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シャンパンの常温保存や保管、ズバリ先に結論から言うと、

季節や時期、地域によって、一時的(短期的)な保存・保管であればアリ!

です。ただ、真夏などの高温や雪が降るほどの低温になる環境での常温保存はオススメしません。

春や秋などの割と過ごしやすい季節で、一時的(短期間)な保管であればアリです。逆に、保存環境によっては、冷蔵庫で長期保管するよりは低温に晒(さら)されないので、常温保存の方が良い場合もあります。

でも本来は、シャンパンの保存・保管はセラーがベスト。一定の温度や湿度が保てるからです。

ただ、一般家庭ではセラーがあることの方が珍しいし、一時的に冷蔵庫に入れようと思っても、大きいワインボトルを入れるスペースがない可能性だってあります。そんな時、常温で置いておけたら、楽(らく)ですよね!

ただ、この常温でのシャンパン保存・保管、いくつかの注意点やリスクは把握する必要があります。

ということで、シャンパンの常温保存についてまとめていきます。

一時的に常温保存しても良い条件とは!?シャンパンの常温保存、注意事項!

シャンパン、常温保存・保管の注意事項!

カーヴ

シャンパンを常温で置いておく場合、劣化を避けるため、下記に注意しましょう!

一時的な保管であること!

カーヴ

まずは、常温での保存は短期間が原則です。シャンパンは、高温や低温など、温度変化に弱く長期に及ぶと劣化の可能性が大きくなります。

日本の場合、地域によりますが、1年を通して温度の変化が大きいですよね。冬は氷点下になるのに夏は30度越え、そんな地域もあります。

そんな環境下での常温保存は、劣化のリスクが高まるため、常温に置いておくなら一時的(短期間)にしましょう。

紫外線や蛍光灯が当たらない場所に置くこと!

ルイロデレールクリスタルの箱の中

通常のシャンパンやスパークリングワインボトルは、濃い緑色のボトルをしていますよね。それは、紫外線からワインを守るため。

最も注意が必要なのが、ロゼシャンパンやスパークリングワインなどの透明なボトル。ロゼの色合いを見せるために透明ボトルが採用されているものも多く、無防備なのです。

ちなみに、上記画像のシャンパンは、ロゼではなく白なのですが、白の中では珍しい透明ボトル。紫外線から守るためにオレンジ色のセロファンのようなもので覆われているのが分かります。

なので、常温で置いておく際は、直射日光が当たらないところを選んだり、ボトルを紙や新聞紙などで巻いたりして、光に当たらないようにするのがベストです。

温度変化が少ない場所を選ぶこと!

カーヴ

常温といえど、置く場所によっては1日の温度差が大きい場所もあります。そういった場所よりは、一日を通して温度幅が少ない暗い場所がオススメ。

例えば、昼は日が入り極端に温度が上がるけれど、夜には涼しいというような場所よりは、1日を通して日が入らない場所の方が良いということ。

ちなみに、私の経験談ですが、春にシャンパンを紙袋で包んで、床下収納庫で一時的に保管していたことがあります。その後、冷やして飲みましたが問題なしでした。

真夏の高温や、極端な低温での常温保存は避けること!

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常温がNGなのは、真夏の30度越えの季節や、真冬の凍結の恐れがあるような季節。例えば、外気温は高温・低温でも、1日を通してお部屋の中で快適な環境があるのであれば良し。

そうでなければ劣化のリスクが高いので、常温で置いておくのはオススメしません。短期間でもNG(特に真夏)。

そういう場合は、飲むまでの短期間、冷蔵庫(野菜室がベター)保存にしましょう!ただし、長期の冷蔵庫保存は、NGです。

>>冷蔵庫保存はNG!?シャンパンやスパークリングワインの保存・保管、冷蔵庫がダメな理由とは!?

なぜ、長期の常温保存はダメなの!?

泡

長期の常温での保存・保管はオススメしません。なぜなら、先ほどもさらりとお伝えしたけれど、劣化の可能性が高まるからです。

シャンパンは、紫外線、温度(高温、低温)が原因で劣化してしまうリスクがあります。

実際どうなるかというと、紫外線や蛍光灯の一部の光に当たり続けることで、シャンパンの色調に影響し、ブドウ本来の新鮮さが失われ、香りや味わいに変化を及ぼす可能性があります。

また、高温に晒(さら)されることで瓶内で意図しない熟成が起きてしまい、香りや味が変ってしまったり、瓶内の空気が膨張することで、コルクが浮いて空気と触れてしまう、割れてしまう、液漏れしてしまうなどのリスクもあります。

このような劣化は、不快な臭いや、悪臭の原因となります。実際、劣化したシャンパンに1度だけ出会いましたが、匂いで分かりました。コルクを抜いて、グラスに注いでも不快な臭いがあるようであれば、劣化している可能性が高いと思いましょう!

飲む前には必ず冷やす!常温から冷やす方法とは!?

温度計

シャンパンは、飲むための適温と保存の適温が異なります。そして、シャンパンは冷やして飲むもの!一時的に常温で置いておいた場合、飲む前に必ず冷やす必要があります。簡単に冷やす方法は2つ。

1つは、冷蔵庫に入れること。冷蔵庫の種類やシャンパンボトルにもよりますが、3時間以上あれば、9度前後に冷えるはずです。

2つ目は、ワインクーラーに氷とお水を入れて冷やすこと。ワインクーラーとは、下記のような冷やすための入れ物のこと。

【上記商品価格】3千円台 *価格は変動の可能性あり。

なければ、深めの容器や、大きいボールでも代用できますが、お家に1つあると便利なのとボールよりも見た目が良く、リーズナブルなものも多いため、この際に購入するのもオススメ。

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一般的に、氷とお水1対1の割合で入れておくと、1分で1℃下がると言われています。室温が20℃だと9℃前後になるのに11分かかるということ。

ただ、私の経験上、なかなか水と氷を1対1で入れられないので(→大体氷が足りなくなる)、もっと時間がかかりました(実際30分程度かかりました)

氷の量と、ボトルの上部どこまでを冷やせるかによりますが、30分程度で9度前後になりましたね。なので、ワインクーラーで冷やす際は、時間に余裕を持って冷やし始めましょう!

以上が、『シャンパン、常温で置いておいても良い!?常温保存、アリかナシか!』でした。

常温保存、劣化のリスクを負った上で私もしたことがありますが(→もちろん短期)、今のところ劣化はなし。

ただ、常温で置いて置く場合、劣化のリスクを抱えていることは念頭に入れておきましょう!

それでは、また。

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