F1ことフォーミュラ1の公式シャンパンについて、なかなか情報がなくこちらのサイトにたどり着いた方も多いのではないでしょうか。
F1の公式サイトは英語であり、その中でもシャンパンファイトにまつわる記事はごく僅か。でも、公式契約締結前後ではニュースが発信されるため、時間をかけて探すと情報を集めることができます。
ということで、F1のシャンパンファイトの歴代シャンパンリストや、F1とシャンパンの関係性についてこの記事ではまとめています。この記事を見ると、F1とシャンパンにまつわる情報の他、新たな事実に驚かれるかもしれません!
シャンパンじゃないの!?F1公式スパークリングワイン、「フェッラーリ」!
【価格】4千円台~*価格は変動します。
「F1と言えばシャンパン」と思い込んでいる方も多いのではないでしょうか。でも、実は違うんです。2021年~F1と契約を締結したのは、シャンパンではなくなんとイタリアのスパークリングワイン「フェッラーリ」(上記商品画像)。
シャンパンに比べると価格もリーズナブルで、簡単に手に入れることができます。
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実はF1、これまでもシャンパンではなくスパークリングワインを採用した実績あり。詳しくは、F1の歴代シャンパン・スパークリングワインリストで紹介していきます。
スパークリングワイン「フェッラーリ」とは!?
【価格】4千円台~*価格は変動します。
イタリアのスパークリングワイン「フェッラーリ」は、車のフェラーリとは関係ないのですが、F1コンストラクターでもある「フェラーリ」と綴りが同じ。なんだか運命を感じますよね。
そんな、スパークリングワイン「フェッラーリ」の特徴をまとめると次の通り。
スパークリングワイン「FERRARI(フェッラーリ)」の特徴!
- イタリアのスパークリングワイン
- フェッラーリは1902年にイタリア北部トレンティーノで創業
- 創業者は、ヨーロッパでブドウ栽培を学んでいたイタリア人「ジュリオ・フェッラーリ」
- シャンパンと競い合えるスパークリングワインを造る夢を掲げスタートしたブランド
- フェッラーリは、ジュリオ・フェッラーリの信頼できる友人だった「ブルーノ・ルネッリ」ファミリーによって継承され、現在3代目に至る
- シャンパン製法で造られるイタリアのスパークリングワイン
- イタリアのスパークリングワインで受賞歴が最も多い
- イタリアの大統領官邸や公式行事で提供される代表格
- 発泡性ワインのワールドチャンピオンシップにおいて、シャンパンを差し置いて最優秀賞を獲得したこともある
- 2021年~ F1レースの公式スパークリングワイン
このフェッラーリ、イタリアのスパークリングワインでは初のF1公式に選ばれたという快挙。名前からもF1をイメージしやすく、記憶に残りやすいのも魅力の1つです。
また、以前のF1公式シャンパンブランド「カーボンシャンパンブリュット」と比べると安い!カーボン シャンパン ブリュットは価格的になかなか簡単に購入できないジレンマがありましたが、フェッラーリは気軽に楽しむことが出来ます。
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最新情報!2025年にシャンパンに戻る!?
2024年10月、大々的にニュースが流れてきました。それは、2025年からシャンパンがF1に復活するという内容。
F1の表彰台に“本物のシャンパン”が戻ることが決定した。
ここ数年は『フェラーリ・トレンティーノ(Ferrari Trentino)』がスポンサーを務め、ドライバーたちは表彰台でイタリア産の“スパークリングワイン”シャワーが行われていたが、F1のオーナーであるリバティ・メディアが『LVMH(ルイ・ヴィトン・モエ・ヘネシー)』と2025年から10年間のスポンサーシップ契約を締結したことで状況が変わる。
LVMH(ルイ・ヴィトン・モエ・ヘネシー)と契約したということは、以前もF1公式に採用されていた「モエ・エ・シャンドン」というシャンパンの復帰がささやかれています。
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ただ、LVMH(ルイ・ヴィトン・モエ・ヘネシー)は他にもシャンパンブランドやスパークリングワインブランドを抱えているため、あくまで憶測止まり。
2025年にどうなるか、楽しみです!
シャンパンとスパークリングワインの違いは!?
ここでシャンパンとスパークリングワインの違いをおさらいしておきましょう。シャンパンとは、フランスのシャンパーニュ地方で造られた一部の限定的なスパークリングワインのこと。(参考:下記画像)
一方スパークリングワインとは、発泡性ワインの総称であり世界中の発泡性ワインがスパークリングワインに該当します。
つまり、シャンパンはスパークリングワインの1種なんですよね。シャンパンは、フランスのワイン法で定められた条件下で造られるスパークリングワインのみを指しブランディング化されたもの。
よって、他の国や地域で造られた発泡性ワインをシャンパンとして販売することも明記することも禁じられています。シャンパンは、他スパークリングワインと一線を画す高級イメージの付いたスパークリングワインなのです。
では、ここでF1の公式シャンパン・スパークリングワインを振り返ってみましょう。
F1の歴代公式シャンパン、スパークリングワインリスト!
これまで採用されてきたシャンパンやブランドをリスト化すると次の通り。
- 2021~「フェッラーリ」(スパークリング)
- 2017~2021年「カーボンブリュット」(シャンパン)
- 2016~2017年 「シャンドン」(スパークリング)
- 2000~2015年 「G.H. マム」(シャンパン)
- 1960~1999年「モエ・エ・シャンドン」(シャンパン)
イタリアのスパークリングワイン、先に紹介した「フェッラーリ」は現在の公式スパークリングワイン。
カーボンシャンパン ブリュット
その前に公式シャンパンだったのが、下記のfa-caret-square-o-down「カーボン シャンパン ブリュット」。
【価格】4万円台~*価格は変動します。
このシャンパンは、ボトル外装にF1マシンにも使われているカーボンファイバーが使用されており話題になりました。
F1の表彰台で使われる際は、ボトルに特別な装飾が施され、金・銀・銅の配色を入れたり、順位が分かるナンバーやF1のロゴが入れられたりと特別仕様になっていたのも魅力でした。
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シャンドン
その前には、fa-caret-square-o-down「シャンドン」というスパークリングワインが採用されました。
【価格】2千円台~*価格は変動します。
このスパークリングワインは、最も長くF1公式シャンパンだった「モエ・エ・シャンドン」がフランス国外で展開するスパークリングワインブランド。
シャンパンよりもかなりリーズナブルなスパークリングワインです。
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G.H. マム
そしてこの前は、シャンパンfa-caret-square-o-down「G.H.マム」。「モエ・エ・シャンドン」の次に長期間公式シャンパンを務めました。
【価格】4千円台~*価格は変動します。
私にとってF1公式シャンパンと言えば、G.H.マム。車好きの父の影響で子どもの頃に見たシャンパンファイトの映像に出ていたのがG.H.マムだったのです。懐かしい。
ただ、当時のラベル(エチケット)と今のラベルは違うものでした。
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モエ・エ・シャンドン
最後に、F1とシャンパンを繋げたfa-caret-square-o-down「モエ・エ・シャンドン」。
【価格】5千円台~*価格は変動します。
F1公式シャンパンとしては、最も長期間のパートナーシップを築いたシャンパンになります。
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さて、これらがF1の歴代公式シャンパン・スパークリングワインリストなんですが、そもそもなぜF1にはシャンパンが採用されたのでしょうか。
F1のシャンパンファイト、豆知識!
F1の表彰台でシャンパンやスパークリングワインが開けられ、シャワーと化するシーンは圧巻。あの煌びやかなシーンは幼いながらも鮮烈な記憶を私に残しました。
そんなシャンパンとF1の歴史を簡単に振り返りましょう。
F1とシャンパンの関係性はいつから!?
F1とシャンパンの繋がりが始まったのは、1950年フランスで行われたレースでのこと。地元企業のモエ・エ・シャンドンが、優勝者にシャンパンを贈ったことがきっかけでした。
1950年7月2日、ランス・グー・サーキットで行われたフランスGPでファン・マヌエル・ファンジオが優勝した際、地元企業のモエ・エ・シャンドン(Moët & Chandon)がゴール地点に到着したアルゼンチン人にシャンパンボトルを差し出た事がきっかけで、レースとシャンパンの繋がりがスタートした。
では、あのシャンパンを振りまく表彰台の演出はどう始まったのでしょうか。
シャンパンシャワー(ファイト)なぜ!?きっかけとは!?
まずはシャンパンを贈ることから始まったF1とシャンパンの関係性ですが、そこからなぜシャンパンシャワーに繋がったのでしょうか。その答えは、「偶然のアクシデントがきっかけ」です。
それは1966年に起きたこと。優勝したスイス人選手に贈られたモエ・エ・シャンドンのコルクが飛び出し、シャワーのように人にかかってしまったというのがきっかけなんです。
Motorsport’s champagne spraying tradition started 50 years ago, after Swiss driver Jo Siffert accidentally sprayed the crowd at the 1966 Le Mans 24 Hours race when the cork shot out of a bottle of Moet warmed up by the sunshine.
モータースパーツにおいてシャンパンファイトは50年前から。1996年ル・マンの24時間レースの際にスイス人ドライバーのジョー・シファートが贈られたモエ(シャンパン)のコルクが飛び出し、人々にかかってしまったという偶然のアクシデントがきっかけ。
陽の光で温まったモエのコルクが思いがけない形で飛び出てしまったのです。
The following year at the same race, American winner Dan Gurney recreated the moment and deliberately shook the bottle to cheers from the crowd.
JULY 30, 20175:48 PMそして翌年の同レースで、勝利を飾ったアメリカ人のダン・ガーニーが前年度の状況を再現。観客の歓声を期待し、贈られたシャンパンボトルを振ったのです。
それまでは、贈られたシャンパンを礼儀正しく飲んでいたのだとか。
偶然に起きたこととは言え、シャンパンシャワーに観客が歓声を上げ喜んだことから常態化していったということになります。
これらが、簡単なF1とシャンパンの関係性についてのまとめでした。最後にF1好きならたまらない映画を紹介していきます。絶対に観た方が良い!シャンパンも登場しますよ!
まだ見てないの!?映画「グランツーリスモ」!
(上記画像:映画チケットを実際に撮影したもの チケット画像©2023CTMG.)
この映画、車好きじゃなくても、F1好きじゃなくても、シャンパン好きじゃなくても観たら感動します。
実話に基づいており、ゲーマーだった男の子が、あの有名な24時間耐久レース「ル・マン」で表彰台に上がるという偉業を成し遂げた、GTアカデミー出身のレーサー「ヤン・マーデンボロー」の物語。
STORY
世界的大ヒットのドライビングゲーム「グランツーリスモ」のプレイに夢中なヤン。父親からは「レーサーにでもなるつもりか、現実を見ろ」とあきれられる日々。そんなヤンにビッグチャンスが訪れる。
世界中から集められた「グランツーリスモ」のトッププレイヤーたちを、本物の国際カーレースに出場するプロレーサーとして育成するため、競い合わせて選抜するプログラム「GTアカデミー」だ。
プレイヤーの並外れた才能と可能性を信じて「GTアカデミー」を立ち上げたひとりの男(オーランド・ブルーム)と、ゲーマーなんかが通用する甘い世界ではないと思いながらも指導を引き受ける元レーサー(デヴィッド・ハーバー)、そしてバーチャルなゲームの世界では百戦錬磨のトッププレイヤーたちがそこに集結。
彼らが直面する、想像を絶するトレーニングやアクシデントの数々。不可能な夢へ向かって、それぞれの希望や友情、そして葛藤と挫折が交錯する中で、いよいよ運命のデビュー戦の日を迎える───。
2023年9月に公開された映画なんですが、シャンパンもしっかり登場します。F1にとって成功を象徴する存在がシャンパンであることがありありと分かる映画です。
ちなみに映画内で登場するシャンパンは、「モエ・エ・シャンドン ブリュット」。
【価格】5千円台~*価格は変動します。
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この映画は絶対に観た方が良い!あまりに感動し、この映画について1記事書いてしまったほどです。w
以上が、F1の歴代公式シャンパン・スパークリングワイン、F1とシャンパンの関係性についてでした。
それでは、また!