勝沼ぶどう郷駅の看板

今回は、山梨県勝沼町にある施設「ぶどうの丘」の体験記。書こうと思いつつもなかなか手を付けられずにいたのですが、この機会にしっかりまとめておこうと思います。

「ぶどうの丘」の存在を知ったきっかけは電車旅。路線図を見ていてふと目についた駅の名前が「勝沼ぶどう郷(きょう)駅」でした。ワインを飲む生活を送っていたので、その駅名に魅力を感じ、ぶらりと寄ることにしたのです。

電車に乗っている道中に「勝沼ぶどう郷駅」というキーワードでスマホ検索していると「ぶどうの丘」という施設があることが判明。「せっかくなら行ってみよう!」ということで、突如「ぶどうの丘」へのぶらり旅が決定しました。そんな「ぶどうの丘」、道中も含めて思った以上に楽しめたので、「ぶどうの丘」体験記をまとめておこうと思います。

「ぶどうの丘」って何!?どんな施設!?

ぶどうの丘看板

「ぶどうの丘」とは、山梨県勝沼町にある観光施設。最寄り駅はJR中央本線の「勝沼ぶどう郷(きょう)駅」。実際に「ぶどうの丘」に行った際、施設概要の記載がある看板があり撮影したのが上記画像。具体的にどんな施設なのか、実際に行った経験も含めてまとめると次の通り。

  • 「ぶどうの丘」は、ぶどうとワインがコンセプトの甲州市のシンボルとなるような観光施設
  • ワイン・カーヴには市が推奨する多数のワイン(看板には約200銘柄)があり、試飲や購入ができる
  • 施設内にレストランやバーベキュー施設、温泉施設(天空の湯)、宿泊施設、美術館、イベントホールなどがある
  • ”ワインクラブ”というメンバー制度もあり、お気に入りの業者とオーナー契約をし、オリジナルワインを造るシステムがある
  • 「ワインの丘」は、広大なブドウ畑を見渡せる丘の上にあり、自然いっぱいの景色が楽しめる

こんな風にまとめると、「ぶどうの丘」は複合的な観光施設であり、観光客のみに関わらず、地元の方も楽しめるような施設になっていることが分かります。

「ぶどうの丘」、観光施設としてどうだった!?リアルな感想!

はてな

もともと予定しているわけではなく、ぶらりと寄った「ぶどうの丘」でしたが、施設前にはぶどう畑や山が広がる絶景。施設前にあるベンチでゆったりと景色を眺めながらおにぎりを食べ、温泉(有料)にも入り、巨峰ソフトクリームを食べて休憩し、売店など周りを散策するという短時間の日帰りコースでも十分満足出来ました。

「ぶどうの丘」、周りの環境も含め、ワイン好きさんに限らずファミリーでも楽しめると思います。ただ、時期やアクセス方法(車か電車)によっては、より楽しめたり、楽しみ方が違ったりする印象なので、その辺りについてもう少し詳しくまとめておこうと思います。

「ぶどうの丘」へ行くのにオススメの時期とは!?

ブドウ

「ぶどうの丘」に行く時期として個人的にオススメしたいのは、「秋」と「春」。なぜ秋と春が良いのかというと、理由次の2つ挙げられます。

「秋」と「春」の方が、暑すぎることもなく寒すぎることがなく快適に過ごせる上により絶景だから

新芽

「ブドウの丘」の眼下にはぶどう畑が広がり、山も見えるというとにかく見晴らしが良いのが魅力。そう考えると、眼下に見る光景が青々とした緑いっぱい、もしくは色づいているくらいがより景色を楽しむことができます。そう考えると冬よりも春(4月頃)~秋がより良いですよね。

というのも、私が行った3月は春といえどもまだまだ寒さ厳しい日だったのですが、眼下に広がるブドウ畑や山は下記画像(実際にブドウの丘の窓から撮影した画像)のように青々とした緑といった印象はなく、茶色い風景が広がり冬らしい枯れた印象が強かったです。

ぶどうの丘の眼下

それでも、見晴らしは良く楽しめたのですが、より景色を楽しむという意味では、緑の光景が広がる季節の方がより楽しめるはず。実際に青々しい風景がどんなものかは、ぶどうの丘のトップページに景色の写真が出ていますので是非見てみてください。緑いっぱいの風景はとても素敵ですよ!

さらに、そんな美しいぶどう畑が広がっていれば、散歩や散策も楽しみたいわけです。そうなると、木枯らしが吹く寒い季節や真夏の熱中症が心配な時期よりは、心地良くゆったりと散歩や散策を楽しめる時が良い、そう考えると、「春」と「秋」が最もオススメなのです。

勝沼の具体的な気温は!?寒いの?暑いの?

勝沼の1年間の平均気温(月ごと)を調べてみると次の通り。冬は最低気温が零下になり、真夏は30度越えの暑さということが分かります。寒さ厳しく暑さが厳しいということ。

【山梨県勝沼の月別平均気温、平均降水量】

最高気温℃ 最低気温℃ 平均気温℃ 降水量mm
1月 8.2 -3.0 2.0 36.0
2月 9.6 -1.8 3.4 39.5
3月 13.5 1.8 7.2 72.9
4月 20.0 7.3 13.1 71.2
5月 24.3 12.3 17.6 83.2
6月 27.0 16.6 21.1 121.3
7月 30.5 20.6 24.7 123.8
8月 32.1 21.5 25.7 150.4
9月 27.6 17.7 21.8 181.7
10月 21.4 11.0 15.5 117.3
11月 15.9 4.5 9.5 52.7
12月 10.7 -0.7 4.3 31.0

※統計期間:1981~2010

 

上記表を見ると、降水量は梅雨から秋にかけて量が多いようです。ぶどうの丘の周りを散策したいなどの希望がある場合は、天気予報によってお出かけの日を選んだ方が良さそうです。

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「秋」、特に9月はぶどうの収穫時期(9月)と重なり、11月頃にはワインの新酒が楽しめる可能性があるから

赤ワイン

そして、夏から秋にかけてはブドウの収穫時期!品種によって収穫時期は異なりますが、大体8月~10月頃の間に収穫というケースが多いようです。ぶどうの丘の最寄駅である、勝沼ぶどう郷駅からの道のりにぶどう畑があるのですが、フルーツの直売やフルーツ狩りといった案内の看板を見ました。

となれば、せっかくならぶどうを楽しめる時期に行きたいもの。ただ、個人的に暑さに弱く、真夏の外での活動が苦手ということから、秋となる9月~がオススメなのですが、夏が好きという方や、品種によっては秋になると収穫できないものもあるようなので、各ぶどう畑さんのサイトなどをチェックしながらお好みの時期を選ぶと良いと思います。

ちなみに、収穫時期については「ぶどうの丘」のすぐ近くにある「ぶどうばたけ」さんを参考にさせていただきました。>>「ぶどうばたけ」さん

ぶどうの丘売店

さらに、そんな収穫時期を過ぎた後は、ワインの時期がやってきます。(上記画像は、ぶどうの丘にあるショップ。国産ワインがずらりと並んでいました。)11月頃になると、ワインのイベントが増えますよね。ぶどうの丘でも去年は11月にワインにまつわるツアーや新酒ワインの販売、かつぬま新酒ワインまつりなどが開催されていたので、11月はワイン好きさんにオススメの季節といえます。

とはいえ、「ぶどうの丘」に行く目的は人によって異なるところ。人気の時期はおのずと混むため、空いているときの方が良いという方は、冬の方がオススメかもしれません。(車の場合は積雪や凍結など、天候に気を付けましょう!)

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「ぶどうの丘」、車か電車どっちで行くのが良い!?

はてな

「ぶどうの丘」へのアクセスですが、車と電車、目的に応じてどちらが良いのか、答えが異なります。詳しく見ていきましょう。

電車がオススメなのは!?

勝沼ぶどう郷駅

まず、日帰りでワインを試飲したい、ワインを飲む予定がある、電車旅や道中の散歩なども楽しみたいという方は、電車がオススメ。日帰り旅で車を利用する場合、運転する方はワインが飲めないことになるため、皆でワインを楽しむのがメイン目的であれば公共交通機関の利用が必須です。

電車を利用する場合、都内からは特急もありますし、普通電車を利用すると多少時間はかかりますがローカルな雰囲気を楽しめます。(上記画像は実際の乗った電車です。)

また、電車を利用する場合、ぶどうの郷駅から「ぶどうの丘」までの道のりが新鮮で結構楽しかったですね。距離としては次の地図を見れば分かりますが、1km弱あります。

その道中は、ぶどう畑の中を歩いている感じで、アップダウンもあり結構楽しめます。これは、車にはない魅力ですよね。>>勝沼ぶどう郷駅から歩くと何分!?どうやって行く!?

ただ、電車だと、ワインやお土産、フルーツを持ち帰るには重さの限界があるのと、雨だと駅からの道が大変かもしれません。これがデメリットでしょうか。

車がオススメなのは!?

車

遠方の方の場合や一泊以上する方の場合は、車の方がワインも楽しめ、リーズナブルなことがあります。また、お土産にワインをたくさん買う方にとっては、一気に運べる車は便利。その日の内に持ち帰ることが出来ます。それに、雨だとしても施設まで車でいけるので、さほど心配はありません。

ただ、勝沼の平均気温でお伝えしましたが、冬場は零下になるため、道の凍結などには注意が必要です。

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「ぶどうの丘」、勝沼ぶどう郷駅から歩くと何分!?どうやって行くの!?

実際に歩いてみた結果、勝沼ぶどう郷駅から徒歩で20分程度かかりました。距離的には1km弱で、道中のぶどう畑がある風景が珍しく、散策という感じでとても楽しめました。

ただ、勝沼ぶどう郷駅からの道は畑の中を通る感じで意外と難しく感じましたね。私は上記のGoogle Mapをスマホで見ながらたどり着きました。

道が分かるか不安という方は、勝沼ぶどう郷駅に観光案内所があるので、そこで詳しく聞くのがオススメです。確か、勝沼ぶどう郷駅を出て、左並びにあった気がしますが、移動している可能性もあるので、分からなければ駅員さんに確認しましょう。

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「ぶどうの丘」、駐車場は無料!?キャンピングカーも駐車可能!?

空に?の文字

車で行く場合に気になるのが、駐車料金。料金によって、心の余裕も異なるので多くの方がチェックするポイントだと思います。

では、「ぶどうの丘」の駐車場はどうなのか。「ぶどうの丘」の入り口付近には広大な駐車場(無料)がたくさんあありました。これは嬉しいですよね。実際に何台分なのか、山梨県甲州市観光協会のページで調べたところなんと普通車300台分とのこと。また、キャンピングカー向けの有料駐車場が4台分あります。>>RVパーク(ぶどうの丘公式ページ)

とにかく広い駐車場で、私が行った3月の平日はガラガラだったのですが、土日や時期によっては混雑するそうです。

「ぶどうの丘」、泊りで行く必要ある!?日帰りでも良い!?

夜景とワイン

「ぶどうの丘」には宿泊施設も併設しています。遠方の方やワインをメインで楽しむことを考えている方の場合は宿泊のメリットが大きいかもしれませんが、日帰りでも十分楽しめると思います。

ただ、日帰りの場合でワインを飲む場合は、アクセスは公共交通機関を利用するか、運転者は飲まないなどの対応は必要ですね。>>「ぶどうの丘」併設の宿泊施設(公式ページ)

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「ぶどうの丘」、子連れでも楽しめる!?

家族

お子さん連れでも楽しめると思います。入り口付近に噴水広場のようなものがあり、川のようになっているデザインなので、そこでお子さんが立ち止まって喜んで行ったり来たりと見て楽しんでいる姿がありました。

また、温泉施設(有料で3歳以上~)もあったり、BBQガーデンがあったり、周りはぶどう畑や果樹園なので散策したり季節を選べばぶどう狩りやフルーツ狩りなんかも楽しめます。ただ、小さいお子さん連れだとゆったりワインを楽しむというよりは、レジャー目的での利用がメインなるはず。

なお、施設の子供対応について、例えば、赤ちゃん用のオムツ替えシートがあったか、レストランに子供のイスや対応があるのかなど、しっかり見てこなかったので赤ちゃん連れの方や小さいお子さん連れでレストラン利用される方は事前確認がオススメです。

「ぶどうの丘」温泉に入るなら、タオル持参がオススメ!

温泉

そうそう、これは先に知っておいた方が良いです!「ぶどうの丘」にある温泉、有料の「天空の湯」を利用したのですが、タオルを利用する場合は有料でした(現時点で税込み310円)。>>天空の湯(公式ページ)

私の場合は、突如寄ることになったためタオルの準備はしていなかったのですが、タオルは持ち込み出来るということなので、事前にタオルの準備をしておくこと、オススメします。

以上が、「勝沼ぶどうの丘」体験記でした。

利用した「天空の湯」ですが、絶景で見晴らしが良く、とても気持ちよかったですね。日帰り旅の目的地としてもオススメですよ。それでは、また!>>「ぶどうの丘」公式ページ

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