ルイロデレール

有名シャンパンブランドを初心者目線で簡単に解説していくシリーズ、第6弾!今回は、ルイ ロデレールLOUIS ROEDERERについてまとめていきたいと思います。

ルイロデレールといえば、最高級ランクの「クリスタル」が知名度抜群ですよね。そんなルイ・ロデレール種類や価格など含め、ルイ・ロデレール全般についてみていきましょう。

シャンパンブランド「ルイ・ロデレール」とは!?これだけ知っていれば十分!

ルイロデレール

ルイ ロデレールの特徴を簡単にまとめると次の通り。一般消費者としては、これだけ押さえておけば十分です。

ルイ・ロデレールの特徴!
  • 1827年以来、家族経営を続けるシャンパンメゾン(生産者)
  • 使われるブドウの7割は自社畑(特級畑)のブドウを使用
  • 効率の良い経営よりも手間と時間を存分にかける品質重視の生産者
  • ビオディナミによるブドウ栽培に力を入れている
  • アッサンブラージュという複数のワインをブレンドした後、スタンダードで4年(高級品は6年)瓶内熟成を経る
  • 動瓶という作業は手作業で行われる
  • 2013年、フランスのワイン雑誌La Revue du Vin de Franceシャンパンの生産者1位に選ばれた実績を持つ
  • 最高級品の「クリスタル」は、ロシア皇帝のアレクサンドル2世の要望から造られたのが発端
  • 日本での正規輸入販売元はエノテカ

200haもの自社畑を保有することで有名なルイ・ロデレール。ルイ ロデレールのシャンパンに使われるブドウの7割が自社畑で栽培されたもの。これは大手生産者ではかなり珍しいです。

というのも、ブドウ栽培とシャンパンの醸造の両者を極める必要があり、この両者の品質を保ち継続するというのは相当の手間と労力がかかるからです。資金力があるのであれば、良質な葡萄を多く買い付けて、醸造した方が断然楽なんですよね。

あえてそれをしないというのは、ルイ・ロデレールが効率の良さや目先の利益を追い求めないスタイルを貫くシャンパンメゾンであることを象徴しています。

シャンパンブランド「ルイ・ロデレール」の基本理念は次の通り。

「優れたワインはすべて、土壌の質、伝統に対する情熱、将来への鋭い眼差しによって生まれる。」

0から一貫して良質なシャンパンを造ることに情熱を注いでいます。

また、ルイ・ロデレールはは昨今、ブドウのビオディナミ栽培にに力を入れているのも有名。自然派色の傾向が強くなってきています。

ちなみに、ルイ・ロデレールで有名なのは最高級ランクのシャンパンに該当する「クリスタル」。夜のサービス業でも人気のシャンパンであることから、「クリスタル」という単語を聞いたことがある方も多いと思います。

このクリスタルは、ワイン玄人の中でもファンが多く、人生で1度は飲んでみたいと言われるほどの超有名な高級シャンパンの1つです。

そんなルイ・ロデレールのシャンパンの種類と価格を次に見ていきましょう。

ルイロデレールのシャンパン、種類と価格!クリスタルはいくら!?

ルイロデレールの種類は下記の通り。プレゼントやギフトにする場合、ヴィンテージ以降はワインの経験値がある方にオススメです。

ブリュット・プルミエ

【価格】6千円台~*価格は変動します。

ルイ・ロデレールの最もスタンダードな辛口・白シャンパン。

収穫年の異なるブドウから造られるワインをブレンドして安定的な品質を維持できるルイ ロデレールのベースとなるシャンパン。

ルイ・ロデレールの初心者さんなら最初に試すのがコレ。そして、何度リピートしても嬉しいのがこのシャンパンです。

シャンパンランクも最も一般的な、ノン・ヴィンテージというものに該当します。引き締まってキリリとした印象で、ルイ・ロデレールのベースを感じられるシャンパン。

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カルト・ブランシュ

【価格】8千円台~*価格は変動します。

こちらも上記と同様、シャンパンランクは、最も一般的なノン・ヴィンテージですが甘口タイプ。コンセプトは19世紀の伝統的なシャンパンスタイル。

甘口といってもシャンパンの場合は、後味すっきりで甘さが残りません。残るとしたら上品さでしょうか。

シャンパン好きでもこのルイ・ロデレール  カルト・ブランシュを飲んだことある方は少数派のため、甘さが大丈夫なシャンパン好き、ワイン好きさんには喜ばれる種類です。

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ブリュット・ミレジメ(ヴィンテージ)

【価格】8千円台~*価格は変動します。

こちらは、シャンパンランクでいうと、ヴィンテージに該当する、辛口・白シャンパン。

ヴィンテージシャンパンとは、単一年に収穫されたブドウのみを使って造られるシャンパンのこと。なので、その年のブドウの個性が表現されるシャンパンです。

ヴィンテージシャンパンは、必ずラベルなどに年号の記載があり、その年号に収穫されたブドウを使っていることになります。

ルイ・ロデレールのヴィンテージシャンパンは、ピノ・ノワールという黒ブドウ品種に重点を置いて表現されています。

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ブリュット・ヴィンテージ・ロゼ

【価格】9千円台~*価格は変動します。

上記のブリュット・ミレジメ(ヴィンテージ)のロゼバージョン。

ロゼの場合は、ピノ・ノワール(黒ブドウ)とシャルドネ(白ブドウ)のブレンドの良さを主に表現したもの。

特徴や魅力としては、塩味のある爽やかさです。

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ブラン・ド・ブラン ミレジム

【価格】1万円台~*価格は変動します。

ブラン・ド・ブランといって、白ブドウ(シャルドネ)のみで造られるタイプのヴィンテージシャンパン。

このブラン・ド・ブランは、ヴィンテージシャンパンで、単一年度の白ブドウのみを使っています。ラベルに記載してある年号が、収穫年を表しています。

ルイ・ロデレールのブラン・ド・ブランの特徴は塩味のある爽やかさとミネラル感。

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クリスタル

【価格】4万円台~*価格は変動します。

ルイ・ロデレールの中で最高級ランクに該当する、プレスティージュシャンパンがこのクリスタル。ワイン玄人さんからは、人生で1度は飲みたい1本というようにとても評価が高い高級シャンパンです。

もともとこのクリスタルは、1876年にロシア皇帝のアレクサンドル2世から最高品を要求され造られたもの。

優良なブドウが収穫された年にのみ造られ、熟成期間は、6年間。澱引き後更に8ヵ月置かれた後で出荷されます。

ルイ・ロデレールのシャンパンの中では知名度No.1。

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クリスタル・ロゼ


【価格】6万円台~*価格は変動します。

上記のクリスタルのロゼバージョン。

赤ワインをブレンドする容易な作り方ではなく、セニエ法というあえて手間のかかるロゼシャンパン造りの手法を採用しています。さすがルイ・ローでレールです。理念をもとに迷いなしです。

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ブリュット・ナチュール

【価格】1万円台~*価格は変動します。

糖度が0gかごく僅かとされる、超辛口タイプの自然派シャンパン。上記の2009年のブリュット・ナチュールは、他の種類と一線を画した、モダンなデザイン。

ヴィンテージ(年号)によってデザインが異なります。

また、このブリュット・ナチュールは、ヴィンテージシャンパンに該当し、単一年の葡萄(ぶどう)のみで造られている、ビターでピュアなシャンパン。

このルイ・ロデレールの種類は、自然派を推し進めるルイ・ロデレールの実験的なワインの位置づけでもあります。

ブリュット・ナチュールは、生物多様性を可能な限り推し 進める実験的なワインであり、 我々の多くのアプローチを どの程度つないでいけるかを確かめていく

BRUT NATURE 2015

 

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ルイ ロデレールのシャンパン、お祝いにするならどれがオススメ!?

ルイ ロデレール

「ルイ・ロデレール」は、超有名なシャンパンブランド。お祝いやプレゼント、ギフトとしては正式感や上品さを印象づけられるためオススメです。

正直に言うと、ルイ・ロデレールのシャンパンであれば、どれを頂いても嬉しいのが本音。ワイン好き、シャンパン好きの人であれば、ルイ ロデレールのシャンパンはどれでもリピートウェルカム。何度繰り返し頂いても大喜びです。

なので、最も楽なのは予算で選んでしまうこと。価格によって、購入できるシャンパンが絞られるのであれば、その中から選べばOKです。>>種類と価格

多めの予算があり、ここぞというお祝いの場合は、クリスタルクリスタル・ロゼがオススメ。もしくは下記のような、ルイ・ロデレールのオリジナルシャンパングラスが付いたセット品も喜ばれます。

【価格】1万円台~*価格は変動します

このオリジナルグラスはとても貴重で、ルイ・ロデレールを美味しく飲むためのグラスなんですよね。こういったシャンパンブランドのオリジナルグラスは、コレクターがいるほど。

よって、シャンパングラスをまだ揃えていない、新婚夫婦への結婚祝いや、ワイン好きさんには喜ばれるシャンパンギフトになります。

そして実はこのセット品、あまりに欲しくて実際に購入した一人です。

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クリスタルほどの予算がない場合は、自分では普段購入しないブリュット・ミレジメ(ヴィンテージ)ブリュット・ヴィンテージ・ロゼブラン・ド・ブラン、希少性のあるブリュット・ナチュールがオススメです。

お祝いのルイ ロデレールシャンパン、どこで購入する!?

公式感を出したい場合や、ステータスを重要視したい場合は、ルイ・ロデレールの日本での正規輸入販売元であるエノテカさんがオススメ。ネットショップも展開しており、公式サイトのエノテカ・オンラインワイン通販 エノテカ楽天市場店があります。

エノテカ・オンラインワイン通販 エノテカ楽天市場店で取り扱いに違いがあり、ギフト対応などしっかりとした対応を希望する場合はエノテカ・オンラインの方が個人的にはオススメ。

実際にエノテカ・オンラインで昇進祝いのシャンパンを手配したことがありますが、熨斗の対応やメッセージカード含め、とにかくお祝いを贈るのにサービスが長けています。

一方で、さほどステータス感や正式感を重要視しない場合は、どのショップを利用してもOK。友人間でのお祝いや、予算重視の場合などは、価格を比較して購入するなど、個人の事情で手配すれば問題ありません。

>>ルイ・ロデレール 種類と価格

ルイ・ロデレールのシャンパン、実際に飲んでどう!?クリスタルは美味しいの!?リアル体験レポ!

ルイロデレール

ルイ・ロデレールのシャンパンは、「ブリュット・プルミエ」「クリスタル」を実際に飲んでいますが、

ズバリ、購入してすぐに飲むこと、そして単純な「美味しさ」でいうならば、「ブリュット・プルミエ」の方がオススメです。

両者に対して共通で感じられたのは、繊細さ。特にクリスタルは別格。両者とも美味しく飲めるのですが、クリスタルは価格相応の価値を見出すには経験値が必要で、自分で購入する場合は価格相応の価値が見出しづらい可能性があります。

クリスタルの場合は、相当なシャンパン通やワイン通でなければお祝いやプレゼントで頂けるのがベストです。

ちなみにルイ・ロデレール全般でいうと、ルイ ロデレール自体がブランド個性の強いシャンパンブランド。強みの1つが自社畑のブドウであり、そのブドウを表現するシャンパンが見事に造られています。

なので、ルイ・ロデレールのシャンパンは高価なものほどその価値が分かる方向きのシャンパン。つまり玄人向きのものが多いと個人的に感じています。

その中でも、一般消費者さん向けに美味しさが分かりやすく造られているのが、「ブリュット・プルミエ」というスタンダードタイプ。爽やかで繊細、品溢れる感覚と共に、美味しさを実感できるのでオススメです。

そして、最高級品の位置づけにある「クリスタル」に関しては、先ほどさらりとお伝えしたように価格に対して価値(美味しさ)を感じらるかどうかは正直人によると思います。

この「クリスタル」は熟成が必要と言われることもあり、価値を感じるのにはワインの経験がより多くあった方が有利。そう感じますね。

以上が、シャンパンブランド「ルイ・ロデレール」についてでした。

それでは、また!

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