、シャンパンに合うチーズのリスク(注意点)でした。

チーズは高価なおつまみ。揃えるにも手間と労力がかかります。後に後悔しないためにもリスク(注意点)があるということを踏まえた上で、楽しみましょう!

シャンパンに合うオススメのチーズは!?チーズのおさらい!

まず、チーズについて簡単におさらいしておきましょう。ここでいうおつまみ用のチーズを簡単に分けると上記のような分類に分けることができます。大きい枠組みとしては、次の2つ。

  • ナチュラルチーズ・・乳酸菌などで乳を固め、水分と分離させてできる固形のもの。
  • プロセスチーズ・・ナチュラルチーズを砕き加熱して溶かし合わせたもの。加工乳製品。

ナチュラルチーズは、軟質性のものから硬質性のものまであり、熟成するものとしないものに分かれます。その分、プロセスチーズよりも良い意味でクセのあるチーズと言えます。

個人的に言えば、下記の図でグレーの文字にしたナチュラルチーズは特に好みが分かれる気がします。

一方でプロセスチーズは、クセがさほどなく、良い意味で万人受けできるチーズ。例えば、下記の4個入りチーズ、

下記のような、とろけるスライスチーズ、

他にも円形で6ピース入った下記のようなチーズ、

など。これらはプロセスチーズのごくごく一部の例ですが、スーパーなどで目にすることが多々あるはず。プロセスチーズは、一般消費者さんにとって最も馴染みのあるチーズだといっても過言ではないはずです。

では、そんなチーズの中でシャンパンに合わせるオススメのチーズはどれか、見ていきましょう。

シャンパンに合うオススメのチーズ!

チーズ

先にお伝えしたリスク(注意点)やチーズの知識も踏まえ、シャンパンに合わせるチーズとして一部の個性が少ないナチュラルチーズと、プロセスチーズを選んでみました!

後に掲載している、シャンパンとチーズの組み合わせで大失敗した経験から「特別な日のシャンパン、おつまみチーズの冒険しすぎは危険」と感じております。チーズは良い意味でもクセが強いものがあり、嗜好性を左右するもの。

そんなことから、今回は嗜好性のふり幅が狭いチーズをチョイス。そもそも、シャンパンを飲む機会が少ないのであれば、なるべく良い思い出にしたいのです。

シャンパンにオススメ!手頃で手に入りやすいナチュラルチーズ!

シャンパンにオススメのナチュラルチーズが上記商品画像の「カプリス・デ・デュー」と下記商品画像の「パルミジャーノ・レッジャーノ」どちらのパッケージも大手スーパーでよく見かけるもので、手に入りやすいはずです。

 

実際に私が見かけたことがあるのは、大手スーパーさん(イトーヨーカドー、ヨークマート、AEON)やKaldiさん、百貨店・デパート。もちろん店舗によって、在庫や取り扱い品種が違う可能性があります。

両方とも、さほどクセがないため色々なシャンパンにも合わせやすい印象があります。

「カプリス・デ・デュー」は白カビタイプのチーズですが、フランスのシャンパーニュ地方で作られているチーズ。つまり、生産地がシャンパンと同じなんです。

クセがなく、ナチュラルチーズが得意じゃない方でもチーズ単体で楽しめると思います。

125gで1千円台で見かけます。

そして「パルミジャーノ・レッジャーノ」は、ハードタイプのチーズ。このチーズは万が一合わないと感じても、料理に使えるので無駄がありません。

ブロックで購入しておけばチーズおろし器でボロネーゼやミートソースパスタの上にかけられるし、スライスして生ハムと一緒に食べたり、サラダに入れても美味。シーザーサラダとの相性抜群のチーズです。

我が家もこのチーズは常備しています。↓我が家にあるものはザネッティのパルジャミーノ・レッジャーノ。料理も含めて多様しています。こちらも150gで1千円台くらいでしょうか。

パルジャミーノ・レッジャーノ

プロセスチーズは、気楽で楽しいシャンパンナイトを演出できる!


そして、プロセスチーズはというと、実のところさほどオススメがありません。興味のあるものを選べばOK。

私がよく購入しているのは、誰もが知っているであるお馴染みの4連になっている上記のようなチーズ。

スーパーで購入するのですが、アーモンドやカマンベールなど、気分によって数種類ストックしていることもあります。

他にも、とろけるチーズをレンチンしてとろけさせて、そのままおつまみとして食べることもあります。

というのも、プロセスチーズはさほどクセがないので、大きくシャンパンの風味や味わいを邪魔することがないんですよね。

それに価格も手ごろなので、いくつか揃えて食べ比べることも可能。手を出しやすい価格な分、精神的なストレスもかからず楽しむことが出来るメリットがあります。

よって、プロセスチーズの場合は予算範囲内で興味のあるものを買い揃えて「これはどうかな?」と食べ比べしながら楽しむのがオススメです。

各シャンパンに合うチーズを知る方法!

気づきのマーク

先にちらりとお伝えしたのですが、シャンパンに合うチーズというのは各シャンパンによっても異なります。

さきほど、シャンパンに合うチーズとしてオススメしたのは好みの差が出づらく、どのシャンパンでもわりと楽しめるチーズとして紹介しました。

そこで当然の如く、疑問が浮かびます。

では、各シャンパンに合うチーズを知りたい場合はどうしたら良いの!?

そんな各シャンパン銘柄に合うチーズを知る方法は1つだけあります。それは、シャンパンの経験値が豊富でチーズにも詳しいソムリエに聞いてから購入する方法です。

シャンパンの経験値が豊富でシャンパンとチーズに詳しいソムリエさんであれば、各シャンパンに合うチーズを教えてくれる可能性があります。

有力なのは、シャンパン専門店のソムリエさん、飲食店での勤務経験や高級ホテルでレストランでのマリアージュを任された経験のあるソムリエさんでしょうか。

というのも、残念ながらすべてのソムリエやワインエキスパート、ワインの資格がある方が、シャンパンとチーズに詳しいわけではありません。

ワインは幅広いため、ソムリエさんやワインエキスパートの資格をお持ちのいわゆるプロ級の方でも、ワインの経験値や持っている知識には差があります。

それに、チーズは嗜好性が強い食べ物と考えると、ソムリエさんの好みによっても各シャンパンに合わせるチーズは異なる可能性があります。

それを踏まえた上で、各シャンパンの銘柄に合うチーズを聞いてみるのは、アリ。感動するようなマリアージュ経験ができる可能性を秘めています。

ネット上でもチーズを取り扱っているワインショップは多く、気軽に相談できるところも増えてきたので、気軽に問い合わせするのもあり。

私自身は、チーズとシャンパンのマリアージュではないけれど、チーズに関してワインとチーズを取り扱う、ワインショップソムリエさんに電話で問い合わせをしたことがありますが、快く応えていただきましたよ!

少し手間はかかりますが、どうしても合わせたい特定のシャンパンがあるという場合は、問い合わせしてみると可能性が広がるかもしれません。

シャンパンに合うと評判のチーズがNG!どのチーズ!?リアルな大失敗体験記!

チーズ

購入したチーズは上記画像の3種類。その内2つのチーズ(シャウルス、ブリア・サヴァラン)がシャンパンに合わず撃沈。

撃沈とはどういう状態かというと、シャンパンの味を帳消しにするほどチーズの風味が口にずっと残り、シャンパン本来の味が分からなくなってしまったということ。苦手な後味がずっと後を引き、気持ち的にもシャンパンを楽しめなくなってしまったのです。

チーズにかけた価格は5千円程度。それにシャンパンの費用、私にとっては大きな金額のため、一気に気持ちが沈んだのを覚えています。

具体的にどのチーズを準備したのか、それぞれのチーズについて、少し説明しておきます。

購入した「シャンパンに合うチーズ」と言われるもの!

シャウルス

チーズ

シャウルス(上記画像の右上)は、シャンパンに合うチーズとしては有名なチーズ。これが、3~4年前から試したかったチーズで、本やウェブ上でも「シャンパンに合うチーズ」として上位に挙がっているもの。

ワインに合わせるおつまみは、「同じ産地のものが良い」と言われますが、このチーズはまさにその1つ、シャンパンと同じ、フランスのシャンパーニュ地方の白カビチーズです。

>>シャウルスを見てみる(楽天市場)(amazon)(Yahoo!ショッピング)

ブリア・サヴァラン

チーズ

ブリア・サヴァラン(上記画像左上)は、シャンパンに合うチーズで検索して1位に輝いていたので購入してみることにしました。産地はフランスとのみ記載があったものです。

ドライフルーツとの相性も良いということでドライフルーツも用意して試しました。

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カプリス・デ・デュー

チーズ

カプリス・デ・デューは、フランスのシャンパーニュ地方の白カビチーズ。濃いカマンベールという感覚のチーズで、こちらも、シャンパンに合うチーズとして多々紹介されています。これはさほどクセがなく、楽しめました。

今回購入した3つの中では唯一小売店に置いているチーズで、私自身も何度も食していますが、比較するために再購入。

Kaldiさんなどでちらほら見かけますし、イオンやヨーカドーなど大きめのスーパーに置いてあることが多いです。

>>カプリス・デ・デュー見てみる(楽天市場)(amazon)(Yahoo!ショッピング)

これら3つのうち、意気込んで購入したのがシャウルスとブリア・サヴァランだったのですが、まさかのこの2つがNGという結果に終わりました。

あまりにショックだったので、普段楽しめば良いと割り切るつもりが、私にとっては塩分が高く全然食べ進められず。そして賞味期限が切れるというダブルショックを味わうという経験になりました。

このチーズが悪いというわけでは決してなく、好みの問題も大きく関わっています。シャンパンに合わないのは致し方なくとも、このチーズ単体で楽しむことが出来ませんでした。これは好みの問題だと思います。

この経験から、小売店で販売されていないナチュラルチーズを試すのは私にとってはかなりの冒険だということが分かりました。

以上が、『シャンパンに合うチーズ、オススメと注意点!シャンパンのつまみにチーズはキケン!?シャンパンとチズ、実録体験記!』でした。

それでは、また!

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