自然派のワインショップを覗いていた際に見つけたシャンパンが上記の「アンリ ドノン(Henri Dosnon)」というシャンパン。
シャンパン「アンリ・ドノン」、ワインショップに入って驚いたのが価格でした。このシャンパン実際、実店舗で4千円台後半で販売されていたのですが、昨今シャンパンの価格は高騰化しており、なかなか5千円で買えるシャンパンはないのです。
思わず「美味しくないのか・・」と一瞬考えてしまいましたが、訪問したワインショップは自然派ワインショップの有名店。美味しくないものを提供するようなワインショップではなかったんですよね。
そして、実際飲んでみましたが、価格以上に美味しく楽しめたので、なぜこんなに安いのか気になり調べてみることに。
ということで、このシャンパン「アンリ・ドノン」について、そして生産者である「ドノン エ ルパージュ」についてまとめておこうと思います。
ドノン エ ルパージュが造るシャンパン「アンリ・ドノン」とは!?なぜ安い!?
シャンパン「アンリ・ドノン」の特徴を簡単に挙げると次の通り。下記特徴から、安さの理由を見出すことができます。
- 生産者は、ダヴィ・ドノンとシモン・シャルルが2004年シャンパーニュ地方南部のコート・デ・バール地区に設立した「ドノン エ ルパージュ」
- コート・デ・バール地区はシャブリに近くキンメリジャン土壌であり、その土壌を活かしテロワールを表現するシャンパン造りをしている
- このシャンパンのブドウ品種は、ピノノワール90%とシャルドネ10%(辛口・白)
- ブドウは、志を同じとするシャンパーニュ地方南部のコート・デ・バール地区の友人たちのブドウを使用
- 上記友人たちは、まだ無名で販売が難しいため、生産者が支援をした形で造られたシャンパン
- 発酵にはステンレスタンクを使用
- 価格:5千円台~*価格は変動します。
実はこのシャンパン、コート・デ・バール地区でまだ無名の友人たちのブドウを買い取って造られているシャンパンだったんです。これが安さの理由でした。
実際に、オンラインでも販売されているのですが、販売先のショップの説明にも同じような記載がありました。
友人達は未だ無名なので販売が難しい状態。ダヴィがそれを援助するような仕組みになっているので買取価格が安い!
また本来、生産者であるドノン エ ルパージュの造るシャンパンのメインは、ブルゴーニュの手法を取り入れており樽発酵がメイン。一部はステンレスタンクを使用するとはありますが、彼らの造るメインのシャンパンと、この「Henri Dosnon(アンリ・ドノン)」は差別化しているのが分かります。
>>アンリ ドノンを見てみる(楽天市場)、(Yahoo!ショッピング)
ちなみに、ドノン エ ルパージュの造るシャンパンで有名なのは、あのロバート・パーカーのポイントで91点を得た「Recolte Noir(レコルト・ノワール)」。黒ブドウのピノ・ノワール100%で造られているシャンパン。
【価格】6千円台~*価格は変動します。
ドサージュ(糖分添加)されていないノン・ドドサージュのものも販売されていますが、パーカーポイント91点だったのは、上記通常タイプのシャンパンです。
>>レコルト ノワールを見てみる(楽天市場)、(Yahoo!ショッピング)
以前までは今後期待できる若き生産者ということで、さらに安く購入できたようですが、現在はこのお値段。美味しいシャンパンや評価されたシャンパンはどんどんと価格が上がっていくのが分かります。
ではこの「アンリ ドノン」の味や香りはどうだったのか、次に見ていきましょう。
自然派シャンパン「Henri Dosnon(アンリ ドノン)」の香りや味は!?
当然ながら美味しく楽しめたのですが、驚いたことに、グラスによって味わいが全く違いました。
香りは!?
私が感じられた香りは、レモン・リンゴ・洋ナシ。とてもさわやかな香りでした。
味はどうだった!?
キレがあり、みずみずしさ(ミネラル感)を感じられる味わいで美味。当然ながら樽感はなし。
静かなシャンパンで軽さがあり、とても飲みやすいシャンパンでした。購入価格を考えるとお得感があります。
以上が、シャンパン「アンリ・ダノン」についてでした。
この安さで楽しめたのは満足でした。それでは、また!