ジャックセロス イニシャル

初めて飲んだジャック・セロス イニシャル、あまりの美味しさと存在感に絶句。しばらく放心状態という感じでした。

ずっと頭の中にあった小規模生産者(RM)のカリスマと呼ばれるジャック・セロスのシャンパン。有名なワイン漫画「神の雫」にも登場したことでも有名ですが、「カリスマ」というのがずっと気になっており、「1度は飲んでみたい」と思っていました。

ただ、とても高価で一般消費者としてはなかなか購入できず。また、これまでの高級シャンパンを飲んできた経験上、期待値が高すぎてがっかりするという経験が頭をよぎってしまいなかなか購入する勇気が出ませんでした。

でも最近、「1度も飲んでみたい」と思い続けて数年TO DO LISTにあった他の高級シャンパンにチャレンジし、心底がっかりした経験から一念発起し、TO DO LISTにあることは何年も寝かせずにこなしていこうと思い立ちました。そのTO DO LISTの主要項目の1つが、「ジャック・セロスのシャンパンを飲む」だったんです。

ということで、今回ついに「ジャック・セロス イニシャル ブラン・ド・ブラン」を購入。このイニシャルはジャック・セロスの入門的なシャンパンと言われていますが、それでも3万円台でした。最高級品の位置づけです。そんなジャック・セロスのシャンパン、ついに飲んでみました!

ということで、ジャック・セロスのレポを今回はまとめておこうと思います。

「ジャック・セロス」、あまりの美味しさに絶句。クリュッグを超えてしまいました!

ジャックセロス

正直言ってしまうと、ジャック・セロスのシャンパン、舐めていました。というのも、〇万超えるシャンパンを一般家庭の消費者として断腸の思いで購入し、これまで多数飲んできたのですが、がっかりするシャンパンが圧倒的に多かったんです。(→個人差はあります。)逆に言えば、期待値に沿う、もしくは上回る高級シャンパンはごく僅かでした。

なので、

「どうせ、私には美味しさは理解できない」、「またがっかりするだろう」

と悲観的な予測を立てていたわけです。がっかりする自分への防衛策ですね。w

これまで落胆してきた高級シャンパンたちは決して、質が悪いということではありません。大体が美味しく飲めるため、プレゼントであれば満足できるのですが、自分で1万円超える費用を出すとなると、費用に対する価値が見い出せずにいたんです。

その理由として、高級シャンパンは個性的なものが多く、飲み手の技量が足りないからと考えることもできるのですが、一般消費者として数万の費用を出すのなら、それに見合った結果が欲しいと思うのはある意味当然のこと。味の捉え方の個人差はあれど、期待に沿うもしくは上回ると感じる人が多い方が良いと思います。

でも今回「ジャック・セロス イニシャル ブラン・ド・ブラン」を飲んでみた正直な感想は、

「これなら、3万円台でも良い。買う価値がある。また購入したい。

でした。これまで、自分で購入した高級シャンパンで最も満足したのはクリュッグだったのですが、自分の中で、ジャック・セロスはクリュッグを超えてしまいました。あまりの旨さに絶句。これまでのシャンパンとは全く別物、別格だったんです。一般消費者でもそんな違いが分かる、旨さを実感できる素晴らしいシャンパンでした。>>ジャックセロス イニシャルを見てみる(amazon)(楽天市場)(Yahoo!ショッピング)

では、そんなジャック・セロス イニシャルは、どんなシャンパンだったのでしょうか。一般消費者として感じたことをまとめておきたいと思います。

ジャック・セロスのシャンパン、どんなシャンパン!?味や香りは!?

ジャックセロス

ジャック・セロスといえば、ビオディナミ農法を取り入れる造り手(自然派)として有名ですが、自然派のシャンパン造りやビオディナミ農法に重点を置いているのではなく、あくまでより良いブドウを使った高品質のワイン作りがゴールであり、その方法としてビオディナミ農法を取り入れているということなんですよね。なので、時と場合によってビオディナミに縛られることなく、柔軟に対応するのだそうです。

あくまで、「良いブドウ」「良いワイン」作りが優先。その信念通り、とにかくブドウ本来の味わいが広がります。具体的にどんなシャンパンだったのか個人的な感想を挙げると次の通り。

  • 重力という言葉がしっくりくるほど、濃厚
  • ブドウ本来の味わいが前面に出てくる
  • 後味がずっと残る(余韻がとにかく長い)
  • トロッとした粘性が感じられる
  • 温度の上昇と共に甘さが感じられる(ドサージュは、5g/L以下とあったので、おそらくブドウ本来の甘さだと考えられる)
  • シャンパンの前に高級白ワインがイメージできる

とにかく良いブドウにより良いワインが出来ているということが分かるシャンパンでした。では香りはどうでしょうか。

ジャックセロス

そもそもこれまでのシャンパンの経験上、温度上昇と共に香りが広がり、変化を感じられるのですが、ジャック・セロスも見事なまでに香りの変貌が見られました。

最初は6度程度、樽香やイースト香とも呼ばれる香ばしい良い香りが感じられました。温度が上昇し15℃になると私が突如に頭が浮かんだ香りの例えが「べっこう飴」。w ある意味ハチミツのような甘い香りを感じ、20℃になると、焦がしたキャラメルのような甘い香り(いわゆるコーヒー香のような感覚)を感じました。

抜栓した後すぐ全般的に良い香りが広がります。

ジャック・セロスのシャンパン、オススメの飲み方は!?

まずはグラスなんですが、チューリップグラスや白ワイングラスで飲むのをオススメします。今回は、フルートグラス(シャンパン用の細長いグラス)、チューリップグラス(上記画像のグラスのようにチューリップのような膨らみのあるシャンパングラス)、白ワイングラスで飲んでみたのですが、最も美味しく感じられたのが、シャンパン用のチューリップグラス。そして次に白ワイングラスでした。

決してフルートグラスがダメというわけではなく、フルートグラスでも問題なく楽しめますが、より美味しさが生きるのがチューリップや白ワイングラスというイメージです。

また、飲む温度ですが、15℃以上がオススメ。20℃でも若干冷えた感じは衰えますが美味でした。温度が高くなるほど、高級白ワインの感覚が強かったです。

これはどのシャンパンにも言えますが、冷やしすぎると酸味が強くなり香りも控えめになります。温度が高くなると香りが広がり、まろやかになるんですよね。特に高級シャンパンの場合は、この傾向が顕著。ジャック・セロス イニシャルも間違いなくこのタイプです。

最初は冷えた状態からゆっくりと飲み進めていくと温度の変化が顕著に分かり、面白いですよ!

ジャック・セロスのシャンパン、おつまみはいらない!?おつまみ何が合う!?

今回私が飲んだ「ジャック・セロス イニシャル」美味しいシャンパンに共通して言えることなんですが、おつまみなしで楽しめます。もう、あまりの旨さに絶句。その圧倒的な存在感にしばらく放心状態で、おつまみが必要ない感覚に陥りました。ワイン(シャンパン)単体で、気持ちもお腹もいっぱい状態という感じでしたね。

しばらく落ち着いて、合わせたいと思いトライしたのがグラタン。シンプルなグラタン、例えばポテトグラタンなどオススメ。グラタンがないという方は普通のピザ用の細かいチーズがどこのスーパーでも販売されていますが、それを適量お皿に移し、少しレンジで温めてトロりと溶かせておつまみとして合わせても良いと思います。

また普通のナッツ類も食べてみましたが、邪魔にならないおつまみで無難に合わせられました。

これらのレポートを踏まえて、「ジャック・セロス体験レポ」の総括をしてみたいと思います。

まとめ:「ジャック・セロス イニシャル」これぞホンモノの高級シャンパン。

これまで色々なシャンパンを飲んできて感じるのは「ワイン玄人だけではなく、一般消費者をも満足させられる高級シャンパンは意外と少ない」、「プレゼントとして頂ければ満足できるけれど、自分の出費となると満足できない高級シャンパンが多い」でした。

それを見事に覆してくれたのが、ワイン初心者でも後悔しない、オススメ高級シャンパン!で紹介している数本の高級シャンパンでしたい。いわゆる、高級シャンパンの期待値に沿った美味しさを実感でき、リピートしたいと思えたものということ。

その中でも断トツでトップになってしまったのがこの「ジャック・セロス イニシャル」です。もう圧倒されて、放心状態、そんな感覚は初めてでした。まさに私の中のシャンパン革命を起こしたのがこのジャック・セロス。諦めかけていた、高級シャンパンへの思いが覆され、また挑戦しよう、そう思わせてくれた素晴らしいシャンパンでした。

以上が、記憶に残る「ジャック・セロス」初体験レポでした。それでは、また!

>>ジャックセロス イニシャルを見てみる(amazon)(楽天市場)(Yahoo!ショッピング)

Twitterでフォローしよう

オススメ記事