「会話」という名のシャンパンがあるのをご存知でしょうか。前提を覆(くつが)した職人気質の生産者が造るこだわりのシャンパンについて、まとめておきたいと思います。
「会話」という名のシャンパン、「Conversation(コンヴェルサシオン)」。仲を取り持つツールとして活躍!?
会話という名のシャンパン「コンヴェルサシオン」の特徴は次の通り。
- 造り手は、1950年創業で5世代に渡り家族経営を続ける小規模生産者「ジャン・ルイ・ヴェルニョン」
- 5.3haもの畑をル・メニル・シュール・オジェ村を中心にオブジェやアヴィズなどに所有
- ブラン・ド・ブラン(シャルドネ100%)のシャンパンを造り出す
- メニル村の白ブドウ(シャルドネ)を使った醸造に関して前提を覆し、メニル村のシャルドネの個性を引き出すシャンパン造りを行う
- サスティナブルな農法を実践する生産者
- ワインアドヴォケイト誌において、ミネラル(塩気)と酸からくるクリアな味わいやブドウ本来の力強さが絶賛されている
- シャンパン名は、「会話」という意味の「Conversation(コンヴェルサシオン)」
このシャンパンの最大の魅力は、一般的にはNGとされてきた、ル・メニル村のシャルドネ(白ブドウ)を使ったシャンパンが若い内に飲めるということ。
ル・メニル・シュール・オジェ村は、シャルドネ(白ブドウ100%)の産地として有名で、あの超高級シャンパン「サロン」などが思い起こされます。
そんなル・メニル村のシャルドネは、酸が厳しくてミネラルの硬さがあることで有名。よって、飲み頃になるまでに長期熟成が必要とされているんですよね。 また、厳しい酸を柔らかくするためには、マクロラティック発酵をするのが一般的。
よって、ル・メニルのシャルドネ(白ブドウ)は、マクロラティック発酵や十分なドサージュ(蔗糖)なしは飲めたものではないとされてきました。
そんな常識を覆したのが生産者である「ジャン・ルイ・ヴェルニョン」の醸造責任者クリストフ・コンスタン氏。
なんと、マクロラティック発酵や過度なドサージュ(蔗糖)をせず、早い段階で美味しく飲むことができるシャンパンを造り出したのです。
ドサージュ(蔗糖)も最小限、熟成も3~5年という若さで世に出る、ル・メニルのシャルドネ(白ブドウ)を生かしたシャンパン、それこそが「コンヴェルサシオン」です。
ちなみに以前は下記のラベルだったよう。
会話を生み出す一つのツールとして、また1つの会話のネタとして活躍できるシャンパン。会話を持ちたい相手と開けてみてはいかがでしょうか。それでは、また!
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