泡

「もっとお金があれば、楽しめるのに」、ワイン好きさんであれば1度は感じたことがある方も多いのではないでしょうか。かくいう我が家は、ごくごく一般的な家庭。だからこそ、ワイン購入においては金銭的な制限があります。

そもそもワインは、ワイン=高価というイメージが世の中に浸透しているけれど、それはあながち間違いではありません。現に、1本750mlのワインが○万円、〇百万円、〇千万円なんていうものだって存在します。下記の有名なロマネコンティがまさに、高価なワインの例ですよね。>>ロマネコンティの価格相場を見てみる(楽天市場)

ワインを飲む機会が増えればふえるほど、有名なワインに興味が湧いていきます。「あれもいつか飲んでみたい」、「いつかは、あのワインを飲みたい」という風に。

そう考えたときに、ふと口から出た言葉があります。それが、

「もっとお金があれば楽しめるのに」

でも、そこで1つの疑問が生まれます。「本当にお金があればもっとワインを楽しむことが出来るのだろうか」と。何かが引っかかるのです。

お金があれば、ワインを楽しむことが出来るのか!?

ドンペリ

確かに無限にお金があれば、何も気にせず高いワインをどんどん買って飲むことが出来ますよね。もちろん、その過程で美味しいワインにもたくさん出会えるはずです。でも、それが「楽しい」のだろうか。どうも何かが引っかかるのです。

「負け惜しみ」という捉え方をされるかもしれませんが、そもそも、この世の中、制約があることで美しさを表現できているのではないか、ふとそう感じてしまう自分がいるのです。

制約があるからこそ、喜びや感動がある。それはワインも同じ。

マネキネコ

これはワインに限ったことではありません。洋服だってそう。例えばTシャツのデザインでいえば、デザインできる布の範囲に制限があるからこそ、デザインが有効で魅力的に仕上がります。これは、ファッションに限らず、広告や、ワインのラベル(エチケット)だって同じこと。「枠(制限)」があるからこそ、人の感性を刺激する美しさや満足を得られるのではないだろうかと。

実際よく考えてみると、3000円程度のワインを買って、「値段以上の価値がある!得をした!」というワインに出会った時の喜びは相当なもの、感動、楽しさ、驚きが一気に押し寄せます。

逆に、高価なワインは、「美味しい」と感じたり感動を覚えたとしても、「高価なのだから当然」という思いが大きく、ギャップから得られる喜びや興奮は見出せません。それどころか、価格相応の価値を感じられない場合は、「怒り」といった負の感情だって出てきます。

これらを考えると、やはり制約や制限があった方がワインを楽しめる気がするのです。だからこそ、安旨、コスパが良いというワインは売れる。宝探しやサプライズのような感覚で、楽しさや、思わぬ感動があるからなのです。

結局のところ、「安いのに美味しい」、ワインにおいてもギャップがたまらない。

スパークリングワイン

人付き合い、特に人が魅力的、好意的に見える1つの特徴として、ギャップがありますよね。でもそれって、人だけではないのだと分かります。結局のところ、「安いのに美味しい」、ワインにおいてもギャップがたまらないということなのです。

お金があれば美味しいワインをたくさん飲めますが、喜びや楽しさが増すとは限りません。

意外にも、高価なワインより3000円以内のワインを探す、ワインに費やすのは1ヶ月1万円以内など制約ありきのワインライフ方が、実は楽しく、喜びや感動が大きい、ふとそんなことを感じてしまいました。

さあ、今月のワイン費で、何を買おうか。ああでもない、こうでもないと、ワインを頭に浮かべながら苦悩する日々が実は楽しいのです。

今日の1本:グラハム・ベック ブラン・ド・ブラン

【価格】2千円台~※価格は変動します。

まさに3千円程度スパークリングワインで、それ以上の価値を感じて「得をした!」と思えた南アフリカのスパークリングワイン。

グラハム・ベックというブランドは、歴史的瞬間に立ち会ってきたスパークリングワインと言われています。米国のオバマ元大統領や、南アフリカのマンデラ元大統領の大統領就任の際に祝杯として飲まれたとということで有名ですね。

>>グラハム・ベック ブランドブランを見てみる(楽天市場)(amazon)(Yahoo!ショッピング)

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