バリバリ仕事をしている男性が壁にぶつかった時に飲みたいシャンパン。「クロ・デ・ゴワセ」を飲んで、知人(男性)が呟いた一言です。
ずっと憧れていた「クロ・デ・ゴワセ」。シャンパンの「ロマネコンティ」との表現を見てから、一度は飲んでみたいと思っていましたがようやく実現。
実際の体験を通してリアルな口コミをまとめておきたいと思います。
シャンパンのロマネコンティ!?シャンパン「クロ・デ・ゴワセ」とは!?おさらい!
- シャンパンブランド「フィリポナ」が造る最高級品ランクのシャンパンが「クロ・デ・ゴワセ」
- シャンパン「クロ・デ・ゴワセ」はヴィンテージシャンパン(単一年に収穫されたブドウのみを使用)
- クロ・デ・ゴワセは、フィリポナ社が所有する畑「クロ・デ・ゴワセ」という単独畑で収穫されたブドウのみを使用
- つまり「クロ・デ・ゴワセ」という名は畑名が由来であり、そのテロワールの魅力を表現するシャンパン
- 畑「クロ・デ・ゴワセ」は5.5ヘクタール、南向きだが45度の急斜面という作業には過酷な環境
- 「クロ・デ・ゴワセ」の「クロ」は壁、「ゴワセ(ス)」は急斜面の丘を意味する
- 「クロ」にある通り、畑「クロ・デ・ゴワセ」は壁で囲まれている
- 「クロ・デ・ゴワセ」はヴィンテージ(年号)によって使用されるブドウの割合、味・香り等異なる
- シャンパンの「ロマネコンティ」と表現されることがある
- 価格は数万円台~*価格は変動します。
シャンパン「クロ・デ・ゴワセ」、ワイン好きやシャンパン好きの中では有名なシャンパンなんですよね。私もシャンパンの「ロマネコンティ」という表現を見たことがあり、ドンペリのように「1度は飲んでみたい」と憧れる高級シャンパンに該当します。
そんな高級シャンパン「クロ・デ・ゴワセ」は、単独畑「クロ・デ・ゴワセ」を表現するシャンパン。つまり、テロワールに価値を見出す、個性的なシャンパンと捉えることが出来ます。
なお、この「Clos des Goisses」、フィリポナの公式サイトでは「クロ・デ・ゴワス」と訳されていますが、日本の多くの媒体では「クロ・デ・ゴワセ」と表記されています。
ちなみに、フィリポナ公式サイトの説明は次の通り。
シャンパーニュ地方で、一番古く、有名で、最も傾斜した畑(45度)で収穫された葡萄で、非常に力強いシャンパンを造りました。
壁に囲まれた5.5ヘクタールで、クロ・デ・ゴワスは、マルイユ・シュール・アイ村で一番優良な葡萄畑です。約100年前からフィリポナ家の所有で常に素晴らしいブドウ畑です。真南向きで、かなり傾斜がある畑なので、すぐに識別ができます。
高級のキュヴェを超えた、ユニークなテロワールのワインです。
https://www.philipponnat.com/jp/main-navigation_4/les-vins_4
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クロ・デ・ゴワセの味や香りとは!?
クロ・デ・ゴワセはヴィンテージシャンパン(単一年のブドウを使って造られるシャンパン)。各ヴィンテージによって、味や香りに違いがあります。
なので、味や香りを知りたい場合は、フィリポナの公式サイトを見るのがオススメ。各ヴィンテージごとにテクニカルシートが発行されていて、味や香りの詳細を確認することができます。>>フィリポナ公式サイト
ちなみに私が飲んだのはクロ・デ・ゴワセ2010だったんですが、2010の味は香りは次の通り。
香り
最初の香りは非常に印象的です。ベルガモットやシトロンのコンフィ等果実のニュアンスがあります。空気と触れ合わせる事で、ペストリーやクリーム・ペストリーのアロマが広がります。味わい
マンゴーやグァバ等の熟した果実と共に、余韻にはバニラの様な木の香りが口中で感じられます。また余韻はフレッシュで、複雑に凝縮したアロマが長く残ります。
実際に飲むとかなり複雑で、上記の解説通りに正確にイメージできるかというと、難しさがあります。なんとなく感じられるだけで十分です。
クロ・デ・ゴワセ、美味しさを期待するのはダメ!?理由は!?楽しみ方は!?
クロ・デ・ゴワセ、美味しさを期待して飲むのはNG。オススメしません。逆に美味しさを求めすぎると、がっかりする可能性大。なぜなら、クロ・デ・ゴワセ自体、美味しさを追及するために造られているわけではないからです。
クロ・デ・ゴワセは、有名な単一畑「クロ・デ・ゴワセ」で収穫された葡萄のみを使って造られるシャンパン。畑名が名前に付いていることからも、その畑(テロワール)を表現する個性的なシャンパンになります。それが「クロ・デ・ゴワセ」の価値であり魅力。
実際、シャンパン「クロ・デ・ゴワセ」は美味しいのですが、爆発的に美味しい!と感じるかというと、恐らくそうではないと思います。シャンパン「クロ・デ・ゴワセ」を飲んで、単一畑「クロ・デ・ゴワセ」を想像し頷く、そんな楽しみ方がオススメです。
あとは、「クロ・デ・ゴワセ」を飲んでどう感じるか、どんな感情が芽生えるか、一緒に飲んだ人とどんな雰囲気でどんな会話が生じたかに注目するのがオススメ。これが人によって少し違っていて結構楽しいのです。
シャンパンやワイン好きさんであれば、他のシャンパンとの違いや、あのシャンパンと似ている、などといった他シャンパンとの比較も楽しめるはずです。
そんな「クロ・デ・ゴワセ」、私と知人はどう捉えたか。リアルな口コミを次にまとめておきたいと思います。
無口な男性が饒舌になったシャンパン!クロ・デ・ゴワセのリアル口コミ!
私が飲んだのはクロ・デ・ゴワセ2010でしたが、飲んだ後に知人(男性)が呟いたことがコレです。
男性に寄り添ってくれるシャンパン。バリバリ仕事をしている人が壁にぶつかった時に飲みたいシャンパン。
「クロ・デ・ゴワセ」を飲み進めるうちに無口で感情を露わにしない男性が饒舌になり、感情を吐き出す姿は印象的でした。私はというと、一女性ですが、寄り添ってくれると感じたシャンパンはヴーヴ・クリコだったんです。
なので正直に言うと、私はこの価格帯であれば「クリュッグ」、「ジャック・セロス イニシャル」(→もう価格上がってしまいましたが・・)、「コント・ド・シャンパーニュ」の方が好きでした。こればかりは、完全に好みの問題。
一緒に飲んだ知人はというと、「クロ・デ・ゴワセ」にとても癒され、人が変わったように饒舌。「また壁にぶつかった時に飲みたい」だそうです。
ちなみに、飲んでいて実感したのは「クロ・デ・ゴワセ」は穏やかで静か、そして品のある高級シャンパン。フレッシュな印象もありつつ、畑が真南を向いているからか、成熟感(果実の凝縮感)が感じられました。
香りや味わいはとても複雑。香りはというと、私は抜栓した直後に乳酸の香りというのか、ヨーグルトやカルピスのような香りを感じました。熟成に木樽が使われてるので、温度が上がれば樽由来の香りが広がるかと思いきや、そこで強くなかったのが意外でした。
クロ・デ・ゴワセ2010の公式サイトに掲載されている香りや味わいは次の通り。
香り
最初の香りは非常に印象的です。ベルガモットやシトロンのコンフィ等果実のニュアンスがあります。空気と触れ合わせる事で、ペストリーやクリーム・ペストリーのアロマが広がります。味わい
マンゴーやグァバ等の熟した果実と共に、余韻にはバニラの様な木の香りが口中で感じられます。また余韻はフレッシュで、複雑に凝縮したアロマが長く残ります。
急斜面のブドウ畑に太陽が照らす光景が思い浮かぶようなシャンパン、穏やかに話が弾み、深く会話ができたシャンパンでした。
以上が、「クロ・デ・ゴワセについて」でした。
To do list に載っているシャンパンが1本ようやく減りました。やはりシャンパンは飲んでみないと分からない。特に高級シャンパンは、イメージだけが先行してしまう傾向にあります。
まさか一緒に飲んだ知人が饒舌になり、寄り添うシャンパンと感じるなんて。開けてみないと分からないですね。
それでは、また!
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