日本で認知度が高い超有名なシャンパンブランド「ヴーヴ・クリコ」。同じく知名度の高いモエ・エ・シャンドンと並んで人気が高く、小売店でもよく見られるシャンパンブランドです。
特に知名度が高く、誰もが知るシャンパンで人気なのは下記のイエローラベル。
美味しさが分かりやすく、誰もが好きになるようなシャンパン。
そんなヴーヴ・クリコの最高級ランクとして有名なシャンパンが、「ラ ・グラン ダム」。プレゼントやギフトのシャンパン候補として考える方も多いですよね。
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そんなヴーヴ・クリコの「ラ・グランダム」が一体どんな高級シャンパンなのか、経験も踏まえてまとめておこうと思います。
ヴーヴ・クリコのラ・グランダムってどんなシャンパン!?ラ・グランダムの意味は!?特徴!
ヴーヴ・クリコの高級シャンパン「ラ・グランダム」の特徴を挙げると次の通り。
- ヴーヴ・クリコが造る、最高級品の位置づけにあるプレスティージュシャンパン
- ヴィンテージシャンパンでもある
- ラ・グランダムの意味は「偉大なる女性」
- ラ・グランダムは、現在のシャンパン造りに欠かせない女性当主「マダム・クリコ」の功績を称えるオマージュシャンパン
- 種類は、白とロゼがある
- 使われるブドウ品種や割合はヴィンテージ(年号)によって異なるが、ピノ・ノワールが主体(約90%)であとはシャルドネが多い
- ロゼは、畑「クロ・コロン」の赤ワインがブレンドされている
- 飲み頃温度は10-12℃
- 10年以上の長期熟成にも向いているシャンパン
シャンパンブランド「ヴーヴ・クリコ」のシンボルとなっているのが、女性当主だった「マダム・クリコ」。
コルク栓の上にあるミュズレには必ず、下記画像のマダム・クリコデザインなんですが、この私が飲んだラ・グランダム2015も同じくマダム・クリコデザインでした。
詳しくは、シャンパンブランド「ヴーヴ・クリコ」についてまとめた別記事に記載していますが、マダム・クリコは、シャンパンの醸造において欠かせない手法(動瓶、ロゼの醸造方法)を発案し、大きな功績を残しているんですよね。
つまり、マダム・クリコがいなければ、現在のシャンパンはない。
そんな、マダム・クリコの功績を称え、彼女を敬い敬意を表現したシャンパンがこの「ラ・グランダム」。「ラ・グラン ダム=偉大なる女性」という意味からも、このシャンパンがマダム・クリコを表していることが分かります。
また、この「ラ・グランダム」に使われているブドウ品種は、ピノ・ノワール(黒ブドウ)主体というのも大きな特徴。というより、ピノノワールの割合は約90%のため、ほぼピノ・ノワールという表現が正しいかもしれません。
ヴーヴ・クリコは、黒ブドウのピノ・ノワールを重要視するブランド。実際に、公式サイトにも下記の記載があります。
200年前にマダム・クリコが語った言葉に「私たちの黒ブドウこそが最高の白ワインを生み出します」というものがありますが、この確信は今でも真実として語り継がれています。
イエローラベルも、他ブドウ品種と比べるとピノ・ノワールの割合が大きいのですが、「ラ・グランダム」ほどではありません。これは・ヴーヴ・クリコの最もスタンダードのイエローラベルとラ・グランダムとの違う点であり、ラ・グランダムの特徴になります。
そんな「ラ・グランダム」の価格はどうなっているのでしょうか。
同じ「ラ・グランダム」なのになぜ価格が違うの!?値段相場や価格事情!
ズバリ、ラ・グラン ダムの価格や値段は変動します。
価格や値段の相場としては、2万円程度~。
白とロゼがありますが、ロゼの方が価格は高価です。
その他、発売時期や正規箱付きかどうかにもよって価格が変わるため、実際の価格や値段はその都度確認するのがオススメです。
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ちなみに、私が購入した「ラ・グラン ダム 2015」は、2万円弱で購入しました。
なぜ同じラ・グランダムなのに価格が違うの!?値段が変動する理由は!?
大手ショッピングサイトなどで、ラ・グラン ダムを見ていると、同じ商品なのに価格の違いがあることに気付きます。
値段が高くなる要因を挙げると下記の通り。
正規箱付き
ヴーヴ・クリコを含む大手シャンパンブランドのシャンパンは、ラベル(エチケット)と正規箱のデザイン性が高いんですよね。特に有名な高級シャンパンほど魅力的。実際、中古市場で箱だけでも販売されているほどです。
例えば、同じ「グラン ダム」でも、アーティストの草間彌生さんとコラボした下記商品画像「グランダム 2012」は、ボトル単体よりも正規箱を付けることでインパクトが変わります。
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なので、正規箱とセットの方が価値が上がり、価格は高くなる傾向があります。
正規品
これはどのシャンパンでも同じなんですが、並行輸入品よりも正規品の方が価格が高くなります。
正規輸入品(正規品)とは、その名の通り正規のルートで輸入されれたワインやシャンパンということ。
例えば、ドンペリでいえば、正規輸入代理店はMHD(モエ ヘネシー ディアジオ)。よって、その販売元を通して輸入されたドンペリは正規品に該当します。
一方で、並行輸入品(並行品)とは、正規ルート以外の個人や団体、組織で輸入されたワインやシャンパンを意味しています。
以前のヴィンテージ(年号)
ヴィンテージとは単一収穫年のこと。ヴィンテージシャンパンとは、該当の年に収穫されたブドウののみを使ったシャンパンを意味しています。
ヴィンテージが古ければ古いほど、管理に手間がかかる上、適切に保管されていればその機関の熟成を経ているため、価格が上がる傾向にあります。
経済状況
シャンパンはフランスからの輸入品。為替の状況や輸送コストによって当然ながら価格が変動します。
また、需要と供給のバランスによって価値も変動するため、価格に差が生じます。
ヴーヴ・クリコ、ラ・グランダムの味や香りは!?ヴィンテージによって違う!?
ズバリ、ラ・グランダムは美味しいのですが、具体的な味や香りはヴィンテージ(収穫年・年号)によって異なります。なので、
ラ・グラン ダムを飲むと、絶対この味と香りが楽しめる!
といった定番がないんです。
どういうことかというと、ラ・グラン ダムはプレスティージュシャンパン(最高級ランクのシャンパン)ですが、ヴィンテージシャンパンでもあります。
ヴィンテージシャンパンとは、単一年に収穫されたブドウのみを使って造られるシャンパンのこと。例えば、ボトルやラベル(エチケット)に2015とあれば、それは2015年に収穫されたブドウのみが使われていることを意味します。
そして、ヴィンテージシャンパンの魅力は、その年のブドウを表現できること。つまり、ヴィンテージ(年号)によって味や香りの違いを楽しめるのが醍醐味なのです。
だからこそ、ラ・グランダムと一括り(ひとくくり)にしてしまうと、共通項はある程度見つかるものの具体的な味や香りの表現が出来ないのです。
では、ラ・グラン ダムの味や香りを知るには!?
一番手っ取り早いのは、ヴーヴ・クリコの公式ページを見ること。よほど以前のヴィンテージでなければ、ヴィンテージごとに本家のテイスティングノート、具体的な味や香りが掲載されています。
ちなみに、ヴーヴ・クリコ グラン ダム 2015のテイスティングノートは次の通り。
光にかざすと、ラ・グランダム 2015は、鮮やかに輝く、美しいゴールドのローブを纏った姿を現します。
この太陽のように輝くヴィンテージは、エレガントで明確な風味でありながら、新鮮なミネラル感とジャスミンやアカシアの軽やか花の香りが漂い、それが洋ナシやみかんのフルーティーな香りへと発展していきます。
口に含んだ瞬間に素晴らしく繊細でシルキーなテクスチャーが広がります
ヴーヴ・クリコ ラ・グランダムのリアル口コミ!おつまみは何が合う!?美味しい!?グラスには注意!
私が実際に飲んだのは、ラ・グラン ダム 2015でした。
ヴーヴ・クリコイエローラベルはすごく穏やかなシャンパンだったんですが、このラ・グランダムはとても華やかで陽気さを感じるシャンパン。当然ながら美味。
そして、さすがヴーヴ・クリコの最高級品、ミュズレのつまみの部分がチャームのようになっていて素敵でした。この細かな配慮に特別感を感じることができます。
香りは!?
実際に感じられたのは、洋ナシ、レモンなどの柑橘類、ビスケット。
味は!?
口当たりはシルキーでなめらか。柑橘類を思わせる爽やかがあり、ミネラル感があり、美味しいです。
おつまみは何が合う!?オススメは!?
私にとっておつまみは、簡単さが大事。体のことも考え、野菜スティック(パプリカやフルーツ人参)を合わせました。マヨネーズにつきごまを混ぜて醤油を少し垂らしたもの付けて合わせたのですが、とても合います。オススメ。
野菜スティックは、知り合いのお家にお邪魔した際に出していただいてことがきっかけで、シンプルさとクセがないことからハマっています。
また、切った山芋をバターで炒めて醤油少し垂らした、山芋のバター醤油ソテーを合わせたのですがこれも合いました。山芋を切ってバターで炒めて醤油を垂らすだけなので超絶簡単。こちらもオススメです。
公式サイトには、合う料理についても記載があります。ラ・グランダム2015においては、野菜、ハーブ、果物が中心で、逆にお肉や魚等は脇役として提案されています。詳しくは次の通り。
ラ・グランダム 2015とガーデン・ガストロノミー。それは、ラ・グランダムにインスパイアされた新しい美食体験であり、ガーデンから直接届くガストロノミー。
グラン・クリュのブドウには“グラン・クリュ”の野菜を。主張のあるサステナブルなガストロノミーが、従来のプライオリティを覆す料理を通じて表現されます。
ここでは、野菜、ハーブ、果物が中心に据えられ、肉、魚、卵は調味料のような脇役を果たします。
パーフェクトなペアリング オマール海老のカルパッチョ、柑橘類、菜園のかぼちゃを使ったサラダなら、ラ・グランダム 2015のエレガンスとフレッシュさを完璧に引き出してくれるはず
注意点!
このラ・グラン ダム、グラスで味わいがガラリと変わります。
高級シャンパンに共通することですが、可能であれば、ふんわりとしたチューリップグラス、もしくは白ワイングラスを使用することをオススメします。(下記画像のグラスがチューリップグラス、チューリップのようにカップ下部がふんわりとしています)
可能であれば、クリスタル製のものがベスト。なければ、一般的にリーズナブルな価格で販売されているグラス(ソーダガラス製)でOK。
逆によく発泡性ワインの時に使用する細長いフルートグラス(下記画像のようなグラス)で飲むのはオススメしません。酸が際立ちすぎてしまうんですよね。
このラ・グランダムに限らず、これは高級シャンパンに共通していること。個性が強く複雑性があるが故に、グラス1つで、味わいが変わってきます。
せっかくなら、美味しい状態で楽しみたいもの。可能な範囲で、グラスを選びましょう!
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ヴーヴ・クリコ ラ・グラン ダム、プレゼントやギフトにオススメ!
【価格】2万円台~*価格は変動します。
正直に言うと、ラ・グランダムはプレゼントやギフトにすごくオススメ。贈り物だったら最強に嬉しいです。
価格的にも他の大手有名シャンパンブランドのプレスティージュシャンパンよりは安い傾向にあり、知名度も高いため、プレゼントとしての価値抜群です。
予算に問題がなければ、正規箱付き、正規品がオススメ。予算に限りがある場合は、正規箱がなくとも問題なし。並行輸入品でもショップ選びさえ間違わなければ、素敵なシャンパンギフトになります。
>>ラ・グランダムを見てみる(楽天市場)、(amazon)、(Yahoo!ショッピング)
以上が、ヴーヴ・クリコの高級シャンパン「ラ・グラン ダム」についてでした。
それでは、また!