ワインショップ

ずっと気になっていた栃木県足利市にあるココファームワイナリー。これまで、オンライン収穫祭などに参加してきましたが、ついに現地に行ってきました!

ココファームワイナリーでは、毎年11月に収穫祭があるんですが、2023年の収穫祭当日は都合が悪いため、前倒しで足を運ぶことに。

そして、今回はココファームワイナリーまで公共交通機関を使って行ってきました。

現地に行ってみてどうだったかというと。

大満足。やっぱり行って良かった。

というのが、リアルな感想です。

ということで、ココファームワイナリーの現地レポ、まとめておきたいと思います。

ココファームワイナリー、現地の口コミ!試飲が安くて最高だった!ワイナリー見学も楽しい!

試飲グラスと白ワイン

ココファームワイナリーの現地訪問。コロナ渦で行けなかった分期待が高まっていたので、実際に訪問したら「大したことなかった・・。」と落胆するのではと心配だったんですが、そんな心配は不要でした。

結果的に大満足!こじんまりとしたワイナリーなんですが、時期的にとても空いていて滞在しやすく、「やっぱり行って良かった。」この一言に尽きます。

ココファームワイナリー、何がそんなに良かったの!?

まず、ココファームワイナリーのワインショップは試飲の宝庫!試飲が安くて満足感が得られました。

そして、その試飲はブドウ畑を眺めながら最高の環境で(テラスで)楽しめるのです。なんとも気持ちが良い試飲でした。

ココファームワイナリーの試飲、安いってどれだけ安いの!?

私が訪問した際は1,500円で5種と1,000円で2種の2パターンの試飲があり、グラスが1つ付きます。しかも、試飲できる種類がかなり豊富で楽しかったです。(参考:下記画像_2023年10月時点)。

メニュー

車で来た方でも、ノン・アルコールの種類があるので安心。

これだけでも安いのですが、さらにお得になる方法があります。

その方法は、試飲グラスを返却すること。試飲を申し込むとココファームワイナリーオリジナルのワイングラスが付くのですが、そのグラスは持ち帰りも可能なんです。

でも、そのグラスを返却すると、なんと500円相当のクーポンがもらえます。その500円クーポンは、ショップ併設のカフェ(レストラン)や、ショップでの買い物に使用できるのです。(※おつりは出ず、現金支払い時にのみ使用可能と聞きました。)

私はというと、1,500円の試飲を2回したので、1000円相当のクーポンゲット。併設のカフェで軽食を食べたのでその際に使用し、かなりのお得感を味わえました。

これがどんなにお得かというと・・、私は神奈川県在住なんですが、横浜あたりのワインショップで試飲となると、ショップにもよりますが1杯安くても700円程度~。そう考えると試飲がかなり安く済み、テンションが上がりました。

さらに、試飲できる場所が魅力的。ショップの外にはテラスがあり、ブドウ畑が一望できる下記画像のような素敵な空間があります。

ココファームワイナリーテラス

上記画像はショップ側を撮影していますが、反対側はブドウ畑が広がっています。オシャレで景色が良く気持ちが良い試飲でした。

ココファームワイナリー、併設のカフェも楽しめる!

そして、ショップの奥にはカフェが併設されており、食事や軽食と一緒にワインを楽しむことが可能です。

私も実際にこのカフェを利用してみたのですが、オープンなテラス席と屋根のあるテラス席、店内の席と3パターンの席が選べました。

私が選んだのはブドウ畑が見えやすいオープンのテラス席。下記画像が実際のテラス席から撮影した写真ですが、木の柵の外はブドウ畑。傾斜38度だそうで、傾斜がかなりキツいように見えます。

テラス席

注文したのは秋限定メニューのグラタンや、

グラタン

下記フィッシュ&チップス(食べかけの画像)を注文。試飲のワインをこのカフェに持ち込めるので、おつまみも兼ねてこのカフェで試飲を楽しみました。

フィッシュ&チップス

もちろん試飲ではなく、このカフェでワインを注文し、食事と共に楽しむことも出来ます。大人数でワインを楽しむ場合は、試飲よりもこのカフェで注文した方が手間が省けると思います。

ワンコインのワイナリーツアーも参加できる!

現地に行くと、500円でワイナリー見学コースを申し込むことができました。45分間の見学コースで、1日3回開催。>>詳細は公式HPをチェック

このワイナリー見学コースは、現地で申込みが可能なので気軽に参加ができます。ブドウ畑の中を歩くことはなかったんですが、ココファームワイナリー創設のお話から、醸造場やカーヴの見学もできました。(下記画像:カーヴ入口)

カーヴ入口

小学校高学年や中学生くらいのお子さんであれば(じっと話を聞くことができれば)、参加も可能だと思います。中学生以下は料金もかからないそうなので、楽しく学べるはず。

他にも”ワイングロワーズセミナー”(参加費:3000円)というものが本来あるようなんですが、8~11月はワイン造りピークの時期なので開催はなし。所要時間2時間のコースで、前々日17:00までに予約が必要とのことです。>>詳細は公式HPをチェック

短い時間でさらっとワイン造りの工程が学べる見学コース。カーヴや醸造場の中に入って見学できたのは楽しい体験でした。

さて、さらりとココファームワイナリーの訪問レポをまとめてきましたが、ここでココファームワイナリーについておさらいしておこうと思います。

ココファームワイナリーとは!?簡単おさらい!

ぶどう畑

ココファームワイナリーについて特徴を挙げると次の通り。

ポイント!
  • 栃木家足利市にあるワイナリー(ワインショップやカフェがあり、ワイナリー見学や試飲も可能)
  • 1958年に足利市田島町の山に中学特殊学級の教員・川田昇先生と特殊学校の生徒たちが勾配38度の斜面にブドウ畑を作ったのが始まり
  • 1980年、こころみ学園の保護者たちの出資により、ココファームワイナリーを設立(ワイン造りは1984年より開始)
  • 重度の障がいを抱えているこころみ学園の生徒たちがブドウ畑等の農作業などを行っている
  • 現在は栃木県足利市の他、佐野市に5つの畑がある
  • 上記自家畑の他、北海道・山形県・長野県・山梨県・群馬県・埼玉県・栃木県の契約農家と協力し100%日本のブドウでワインを造っている
  • 自家畑では、マスカット・ベーリーA、リースリング・リオン、ノートン、アルバリーニョ、プティ・マンサンなど環境に馴染む品種を複数栽培
  • 自家畑は、化学肥料や除草剤は一切使用しておらず、酵母は野生酵母を使用してワインが造られている
  • 九州・沖縄サミット等含む多数の重要な外交な場面でココファームワイナリーのワインが使用されている>>採用実績(公式HP)
  • JALやANAの国際線、ファーストクラスやビジネスクラス機内やラウンジで採用歴あり
  • 販売されているワインの種類が豊富

実際に足を運ぶと、ココファームワイナリーはこじんまりとしたワイナリーなんですが、無駄がなくすっきりとした印象で心地良かったです。ワイナリーの横には急傾斜のブドウ畑があり圧巻です。(先の画像がそのブドウ畑)

ワイナリーのすぐ下にはこころみ学園があり、入所や通所している方々の姿も見かけました。まさに、自然や様々な人が共存している社会を目の当りにできる、ステキなワイナリー。

ちなみに、販売されているワインの種類は多いんですが、ワインのネーミングがステキ。

例えば、「陽はまた昇る」「農民ロッソ」「農民ドライ」「月を待つ」「風のエテユード」「風のルージュ」「いまここ」、思わず手に取りたくなるような名前のワインが複数あり、ギフトとしてはこのネーミングが付加価値を与えてくれます。

【上記商品価格】7千円台~*価格は変動します。(2本セット)

>>ココファームワイナリーのワイン相場を見てみる(楽天市場)(amazon)(Yahoo!ショッピング)

>>ココファームワイナリーのワイン種類を見てみる(公式オンラインサイト)

そんなココファームワイナリーですが、現地に行くには車!?それとも電車で行けるのか。次にまとめておきたいと思います。

ココファームワイナリー、公共交通機関で行ける!?行き方とは!?

ワインショップ

ズバリ、ココファームワイナリーへは車でも公共交通機関を使用しても行くことが出来ます。ちなみに、私は公共交通機関を使って現地に行きました!(神奈川県から)

ただ、移動時間や利便性を考えると最も楽なのはやっぱり「車」。当然ながらワイナリーは駅チカではなく郊外にあるため、公共交通機関だと時間に縛りが出てきます。ただ、車だと運転者はワインの試飲が出来ないというデメリットがあるんですよね。

一方で公共交通機関(電車・バス・タクシー含む)を使って行くと、誰もがワインを飲しむことが出来ます。ただ、郊外にワイナリーがあるので、バスや電車の本数が少なく、時間に縛りが出てきます。また、出発地によっては、電車賃が意外と高いのがネック。

ただ、電車賃に関してはお得なフリーパスもあるため、割引制度を活用すればお得に行くことができます。

ココファームワイナリー、公共交通機関でお得に行く方法とは!?リアルレポ!

ココファームワイナリーの最寄り駅は、JR両毛線の足利駅と東武伊勢崎線の足利市駅の2つ。

>>ココファームワイナリーへのアクセス(公式サイト)

どちらの駅を利用してもさほど大差はないのですが、私は今回、JR両毛線の足利駅を利用し、JR縛りで行きました。

足利駅看板

出発駅もJRの駅だったんですが、JR縛りで行くとJRの「休日おでかけパス」というフリーパスが利用できたんです。

>>休日おでかけパス(JR公式サイト)

この「休日おでかけパス」を利用するとなんと、片道分の料金で十分往復できた上(出発駅によります)に、途中駅で乗り降り放題自由なのです。実際、栃木県の小山駅で降りて餃子のお土産も買いました。

なので、出発駅にもよりますが、私の場合は電車賃はかなりお得でした!

そして、JR両毛線の足利駅からはどうしたかというと、行きはコミュニティバスのあしバスアッシー行道線を利用しました。JR足利駅の北口に乗り場があります。(私が行った時は下記画像の”1番のりば”でした。)

バス停の写真

このあしバスアッシー行道線のバスを利用すると、「ココファームワイナリー入口」というバス停で降りることが出来ます。(下記は、実際のバス停画像。)

バス停の写真

>>あしバスアッシー行道線(足利市公式サイト)

私が払った運賃は片道210円、所用時間は駅から約25分。

「ココファームワイナリー入口」のバス停から、ワイナリーまでは上り坂を数分歩きますが、ブドウ畑やこころみ学園を通るルートで、その数分の徒歩道が私は好きでした。

ただ、バスもJR両毛線も本数はすごく少ないので注意が必要。(特に休日)本数が1時間に1本程度だったので、行く前の下調べは必須です。

ココファームワイナリー、最寄り駅からタクシーはどう!?

全然アリ!実際私は、休日でバスの本数が少なかったため、帰りはココファームワイナリーからタクシーを利用しました。

タクシーだとココファームワイナリーへのアクセス(公式サイト)にも記載がありますが、ココファームワイナリーからJR足利駅までは約20分。金額も約2,500円程度。私が実際に支払った金額も同じような額でした。

ワイナリーからのタクシー利用も簡単。ショップの入り口近くにタクシー乗り場と記載のある看板があり、タクシー会社の連絡先も大きく書かれているので問題なくタクシーが呼べます。

ワイナリーが混んでいない時期に行ったのもありますが、電話をかけて約20分くらいでタクシーが来てくれました。

ただ、今回タクシーは、両毛ハイヤーさんを利用したのですが、クレジットカードが使えなかったのでその点は注意が必要です!(念のため、現金いくらか残しておいた方が無難。)

また、帰りの電車の時間を調べてからタクシーを呼ぶのがオススメ。JR両毛線は本数が少ないため、タクシーを呼んで駅に行ったものの電車が来るまで待ちぼうけ・・なんてこともありえます。→これ私。w

さてと、これらがワイナリーへの行き方でしたが、次は気になるワイナリーでの試飲の方法についてレポしていきます。

ココファームワイナリーの試飲方法とは!?

メニュー

ココファームワイナリーの試飲は、ショップ内でチケットを購入します。上記メニュー画像にあるように、私が行った際は「1,500円で5種」と「1,000円で2種」の2つの試飲を選べました。

前払い制で支払いが終わると下記のようなチケット替わりのコルク片とグラスがもらえました。私は5種のテイスティングを選んだのでチケット5個もらえたんですが、下記画像はすでに2種試飲後の画像です。

コルク片のチケット

このチケット(コルク片)を試飲カウンターに1つ出して、メニューから試飲したいワインを伝えてグラスに注いでもらうという流れです。

試飲はショップの外に広がる下記画像のようなブドウ畑が目の前にあるテラス席の他、併設のカフェ利用の際にもできます。

ココファームワイナリーテラス

外側にカメラを向けると下記画像の通り、外はブドウ畑が広がっています。

テラスで試飲

ちなみにこのグラスは持ち帰ることも可能なんですが、グラスを返却するとショップやカフェで使える500円クーポンがもらえたんです。

なので、ショップやカフェで500円以上使う予定がある方にとってはグラスの返却はお得。

現金使用時でしか使えないそうですが(おつりもでない)、私は2回1,500円の試飲をしたので、グラス2脚を返却し合計1,000円分のクーポンゲット。カフェで軽食を取る際に使用し、お得感で満たされました。

これらが試飲の流れでした。さて、そんなココファームワイナリー、いつの時期に訪問するのが良いのでしょうか。

ココファームワイナリー、現地に行くならいつがオススメ!?

ぶどう畑

私がオススメしたいのは春か秋!気温も心地よく、テラスや外で過ごすのが気持ち良いのです。

混雑しても良いなら毎年11月に行われている収穫祭に参加するのもアリ

混雑は苦手という方は、収穫祭前後の10月や11月後半~は空いていてオススメ!私が実際に行ったのは10月ですが、空いていて最高でした。それに、時期によっては収穫されていないブドウがショップ外のテラスやブドウ畑で見ることができます。

下記は実際に行った際にまだ収穫されていなかった赤ブドウのノートン。

ノートン

ワイナリー見学の際に食べて良いということで、一粒いただきましたがこれがまた美味でした。

ただ、秋の時期は2時間のセミナー”ワイングロワーズセミナー”(参加費:3000円)は開催していないので、このセミナーに参加したい場合は春の時期がオススメです。

11月の収穫祭とは!?

事前申込制で大人一人あたり5,000円程度ですが、東京や宇都宮駅からの直行バスが臨時で出ていたり、足利駅からの臨時シャトルバスも出ていたりと行きやすい上に、

できたてワインをブドウ畑で味わえたり、音楽の演奏を楽しめたり、野外料理の提供があったりするブドウの収穫を祝うイベント。確か中学生以下は同伴無料だった気がします(要確認)。

>>参考:第40回収穫祭(公式サイト)

ココファームワイナリー、子連れでも大丈夫!?

気づきのマーク

ココファームワイナリー、子連れでも大丈夫です!

実際に子連れファミリーは複数組いらっしゃいました。試飲にはジュースも含まれていたため、お子さんも試飲を楽しんでいる様子がありました。(グラスは1つですが、水ですすぐことが可能。)

ただ、自然はありますが遊び場等はなく、アルコール提供があることもあって大人が多いため、ある程度じっとしていられるお子さんの方がゆっくりと過ごせる印象です。私が行った日は、小学校低学年くらい~のお子さんが多かったです。

小学校高学年以上になれば、ワイナリー見学など同伴しても面白いはず。カーヴの中やワインが造られる醸造場も実際に見られるので学べる良い機会になると思います!

それでは最後に、試飲5種を2回、計10種試飲して美味しかったワイン、気に入ったワインについて記載しておきます。

ココファームワイナリー、試飲で美味しかったオススメのワインはどれ!?

試飲した中で一番のオススメはやっぱり泡。「北ののぼMV(辛口・白)」

【価格】6千円程度~*価格は変動します。

国産のスパークリングワインとしては、かなり美味しくて驚きました。これまで飲んできた中で、私の中ではアルガブランカに次ぐ好きなスパークリングワイン(辛口・白)で、MV(マルチヴィンテージ)。

なんと香りは海の香りがしたんです。→これホント。公式サイトを見たら、やはり貝殻(ミネラル)の香りと記載がありました。※ただ、自宅用に1本購入し飲んだんですが、その時は海の香りはしなかったんです。なので、開けるタイミングや各北ののぼによって香りは異なる可能性ありです。

>>北ののぼ(公式サイト)

そしてこの北ののぼ、G7などの外交場面でも使用されているスパークリングワイン。辛口・ロゼも飲みましたが、断然辛口・白の方がオススメです。

>>北ののぼの相場を見てみる(楽天市場)(amazon)(Yahoo!ショッピング)

ちなみに、私はショップで「北ののぼ」と「山のペティアン(微発泡白ワイン)」や農民ロッソ等を購入し、送料を払って自宅に配送してもらいました。

「山のペティアン」は、微発泡の白ワインで爽やかさが魅力。無濾過、無清澄、無補糖で造られているので、しっかり冷やしてフレッシュさを味わうにはオススメです。

【価格】3千円台~*価格は変動します。

例年売り切れたら終了。気になる方は早めに確認がオススメです。

>>山のペティアンの相場を見てみる(楽天市場)(Yahoo!ショッピング)

>>山のペティアン詳細を見てみる(公式サイト)

以上が、ココファームワイナリーのリアルレポでした。

ココファームワイナリー、やっぱり行って本当に良かった。見た目がオシャレなワイナリーは他にもあるのですが、ここは自然、色々な人が共存できる社会を感じられる心地よさがあります。

ココファームワイナリー、1度は行ってみる価値アリです。

それでは、また!

 

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