ミュズレチェア

我が家では、「ミュズレチェア」と呼ばれるシャンパンの蓋(ミュズレと針金)を使って作った椅子(イス)を飾っています。今回はそんな「ミュズレチェア」の作り方を紹介しておこうと思います。

もちろんこれはシャンパンに限らず、スパークイングワインの蓋でもOK!

各シャンパン、スパークリングワインのミュズレはデザインが違う上に、オシャレなものが多いので、複数を並べて飾るととても可愛い見栄えになります。

そんなミュズレチェア、小さいので難しそうに感じますが、手先が不器用な私でも出来る簡単な方法を紹介するので大丈夫。

興味のある方は参考にしてみて下さいね。それでは、始めましょう。

ミュズレチェア作り、準備する物!

パイパーロゼ ミュズレとコルク

まずは、準備するものと手順を説明していきましょう。まず、準備するものをリストにすると次の通り。

準備する物!
  • シャンパンやスパークリングワインの蓋(ミュズレと針金)
  • 工具(ペンチ or ニッパー&ヤットコ)

シャンパンやスパークリングワインの「蓋」

ここでいう「蓋」とは、下記の画像でコルクの上に被せてある丸くて黒い帽子(緑文字でミュズレと記載のあるもの)と、それを押さえている針金のこと。

シャンパンやスパークリングワイの場合、コルクを押さえるために必ず付いています。

 

コルクとミュズレ

下記画像では、右下の女性が描かれているものが、いわゆる蓋ですね。様々なデザインのものがあるので、チェアにしたいと思うお好みのものを準備します。

ヴーヴクリコ

次に必要なものが、工具。針金が細いので、アクセサリー作りなどにも使えるような、細く小さめの工具がオススメです。

私の場合、アクセサリー作りのために購入した下記のような工具3点セット(ニッパー、ヤットコ2種)を使っています。

主に使うのは、針金を掴むヤットコ。後は、作りたい形によっては使う感じです。

後は、下記のようなペンチ1本(先端は針金などをつかみ、奥には針金を切断できる歯が付いているもの)。

ただ、先端の掴むところに掴みやすいようギザギザがついているものだと、塗料が付いている針金は掴む度に塗料が剥がれやすいです。

工具の準備で重要なのはサイズ(細く小さめがオススメ)。針金が細いため、大きい工具だと針金を掴むことが出来ないので注意しましょう。

簡単、ミュズレチェアの作り方!手順!

シャンパンやスパークリングワインの蓋を使って作る、「ミュズレチェア」の作り方手順を画像付きで見ていきましょう。

所要時間は、デザインにもよりますが早ければ15分程度です。

1.針金の底にある大きなわっかを緩める

ミュズレと針金

 

まず椅子を作りたいシャンパンやスパークリングワインの蓋を準備します。私が今回用意したのは国旗柄デザインのもの(上記画像)。

そして、上記の蓋の針金の底のわっかを緩めていきます。緩める箇所は、次の画像の黄色い矢印で指している部分ですね。

 

針金重なってるところ

 

この黄色い矢印が指している部分、針金がぐるぐると巻き付けられているのが分かりますが、これをヤットコやペンチを使って緩めていきます。

どうやって緩めるかというと、下記画像のように細いペンチやヤットコで針金の先端部分を掴んでねじっていきます。

 

針金を掴む

今回使ったペンチは先端部分に掴みやすいようギザギザが付いていたため、針金に塗られていた黒色の塗料が剥がれてしまっているのが分かります。

この剥がれ、ギザギザのヤットコやペンチでなくとも、工具との擦れ(こすれ)によってかなり高頻度で起きてしまいます。

私は大雑把な性格なので大して気になりませんが、気になるという方は、塗料がついていないシルバーの針金がついた蓋を選ぶか、使う工具にギザギザがついておらずなるべく滑らかなものを使いましょう。

そしてすべて緩めると下記の通り。わっかだった針金が外れました。もう”わっか”ではないですね。

針金が外れる4校

こうなったら、このわっかだった針金を抜いていきます。

2.針金を抜く

蓋の裏

 

次に、上記画像で青い矢印の針金を抜いていきます。

ミュズレチェア(椅子)の足となる4本の先端がわっかになっているので(黄色い丸の部分4つ)、その”わっか”から針金を抜くことになります。

抜き方は簡単、手で少しずつ引っ張って抜くことが可能。

今回も私は手で抜きましたが、ここで気を付けたいことがあります。それは、針金を抜く際に、椅子の足となる4本を外側に広げすぎないこと。

広げすぎてしまうと、下記画像の黄色い矢印部分のように、針金とミュズレの間に隙間が出来てしまいます。

 

ミュズレと針金

こうなると、針金で固定されていたミュズレがぽろりと下に落ちてしまう可能性があり、驚くかもしれません。

そうなってしまった場合は、ミュズレを元の位置に戻して足の部分の4本の針金を内側にしっかりと寄せると元に戻ります。

そして、無事に針金を抜き終えると、下記のように、椅子と足の部分&1本の針金になります。

針金と椅子部分

いよいよ次は、椅子の背もたれ部分の形を作っていきます。

3.針金で背もたれの形を作る

ハートの形

さきほど抜いた1本の針金を使って、椅子の背もたれ部分の形を作ります。

手で適当に作るも良し、ヤットコやペンチを使うも良し、完全に自由です。ただ、この背もたれは最後にイスの部分に巻き付けるので、両端は長めに残しておきましょう。

ちなみに私の場合は、面倒くさがりで不器用なタイプなので、上記画像のように手で大雑把にハートの形を作りました。

線が波打っているのも、私は気になりませんが、気になる方は工具を使って直すのもアリです。

そして最後はいよいよ、この背もたれ部分を椅子本体に繋げていきます。

4.「3.」で作った背持たれを、椅子の足になる部分に巻き付けてミュズレチェア完成!

針金を巻き付ける

さきほどの3.で作った”背もたれ”を椅子本体の足部分に巻き付けていきます。

上記画像の黄色の矢印のところが巻き付けている途中です。こんな風に、椅子の足2本に、背もたれの針金2本をそれぞれ巻き付けていきます。

巻き付けている過程で少し形崩れすることが多いので、少々調整したら、下記画像の通り完成です!

ミュズレチェア

かなり大雑把ですが、「ミュズレチェア」の出来上がりとなります。

以上が、「ミュズレチェアの簡単な作り方」ですが、いかがでしたでしょうか。

必要なのは、シャンパンやスパークリングワインの蓋(ミュズレと針金)と工具のみ。不器用さんでも大丈夫、誰でも簡単に作ることができます。

訪問したお客さんから「可愛いですね」なんてお褒めの言葉をいただくこともある、ミュズレチェア。

素朴だけどオシャレでオススメですよ♡

それでは、また!

 

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