北ののぼ

以前、ココファームワイナリーに訪問した際に試飲をして美味しかったスパークリングワイン「MV 北ののぼ」

美味しかったので現地で1本自宅用に購入したんです。そんな「MV 北ののぼ」を知人宅のホームパーティに持参して複数人でじっくり飲んでみました。

ということで、「MV  北ののぼ」についてリアルな口コミをまとめておこうと思います。

国産スパークリングワイン「MV 北ののぼ」とは!?特徴!

【価格】6千円台~*価格は変動します。

特徴!
  • 生産者は、ココファームワイナリー(栃木県足利市)
  • 辛口・白スパークリングワイン
  • 醸造において、シャンパンと同じく瓶内二次発酵を採用
  • 野生酵母で一次発酵
  • 熟成期間は66ヶ月以上(5年以上)
  • MVとは、マルチヴィンテージのこと
  • 使われているブドウは、北海道余市の木村農園で収穫されたピノ・ノワール73%とシャルドネ27%(2023年に購入したもの)
  • G7広島外相会合や、英国のメイ元首相の歓迎夕食会に採用された実績あり
  • 価格は6千円台(税込)~*価格は変動します。

「MV 北ののぼ」のキュヴェ(ワイン)を造っているのは、米国のワイン専門家であったブルース・ガットラヴ氏。ワインコンサルタントとして米国のナパのワイナリーを担当し、ココファームワイナリーからの招致で日本に来日。

以後、日本ワインの質の向上に貢献しており、現在は北海道で10Rというワイナリーを設立。ココファームワイナリーの取締役でもあります。

「MV 北ののぼ」のMVって何!?

MV(マルチヴィンテージ)とは、複数年に収穫されたブドウで造られたワインをブレンドして造られているということ。

ちなみに、「北ののぼ」にはロゼもあるんですが、この記事を書いている現時点で販売されている「北ののぼ ロゼ」はヴィンテージスパークリングワイン。ヴィンテージワインとは、単一収穫年に収穫されているワインのことで、下記商品画像のラベル(エチケット)に収穫年である「2016」という記載されています。

 

つまりこれは、単一年である2016年に収穫されたブドウのみを使って造られているということ。

こういったヴィンテージスパークリングワインは、その年のブドウの個性を表現するのに対し、MV(マルチヴィンテージ)は毎年造ることが出来て、品質を安定させやすいため、そのワイナリーの顔となる定番スパークリングワインに多いです。

つまり、「MV 北ののぼ」は、ココファームワイナリーの定番白・辛口スパークリングワインの立ち位置にあるということ。

ここで気になるのが価格。「MV 北ののぼ」の価格は、スパークリングワインの最高峰であるシャンパンも購入できる価格帯で販売されているんです。

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「MV 北ののぼ」、価格が高すぎる!?

【価格】6千円台~*価格は変動します。

私が購入した際も6千円台。この価格帯は高級スパークリングワインと認知されているシャンパンをも購入することが出来る価格帯なんですよね。

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つまり、この「MV北ののぼ」は決して安くはありません。でも実際に飲んで感想としては、この価格帯は妥当。

そもそも、シャンパンと勝負できる価格帯を設定できる時点で、造り手側に相当の自信が垣間見れますよね。

実際醸造面においては、野生酵母を使って造られ、熟成期間も5年以上とかなり長く、造る工程のほとんどが手作業ということからも、かなりの手間やコストがかかっていることが分かります。

ちなみに熟成期間でいえば、ワイナリーのスタンダードな定番スパークリングワインとしては長い。シャンパンでいえば、最高級品のプレスティージュランクの熟成期間に近くなります。

そして、実際に飲んでみると、この価格帯に「なるほど・・」と頷けます。

「MV 北ののぼ」って美味しい!?味や香りはどう!?リアル口コミ!

北ののぼ

簡単に言ってしまうと、すごく美味しいです。「日本のスパークリングワインはここまで来たのか!」と嬉しくなったほど。私の中では日本スパークリングワインの中で上位に来ます。

でも、シャンパンとは別物。

シャンパンと北ののぼ、当然ながら生産地(フランスとシャンパン)/テロワール(土壌や環境)も違うため、違う魅力があります。ただ、国産スパークリングワインとして、シャンパンと勝負が出来る魅力があると私は感じます。

なんといっても「MV 北ののぼ」は、ワイン単体として優秀。泡の勢いが若干弱い分、ワインの美味しさがより際立った印象がありました。

色合いもキラキラと輝くのあるコパーブラウンで見た目もステキ。

ただ、気になるところもあったので、後に見てきましょう。

「MV 北ののぼ」の香りは!?

今回知人と飲んでリアルに感じられた香りは、洋ナシ。知人が、「ラ・フランスみたいな香りがする」と言ったほど。

ココファームワイナリーの公式サイトでは、香りとしてカリン・洋ナシ・カモミール・貝殻を挙げています。>>公式サイト

「MV 北ののぼ」の味わいは!?

果実の凝縮感を感じられる、厚みのある味わい。温度が少し上がると濃厚な口当たりを感じることが出来て、熟成感を感じました。酸も感じますが、決してきつくないです。

丸みがあるスパークリングワインなので、温度が上がりすぎると熟成感が強くなります。爽やかさのあるスパークリングワインを期待する場合は、しっかり冷やして飲むのがオススメです!

公式サイトのテイスティングコメントは、次の通り。

味わいはキレのある酸がまるみのあるボディを包み、余韻に香ばしさや軽やかな
渋みが続いていく。

MV 北ののぼ

「MV 北ののぼ」、気になる点とは!?

実はこの「MV 北ののぼ」、現地で試飲もしているので今回は2度目だったんですが、発泡具合と現地で感じた香りが若干違って気になりました。

まず、熟成期間が長いからか発泡は弱めです。シャンパンのようにきめ細やかで連続性・持続性のある発泡ではなかったんです。

泡

飲んだ直後のシュワという感覚はあるのですが、持続性はなし。私が飲んだものはどちらかというと微発泡の白ワインという感覚に近い感じがしましたね。

これは高級シャンパンにも共通するのですが、熟成期間が長いと発泡は弱まります。ただ、「MV 北ののぼ」の熟成期間を考えると若干弱まりすぎているかなという印象はありました。

それでも、ワイン自体の質が良いのでしょう、丸みがあってしっかりとした果実味があり美味しいです。ただ、シャンパンのように勢いがあり持続性のある泡を期待している場合は、不向きかもしれません。

あと気になったのは香り。現地で試飲した際に感じた香りと今回には明確な違いがありました。つまり、個体差がある可能性があるということです。

現地で「MV 北ののぼ」を試飲した際は、海の香り(貝殻)を感じたんです。それが今回フルボトルで飲んだ際は全くなかったんですよね。今回は洋ナシメイン。

現地で試飲したものと今回フルボトルン飲んだものが同じ時期に造られたものなのかは分からないのですが、思わず香りを嗅いだ時に「おや!?」と不思議に思ったのは事実。

現地で試飲したものも、今回飲んだものもすごく美味しく「日本のスパークリングワインもここまで来たか!」と感じるくらいで大満足なんですが、リアルな口コミということで、なんとなく気になったこれらの点も正直に記載しておきます。

「MV 北ののぼ」、プレゼントやギフトとしてオススメできる!?

【価格】6千円台~*価格は変動します。

「MV 北ののぼ」、国産スパークリングワインとして、またじっくり味わうスパークリングワインとしてオススメできます。やはり安旨スパークリングワインとは一線を画すスパークリングワイン。

なんといってもワインの味が美味しい。日本のスパークリングワインもここまで来たかと思える美味しさで、国産スパークリングワインの中では上位に入ります。

人によっては、同価格帯のシャンパンよりも「MV 北ののぼ」の方が好きという方が必ずいるでしょう。

日本のテロワールで育ったブドウを使って造られるスパークリングワイン。私たち日本人に合うスパークリングワインに仕上がっています。

大人同士のホームパーティ、ご夫婦や恋人でじっくり飲むシーンにはぴったり。

国産スパークリングワインのプレゼントやギフトをお考えの方、また国産スパークリングワインを飲んでみたいという方にはこの「MV 北ののぼ」オススメです。

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以上が、国産スパークリングワイン「MV 北ののぼ」についてでした。

それでは、また!

 

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