シャンパン「サロン」、人生で1度飲んでみたいシャンパンの最高峰ともいわれる高級シャンパン。ワイン好きさん、夜のサービス業に詳しい方にとっては、高い価値を感じるシャンパンであり、富やセレブリティの象徴でもあります。
シャンパン「サロン」とは!?
シャンパン「サロン」の特徴を簡単に挙げると次の通り。
- 希少性の高い、最高峰の高級シャンパン
- 創業者はシャンパン愛好家であったエメ・サロン氏
- 1905年に初「サロン」がリリース
- 20世紀を通して生産されたヴィンテージは37のみ
- ヴィンテージシャンパン(単一収穫年のブドウを使ったシャンパン)のみ
- 単一の地区、単一の村で収穫される単一品種(シャルドネ)のみを使った高級シャンパン
- ブドウの作柄が最高の時にのみ造られるシャンパン
- 「サロン」が造られない年は姉妹ブランドである「ドゥラモット」が造られている
「サロン」というシャンパンはとにかく希少性の高いシャンパン。そもそもブドウが最高品質の出来栄えのときにしか造られないため、なかなかリリースされないのです。そしてリリースされたとしても、生産量はごく僅か。年間で4万本と言われており、時間の経過と共に価格も高騰していきます。
よって、サロンの希少性や価格面から「至高のシャンパーニュ」、「手が届かないシャンパン」という代名詞がつくようになりました。
シャンパン自体はというと、こだわりや個性が強いシャンパンといえます。使われるブドウの地区、村も単一であるというこだわりがある上に、白ブドウ(シャルドネ)のみを使うブラン・ド・ブランというタイプのシャンパン。
シャンパンは、品質を安定させるために様々な収穫年や地区のブドウ、複数のブドウ品種で造られたワインをブレンド(アッサンブラージュ)するのが特徴でもあり、魅力でもあるのですが、サロンはあえてそれをしません。
手間がかかっても、毎年出せなくても、最高のブドウでブドウに魅力を引き出し、最高のシャンパンを造る、それに徹している、ある意味こだわりの強いシャンパンブランド。
他シャンパンや他高級シャンパンとは一線を画すシャンパンブランドなのです。
(参考)サロン公式サイト
シャンパン「サロン」の種類と値段!まさか1種類だけ!?
【価格】20万円台~*価格は変動します。
シャンパン界の中で異端児ともいえるシャンパンブランドがこの「サロン」。種類は、上記の白ブドウ(シャルドネ)100%で造られる白・辛口の1種類のみ。他に種類はないのです。
そして、値段は現時点では20万円程度~。この価格は変動すると考えておきましょう。
サロンはリリースされた当初から時間経過と共にどんどんと価格が高騰していきます。というのも、サロンは追加で熟成させると美味しいと言われており(公式サイトにも熟成能力:15年以上という記載あり)、年数が経過しても価値が落ちないどころか上がっていくのです。
そんな「サロン」、私のような一般人にはなかなか手が届かないシャンパンなのですが、サロンの代わりにサロンの姉妹ブランドと呼ばれるシャンパンブラン「ドゥラモット」があり、この「ドゥラモット」は手が届くシャンパンなのです。
サロンの姉妹ブランド、シャンパン「ドゥラモット」とは!?なぜ人気!?
シャンパン「ドゥラモット」、サロンの現社長ディディエ・ドゥポン氏が率いており、ローラン・ペリエという有名シャンパンブランドの最高醸造責任者であるミシェル・フォコネー氏の管轄下にあります。よって、ある意味サロンの醸造チームが造るシャンパンであるということなんですよね。
さらにこの「ドゥラモット」は、「サロン」が造られない年に、サロンの醸造に使われる収穫地のブドウを使って造られます。
これらのことを考えると、「ドゥラモット」は、サロンのポテンシャルを感じられるシャンパンと捉えることが出来ます。これが「ドゥラモット」が人気を博している理由。「サロン」を感じてみたい、サロンへの興味を受け止めてくれるシャンパンブランドが「ドゥラモット」なのです。
シャンパン「ドゥラモット」の種類と価格!
「ドゥラモット」は、サロンと違って下記のように種類があります。
ドゥラモット ブリュット
【価格】4千円台~*価格は変動します。
ドゥラモットのスタンダードなシャンパン(白・辛口)。
サロンは白ブドウ(シャルドネ)のみが使われいてますが、このブリュットはシャンパン造りの特徴である3種類のブドウ品種をブレンドして造られている、バランスが取れたシャンパン。
>>ドゥラモット ブリュットを見てみる(楽天市場)、(amazon)、(Yahoo!ショッピング)
ドゥラモット ブラン・ド・ブラン
【価格】6千円台~*価格は変動します。
サロンと同じく、白ブドウ(シャルドネ)100%で造られる、ブラン・ド・ブランというタイプのスタンダードなシャンパン(辛口・白)。純粋さやピュアさが特徴。
使われるシャルドネは、単一収穫年に限定されておらず、他収穫年のリザーブワイン(保管されているワイン)が加えられています。
このブラン・ド・ブランは、次に紹介するミレジメと混合しないよう注意が必要です。※大手ショッピングサイトにも混合してヒットしてしまう傾向があります。
>>ドゥラモット ブラン・ド・ブランを見てみる(楽天市場)、(amazon)、(Yahoo!ショッピング)
ドゥラモット ブラン・ド・ブラン ミレジメ
【価格】1万円台~*価格は変動します。
サロン造りに使われる収穫地のブドウを使った、ヴィンテージシャンパン。サロンの雰囲気を感じたい要望に応えるのがこのシャンパン(白・辛口)。
ヴィンテージシャンパンとは、単一の収穫年に獲れたブドウのみを使って造られるシャンパンのこと。よって、ラベルやボトルには必ず使われているブドウが収穫された年の年号の記載があります。
ブドウの作柄的にサロンは造られないけれど、ドゥラモットは造る。そんなスタンスがまさにマッチするのがこの種類。その年のブドウの個性が出るこだわりのあるドゥラモットシャンパンです。
>>ドゥラモット ブラン・ド・ブラン ミレジメを見てみる(楽天市場)、(amazon)、(Yahoo!ショッピング)
ドゥラモット ロゼ
【価格】8千円台~*価格は変動します。
セニエ法という手が掛かる醸造方法で造られている本格派ロゼシャンパン。>>ロゼシャンパン醸造方法 黒ブドウ品種ピノ・ノワールの魅力が生かされたロゼシャンパンです。
>>ドゥラモット ロゼを見てみる(楽天市場)、(amazon)、(Yahoo!ショッピング)
シャンパン「ドゥラモット」、オススメはどれ!?プレゼントやギフトにも!
ズバリ「サロン」を意識した上で私がオススメえしたい「ドゥラモット」のシャンパンは、次の3つ。
まず、「ドゥラモット ブラン・ド・ブラン」「ドゥラモット ブラン・ド・ブラン ミレジメ」は、白ブドウ品種:シャルドネのみを使って造られるシャンパンで、タイプとしてはサロンと同じなのです。
また、サロンと同じ収穫地のブドウが使われていると考えると、まさに「サロン」系列のシャンパンと認識できます。だからこそ、「ドゥラモット ブラン・ド・ブラン」「ドゥラモット ブラン・ド・ブラン ミレジメ」がオススメ。
そして、「ドゥラモット ロゼ」は、「サロン」の醸造家チームが造るロゼシャンパンを飲んでみたいという好奇心と、そもそも自分でロゼシャンパンはなかなか購入しないということから、オススメに選択。
しかも、「ドゥラモット ロゼ」の醸造方法はセニエ法を用いて作られており、貴重なのです。このセニエ法は、もう1つのアッサンブラージュ法よりも本格派と言われており、手間がかかるためにこの醸造方法を用いている生産者数少ないのです。
以上が、シャンパン「サロン」や「ドゥラモット」についてでした。私も「サロン」は高価すぎて手が出ず、未経験。いつか飲める日を夢見て・・。開けるなら「1本フルで飲みたい」、そんな淡い期待を抱いております。