白ワイン

「ワインは高い。」

一時、ワイン購入のにおける出費が気になり、今後もワインを飲むべきなのか、そんな思いに囚(とら)われてワインの購入を躊躇するようになりました。確かにビールと比べてしまえばワインは高い。だからこそ、ワインにお金を投じることが無駄遣いのように思えてしまったのです。

「あのワインを買わなければ、あれが買える」、「ワインを他のお酒にすれば、貯蓄が増える」

そう考えだしたら、ワインの購入をどんどん躊躇するようになりました。そして、私がワインの購入を躊躇している中、当たり前のようにワインを購入してくる夫の行動も気になるように・・。挙句の果てには、最近飲んだワインを頭で思い浮かべて、合計でいくら使ったかを考えたら、思わず身震い。

ここまで考えが及ぶと、お金への執着が強すぎてしまって出費自体が恐怖に。ついに、「夫に言うしかない」、そう思いこの一言を出しました。

お金がもったいない、「ワイン、やめようか。」

泡

ついに夫に「ワインをやめないか」と問うまでに至ってしまいました。ワインの世界は底なし。世界中でワインが造られているし、飲みたいワインは尽きない。それに、1本○万、○十万、○百万するものだってあります。

ワインにハマってしまうこと、次はこれを飲みたい、あれを飲んでみたいとどんどんと欲しいワインが増えていくんですよね。その欲求を満たしていけば、当然のごとく出費が増える、その内に懐(ふところ)事情が気になり、欲に駆り立てられ現実を見失っているようで不安や恐怖を覚えます。ワインを飲む本人だけではなく、近くで見ている身内や家族の方(ほう)が不安を抱くこともあるはず。

そんな状況に陥ると、「ワイン」か「お金」どちらか一方を選ばないといけないという思考にどっぷりハマってしまうのです。でもよく考えてみると、実は選択肢を1つ忘れているこどに気づきます。

それは、「時間」という選択肢があるということ。「ワイン」を飲んでいることで人と共有している時間も、選択肢の1つなのです。そして、そんな「時間」を大事にすると、いつのまにかワインが「お金」を生み出すというサイクルが出来あがっていました。

ワインが人時間を生み出していることに気づき、お金を生み出すようになった。

時計

私達でいえば、ワインを飲んでいる間は夫婦の時間を生み出してくれていました。一緒にワインを共有することで、コミュニケーションを生み、良好な夫婦関係を維持することが出来ていたんです。

よって逆に言えば、私たちにとってワインをやめるということは、夫婦の時間がなくなるということ。これは、私たち夫婦にとっては大きな大きなデメリットになり、お金には代えられません。

なので、そもそも「お金」or「ワイン」の二極化した極端な選択は私たち夫婦にとってはNGだったのです。

さらに、よく考えてみると、ワインにお金をかけていますが、実はワインを楽しむことでいつのまにかお金を生み出すようになりました。つまり、ワインが仕事に繋がるようになったのです。

なので、私の場合は「ワイン」をやめてはいけないのです。ワインは大切な時間とお金を生み出すのだから・・。あとは、どれくらいの金額をどのワインに使うかを考えるだけ。ある程度の制約は必要だとは思いますが、「ワイン」か「お金」かの二極化した答えを出す必要はなくなりました。

でも危うく、目さきの「お金」に囚われ、大切な時間と、お金を生み出す「ワイン」を捨てるところでした。

「時は金なり」、ことわざの偉大さを知った出来事でした。

今日の1本:テタンジェ プレリュード・グラン・クリュ

歴史のある家族経営で、有名なシャンパンブランド「テタンジェ」。この、プレリュードは「前奏曲」という意味で、『時(瞬間)- L'Instant Taittinger』というコンセプトのもと造られた辛口シャンパン。

ワインが私たち夫婦の時間を生み出してくれた背景に相応しい、時の始まりを感じさせるシャンパン。>>テタンジェ プレリュード・グラン・クリュを見てみる(楽天市場)(amazon)(Yahoo!ショッピング)

 

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