ドンペリロゼのミュズレ

ドンペリの値段を見て、「……高くない?」と一瞬、手が止まったことはありませんか。シャンパンは他にもたくさんあるのに、ドンペリは2万円超えと、価格帯が段違い。

「有名だから」「ブランドだから」と言われても、「それだけでここまで差がつく?」、と疑問に思うのは当然ですよね。しかも高額なお酒だからこそ、知らないまま選んで後悔したくない。詳しくないと思われるのは、少し恥ずかしい。

そこでこの記事では、ドンペリをリピート購入している筆者が、ドンペリがなぜ高いのか、価格に差がつく理由を、難しい専門用語や長いウンチクは避けてシンプルに整理していきます。

読み終わるころには、「高い理由は分かった。じゃあ自分はどうするか」と、落ち着いて判断できるようになりますよ。

【結論】ドンペリが高い3つの理由|ぼったくりではない

ドンペリ ロゼ

ドンペリが高いのは、「知名度が高いから」や「名前だけのブランドだから」ではありません。造り方・時間のかけ方・そして“選ばれ続けてきた背景”まで含めた結果として、価格が積み上がっています。

ポイントは大きく分けて3つ。

筆者がギフトシーンでドンペリをリピート購入してきた理由は、上記3つのポイントに価値を感じたからなんですよね。そして、実際に贈ると、相手に価値が伝わりやすく、大喜びされてきました。

この3つのポイントを知ると、「ただ高いだけ」ではなく、「何に価値があるのか」が、ここから順に見えてきます。

1. シャンパンは「製法そのもの」が高コスト

泡

ドンペリが高く感じられる一番の理由は、そもそも「シャンパン」というお酒自体が、手間とコストのかかる製法で造られているからです。

シャンパンは、ワインを一度造ったあと、さらに瓶の中で発酵させる「瓶内二次発酵」という方法で造られます。その後、澱(おり)との長期熟成・動瓶(瓶を動かして瓶口に発酵後の澱を集める)・澱抜きといった工程が必要になります。

この製法は大量生産できるお酒と違い、
・時間がかかる
・人の手が必要
・設備に加え、長期熟成や保管のスペースが必要
・途中で品質を満たさなければ、無駄になる

という、リスクの高い造り方と言えます。

つまり、ドンペリが高いのは「特別だから」ではなく、シャンパンというお酒そのものが、安く作れない構造になっているという前提があります。

② ドンペリは、造り方と約8年以上の熟成にこだわる高級シャンパン

ドンペリ

シャンパン自体が手間のかかるお酒であることに加え、ドンペリはその中でも、さらに厳しい条件で造られる高級シャンパン。ドンペリの大きな特徴は、「毎年は造られない」「若いうちは世に出ない」という点にあります。

  • ヴィンテージシャンパンのみを造る
    一般的なシャンパンは、複数年のワインをブレンドして味を安定させますが、ドンペリは単一年のブドウのみを使用します。
  • ブドウの出来が良い年にしか造られない
    ブドウの作柄が基準に達しない年は、そもそもドンペリは造られません。
  • 最低でも約8年以上の長期熟成
    ヴィンテージシャンパンの規定熟成期間(3年以上)を大きく上回る時間をかけてから、ようやく世に出ます。

つまりドンペリは、「とりあえず造る」「早く売る」シャンパンではなく、その年のブドウの個性や、テロワール(土地や天候が生む特徴)を表現することにこだわり、納得できる状態になって初めてリリースされます。

③ 「知名度=ギフトで外さない」価値がある

ドンペリルミナス

ドンペリの価値は、味や造りだけではありません。「ドンペリを選んだ」という事実そのものが、ギフトとしての安心感や特別感につながる点も、高価格に納得できる大きな理由のひとつです。

実際、筆者がドンペリをお祝いやギフトに選ぶ理由もここにあります。他の高級シャンパンと比べても、知名度が高く、価値が伝わりやすい点は大きな強みです。

ギフトシーンでは、相手がワインやシャンパンに詳しいかどうか分からないことも多いもの。その点ドンペリは、名前を聞いただけで「特別な1本」だと伝わりやすく、説明がいらない安心感があります。

同じ価格帯の高級シャンパンは他にもありますが、知らないブランドの場合、価値がすぐに伝わらず、調べて初めて良さが分かるケースも少なくありません。その結果、最初の喜びが薄れてしまうこともあります。

その点ドンペリは、「分かりやすく喜ばれる」という点で、ギフト向きの条件を満たしています。

実際、筆者自身もギフト用途でドンペリをリピートしていますが、理由は「迷いが少なく、相手に価値が伝わりやすい」と感じているから。高額な贈り物だからこそ、この安心感は大きなポイントになります。

同じドンペリなのに値段が違うのはなぜ?

はてなマーク

ここまで読んで、「ドンペリが高い理由は分かったけれど、同じドンペリなのに値段が違うのはなぜ?」と感じた方も多いと思います。ドンペリを探すと、同じ種類のドンペリなのに価格差があるんですよね。

結論から言うと、ドンペリの価格差には次のような理由があります。

価格差の理由
  • 正規品か並行輸入品かの違い
  • 年号(ヴィンテージ)の違い
  • 正規箱あり・箱なしの違い

「安いドンペリって、何がデメリットなの?」と感じた方もいるかもしれません。価格差の理由や、安いドンペリを選ぶときの注意点については、別記事でより具体的に解説しています。

なぜ、同じドンペリなのに価格が違うの?安いドンペリのデメリット

じゃあ、ドンペリはどんな人に向いている?

抜栓したドンペリ

ここまでで、ドンペリが高い理由や、価格に差が出る背景は整理できたと思います。では実際のところ、ドンペリは「全ての人において正解なシャンパン」なのでしょうか。

結論から言うと、ドンペリは向いている人・無理に選ばなくていい人がはっきり分かれるシャンパンです。ここでは、その線引きをシンプルに整理します。

買って満足しやすい人

ドンペリの箱

ドンペリは、次のような人には「価格に納得しやすく、満足度が高い」シャンパンです。

  • ギフトやお祝いなど、失敗したくないシーンで使いたい人
  • 相手に価値が分かりやすく伝わるお酒を選びたい人
  • シャンパンに詳しくなくても、安心して選びたい人
  • 特別感やステータス性が分かりやすいものを選びたい人

ドンペリは、味の好み以前に価値が分かりやすく、相手に気持ちを伝えやすい1本です。そのため、価格以上の安心感や満足感を得やすいシャンパンと言えます。

正直、無理に選ばなくていい人

ドンペリ風ボトルとグラス

一方で、次のような場合は、ドンペリにこだわらなくても良いでしょう。

  • とにかくコスパ重視で、美味しさだけを求めたい人
  • 相手がシャンパンに詳しく、好みがはっきりしている場合
  • 相手が知らないような希少性や通好みの1本を選びたい人
  • 知名度やステータス性に魅力を感じない人

ドンペリは「間違いにくい選択肢」ではありますが、
必ずしもすべての人にとって最適解というわけではありません。シーンや目的によっては、他の高級シャンパンや一般的なシャンパンの方が、満足度が高い場合もあります。

高い理由が分かったら、次にやること

ドンペリ

ドンペリが高い理由を理解した上で大切なのは、「じゃあ自分はどれを、どう選ぶか」です。ここからは、迷わず判断するために役立つ情報を、順番に整理しました。

▶ ドンペリの種類と価格をざっくり確認する

ドンペリには、白・ロゼ・P2・P3などいくつかの種類があり、価格帯も大きく異なります。まずは全体像を把握しておくと、「なぜこの価格なのか」「自分の予算に合うのはどれか」が一気に分かりやすくなります。

👉 ドンペリの種類と価格を徹底比較|初心者でも違いがわかる早見表つき

▶ 安心して買える場所を知る

where to buy

同じドンペリでも、販売店によって価格や状態、ギフト対応はさまざまです。特に初めて購入する場合は、「安さ」よりも「安心感」を基準に選ぶ方が、後悔しにくくなります。

👉 ドンペリはどこで買える?初めてでも安心!失敗しない“購入・選び方”完全ガイド[実体験付き]

▶ 他の高級シャンパンとも比較したい人へ

クリュッグとドンペリ

「ドンペリが自分には合いそうだけど、他も見てから決めたい」そんな方は、他の高級シャンパンやスパークリングワインも比較してみると、納得感がさらに高まります。

👉 ドンペリとアルマンド徹底比較|どっちが高級?価格・種類・ブランド格の違いを解説

👉 クリュッグとドンペリ、どっちを選ぶ?価格・味・格で徹底比較|ギフトにもおすすめ

▶ 初めてのドンペリ|迷ったらこの1本

ドンペリにはいくつか種類がありますが、「初めて」「ギフト」「失敗したくない」なら、選択肢は自然と絞れます。まずは、多くの人が選んでいる定番から確認してみてください。

👉 ドンペリギフトの失敗しない選び方|プレゼント・お祝いにドンペリを選んだ実体験から解説

▶ 他のシャンパンとも比較して、自分に合う1本を選びたい人へ(泡ブログ)

ドンペリとモエのイメージイラスト

ドンペリの価値は理解できたけれど、「価格やシーンに合わせて、もう少し気軽な選択肢も見てみたい」そんな方は、泡ブログでシャンパンやスパークリングワイン全体を比較しています。

ギフト向き・自宅向き・価格帯別など、目的に合わせて選びやすく整理しているので、自分に合う1本を見つけたい方におすすめです。

👉 【徹底比較】ドンペリとモエシャンの違い|価格・味・格付けで選ぶギフト・シーン別の正解

👉 ドンペリと泡ブログ

ここまで読んで、「高い理由は分かった」と感じたなら、あとは自分のシーンや目的に合わせて選ぶだけ。迷った場合は、上で紹介した記事を参考にしながら選んでみてくださいね。

 

この記事を書いた人

プロフィール

Yua.|全日本ソムリエ連盟認定ソムリエ・シャンパーニュ委員会公式MOOC修了

最初はワインが苦手でしたが、ドンペリをギフトに選んだことをきっかけにシャンパンやスパークリングワインの魅力に気づき、これまで100本以上を試飲。

実体験をもとに、初心者にも寄り添った「シャンパン・スパークリングワイン選びをもっと楽に!」をテーマに発信しています。

「トキメキを感じられる」「寄り添ってくれる」「場がパッと明るく陽気になる」など、感情やイメージで選べるシャンパン選びも提案。ギフトや自分へのご褒美にぴったりの1本が見つかるサイトを目指しています。

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