泡

シャンパンの専門用語で、『ブリュット(Brut)』という言葉があります。特にシャンパンやスパークリングワインに出てくる言葉なのですが、先に伝えてしまうと、

『ブリュット(Brut)』とは、甘辛度を示す言葉で、『辛口』という意味。

シャンパンやスパークリングワインの甘辛度においては、現在は『辛口』が主流なため、『ブリュット(Brut)』という言葉は頻繁に見聞きするはずです。

ということで、そんなシャンパンの甘辛度について今回はまとめておこうと思います。

シャンパンの辛口(ブリュット)って、本当に辛いの!?

二コラフィアット パルムドール

シャンパンのラベルによく記載が見られる「BRUT(ブリュット)」とは、『辛口』のこと。辛口というと、唐辛子やからしのような辛さが浮かぶ方もいらっしゃると思いますが、決してそういう辛さがあるわけではありません。

甘辛度の捉え方には多少の個人差があるとはいえ、辛口シャンパンを飲んで『辛い』という人はまず居ません。

『ブリュット(BRUT)=辛口』のシャンパンを表現としてしっくりくるのは、『甘くない』。辛くはないけれど、甘くない。これが一番しっくりきますね。

シャンパンの甘辛度、種類一覧!

甘辛度表

『ブリュット(Brut)=辛口』について色々と説明してきましたが、シャンパンには『ブリュット(Brut)』以外にも、たくさんの甘辛度を示す用語があります。それをリスト化したのが上記イラストです。

これらのいずれかの甘辛度がシャンパンのラベルや裏ラベルなどに表記されています。

ただ、この甘辛度について注意したいのが、日本語訳にはバラつきがあるということ。

例えば、「 Sec(セック)」の場合、ワインの専門誌や情報源によっては「中口」と記載のあるところもあれば、「やや辛口」「やや甘口」と表現されていることもあります。

シャンパンの甘辛度、実際には何が違うの!?

はてな

さて、この甘辛度ですが、それぞれ何が違うのかというと、具体的には『糖度の量』が異なります。それぞれの甘辛度と糖度の容量は次の通り。シャンパーニュ委員会から公式に出ている情報です。

シャンパンの甘辛度と糖度!

超辛口:糖度0~3g未満
(甘辛度表記)
・ブリュット、ナチュール(Brut Nature)
・パ・ドゼ(Pas dose)
・ドサージュ・ゼロ(Dosage zero)

極辛口:糖度 6g未満
(甘辛度表記)
・エクストラ・ブリュット(Extra Brut)

辛口:糖度12g未満
(甘辛度表記)
・ブリュット(Brut)

やや辛口(中辛口):糖度12~17g
(甘辛度表記)
・エクストラ ドライ(Etra dry)

やや甘口(中口・やや辛口):糖度17~32g
(甘辛度表記)
・セック(Sec)

甘口(中甘口):糖度32~50g 
(甘辛度表記)
・ドゥミ・セック(Demi Sec)

極甘口(甘口):糖度50g以上
(甘辛度表記)
・ドゥー(Doux)

シャンパンの甘口や辛口など、甘辛度はどこで分かる!?シャンパンのラベルを読む!

ドンペリのラベル

「甘口」か「辛口」を見分けるのは、甘辛度の表記さえ分かっていれば、とても簡単。ほとんど全てのシャンパンボトル(ラベル)に甘辛度の表記があります。

例えば、上記はドンペリのラベルですが、黄色枠で囲んでいるところに「Brut(ブリュット)=辛口」と記載があるのが分かります。

他にも、下記はモエ・エ・シャンドンの甘口シャンパンですが、ボトル(ラベルの)の黄色枠部分に「Demi-Sec(ドゥミ・セック)=甘口」の表記があるのが分かります。

モエ アンペリアル ラベル

このように、シャンパンの場合は必ずラベルやボトル上に甘辛度の表記があるので、探してみましょう!

プレゼントやギフト、贈り物の場合、「辛口」と「甘口」どちらがオススメ!?

モエ・エ・シャンドン

シャンパンの主流は現在「辛口」のため、「甘口」は「邪道(じゃどう)」と言う方もごく一部います。でも、シャンパンの歴史の中では「甘口」が主流だった頃もあり、こればかりは個人の好みが影響します。

そこで、目安として、「辛口シャンパンがオススメなタイプ」と「甘口シャンパンがオススメのタイプ」を下記まとめてみました。贈り先様がどのどちらのタイプが想像しながらギフトやプレゼント選んでみてはいかがでしょうか。

プレゼントやギフトに「辛口」シャンパンがオススメなタイプ!

ペリエ ジュエ

次に該当する方へは「辛口」シャンパンがオススメです。

  • スイーツは好まない
  • 王道や伝統が好き
  • カクテルや甘いお酒は飲まない、もしくは飲んだところを見たことがない
  • 他に飲用するアルコール類は、ビール、焼酎、ビールなど

プレゼントやギフトにオススメの辛口シャンパンは!?

 

辛口シャンパンでオススメなのは赤ワインの造り手で有名なロスチャイルド家が手がける辛口シャンパン、「バロン・ド・ロスチャイルド ブリュット」。

一口目のインパクトが強く、美味しさに圧倒されるシャンパンで何度もリピートしたくなる美味しさです。

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プレゼントやギフトに「甘口」シャンパンがオススメなタイプ!

次のいずれかに該当する方へは、甘口シャンパンがオススメ!

  • 甘党、スイーツが大好き
  • お酒は基本的に、カクテルや甘いお酒を好んで飲んでいる
  • アルコールに弱い
  • 日本酒やビール、焼酎などの甘くないお酒は苦手

プレゼントやギフトにオススメの甘口シャンパンは!?

甘口シャンパンでオススメなのは、上記の「モエ・エ・シャンドン アイス・アンペリアル」。

細長いシャンパングラスではなく、普通のワイングラスに氷を入れて楽しむカクテルタイプの甘口シャンパンで、まるで上品なスイーツを食しているかのような美味しさに感動してしまう人もいるはず。

甘いけれど、後味は甘さは残らずすっきりなのも魅力な甘口シャンパンです。

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もし、辛口・甘口どちらにするか迷ったらどうする!?

はてな

贈り先様の好みが分からず、迷ってしまった場合は、「辛口」を選びましょう。

辛口にしておけば、リキュールを足したり、ジュースなどを足してカクテルにするなど、甘くなるようアレンジが可能です。

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以上が、『シャンパンのブリュットって何!シャンパンの甘口、辛口とは!?甘辛度と選び方!』でした。

甘辛度は、実際に飲んでみることで理解が深まります。「辛口」、「甘口」シャンパンの両方を1度はチャレンジしてみること、オススメです!

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