開けたドンペリ

「開けたけど飲みきれなかった…」そんな時、シャンパンやスパークリングワインをどう保存すればいいのか迷いませんか?

実は、途中保存のやり方を間違えると翌日にはすっかり炭酸が抜けてしまうことも。一方で、正しく保存すれば翌日も泡がしっかり残り、美味しく楽しめます。

この記事では、これまで100本以上のシャンパン・スパークリングワインを開けてきた筆者が、開封後の発泡性ワインをできるだけ長く美味しく保つための保存方法を、初心者にもわかりやすく解説します。

実際に、飲みきれなかったスパークリングワインを保存し、1週間後も泡を保ったまま楽しめた体験談も紹介。この記事を読めば、あなたも途中保存を不安なく楽しめるようになりますよ。

冷蔵庫保存や常温保存の注意点を知りたい方は、以下の記事も参考にどうぞ。
シャンパン、冷蔵庫に入れっぱなし保存はOK?保存期間とNG理由を解説
シャンパンは常温でどれくらい持つ?保存の目安と注意点まとめ

*本記事には広告(アフィリエイトリンク)を含みます。

今すぐできる!開封後のシャンパン・スパークリングワインの正しい保存方法

はてな

開けた後に飲みきれなかったシャンパンやスパークリングワインも、正しい方法で保存すれば、翌日も十分に美味しく楽しむことができます。ここでは、今すぐできる実践的な保存法を4つ紹介します。

理想はストッパーを使うことですが、手元にない場合の応急処置や、泡が抜けた後の活用法もあわせて紹介します。

保存方法

1. シャンパンストッパーを使うのが最も確実

シャンパンストッパーを装着したボトル

一番おすすめなのが、発泡性ワインの途中保存専用のシャンパンストッパーを使う方法です。ボトルの口にしっかり装着することで、炭酸ガスを逃さず密閉できます。上の写真は、筆者が実際に使用しているストッパーを瓶口に装着した様子です。

ストッパーをしっかり装着すれば、翌日でも泡がしっかり残り、場合によっては1週間後でも炭酸を保った状態をキープできます。なので、今後もシャンパンやスパークリングワインを定期的に楽しみたい場合は、ストッパーを常備しておくのがおすすめ。

👉 実際にストッパーで保存して1週間後に撮影した様子はこちら

この投稿をInstagramで見る

 

Yua.(@domperi_mame)がシェアした投稿

ただし、ここで知っておきたいのが、「すべてのボトルにぴったり合う“万能ストッパー”は存在しないということ。シャンパンやスパークリングワインは、ブランドや産地によって瓶口の形が微妙に違うため、ストッパーによって合う合わないがあるのです。

そのため、ストッパーを選ぶ際は、注意が必要。この点については、後半の→ ストッパー選びの注意点で詳しく解説します。

最後にポイントをもうひとつ。なるべく炭酸を逃したくなければ、空気に触れる時間をできるだけ短くします。開けたまま何時間も会話をしている間にも酸化が進み、泡は少しずつ抜けていきます。

多少の炭酸は抜けても仕方ない、多少でも泡が残っていればよいという場合は、飲み残しが確定した瞬間に装着すればOKです。(→筆者は、このタイプ。グラスに注ぐ度にストッパーをするのが若干面倒なのです。)

おすすめのストッパーは、下記で詳しく紹介しています。
おすすめのシャンパンストッパー3選はこちら

2. ストッパーがない場合は?代用できるペットボトル保存法

気づきのマーク

ストッパーが手元にない場合は、ペットボトルへの移し替え保存も一つの方法です。炭酸を少しでも保ちたい場合は、空気との接触面が少ないさめのペットボトル(500ml程度)に移し替えるのがポイント。筆者も実験しましたが、2ℓボトルよりも500mlボトルの方が明らかに炭酸が持ちました。

ただし、この方法には大きな難点もあります。見栄えが悪いのと、移し替える際にどうしても泡立ちやすく、炭酸が抜けてしまうこと。つまり「泡が少し残る程度」であり、ストッパーを使った場合ほどの保持力はありません。

したがって、ペットボトル保存はストッパーがない場合の応急処置と考えましょう。

下の画像は、筆者が実際に直立の状態でペットボトルに移し替えている様子です。泡がかなり立っているのが分かるはず。これは撮影のために直立していますが、実際はボトルを斜めにしてゆっくり注ぐと、泡立ちを少なくできます。

ペットボトルに移し替えたスパークリングワイン

一方で、保管自体はとても簡単。ペットボトルはしっかり密閉できるため、冷蔵庫での保存にも適しています。振動の多いドアポケットではなく、冷蔵庫の奥や野菜室の隅に横置きで保管するのがおすすめです。

手順は以下の通りです👇

  • ① 空の炭酸飲料ペットボトルを用意(炭酸水ボトルなどは内部を軽くすすいで乾かす)
  • 開封したシャンパンをゆっくり注ぐ(泡が立ちすぎないように)
  • キャップをしっかり閉め、冷蔵庫の奥で保存(ドアポケットはNG)

※注意点:
この方法はあくまで短期保存の応急処置です。炭酸は移し替え時に抜けやすく、保管できても微発泡程度の可能性が高いです。

3. やりがちだけどNGな保存方法(ラップ保存)

瓶口にラップをかけた様子

開けたボトルの口にラップをかけて輪ゴムで留める、実はこれ、炭酸を保ちたい場合の途中保存ではほとんど効果がありません。筆者も以前に試したところ(上記は実際に試した時の画像)、翌朝には炭酸が抜けていました。

ラップは完全密閉にならないため、中の炭酸ガスが少しずつ外に逃げてしまうのです。「少しでも泡を残したい」なら、ストッパーやペットボトルへの移し替えが圧倒的におすすめ。

ラップ保存は簡単そうに見えて、翌日に“ただの白ワイン”化する典型的な失敗パターンです。

4. 泡が抜けたら“白ワイン”として楽しむ方法

ワインで乾杯

もし翌日に開けた時、泡が抜けていたとしてもがっかりする必要はありません。これは意外とよくあることで、「ストッパーを装着したつもりが、うまく装着できていなかった!」なんてこともあるんですよね。

そんな場合は当然ながら、泡がなくなってるんですが、実はシャンパンやスパークリングワインは、発泡がなくなっても白ワインとして楽しめることがあります。

特にシャンパンは、良質なブドウを使って造られているため、炭酸が抜けても白ワインとして楽しめる可能性が高いです。安いスパークリングワインの中には、炭酸が抜けると、アルコール感が強く、白ワインとしてはなんだか楽しめないということもあります。

そういう場合は次の方法を検討しましょう。

5. ワインとして飲むのが難しい場合は、料理やカクテルにアレンジ

celeesteのパスタ

開けたらなんだか味が変わってしまった、美味しく感じないという場合もありますよね。そんな時は料理酒として使ったり、ジュースを入れてカクテル風に楽しんだりもできます。

  • パスタやリゾットに加えて、コクと香りをプラス
  • 鶏肉や魚のマリネに使うと、ふんわり香る仕上がりに
  • オレンジジュースを加えて「ミモザ」などのカクテル風に

「泡が抜けた=失敗」ではなく、別の楽しみ方ができると思えば気持ちもラクになりますよね。

特に安価なスパークリングワインは、翌日にはアルコール臭が強く感じてしまう場合もあります。そんな時は無理に飲まず、料理酒やカクテルで再利用すれば無駄なく楽しめます。

→ 詳しくは、シャンパンやスパークリングワイン、余った時の使い道!で詳しくまとめています。

なぜ途中保存が難しいの?開けた後に起こる変化

開いたスパークリングワイン

シャンパンやスパークリングワインは、「開けた瞬間から劣化が始まる」と言われます。理由は大きく3つあります。

  • ① 炭酸ガスが抜けてしまう

    ボトル内の圧力が一気に下がることで、液体に溶け込んでいた炭酸ガス(二酸化炭素)がどんどん外に逃げていきます。特に温度が高いほど炭酸は抜けやすく、開封後に常温で放置するとあっという間にシュワシュワ感が失われます。
  • ② 酸化による風味の変化

    開封後は空気に触れることで酸化が進み、香りや味わいが少しずつ変化していきます。上質なシャンパンの場合、少し空気を含むことで香りが開き、まろやかに感じられることもあるんですが...。

    一方で、比較的カジュアルなスパークリングワインでは、時間が経つにつれてアルコール感が強くなったり、香りがぼやけてしまうことも。いずれも自然な変化で、保存が悪いわけではありません。

  • ③ 「飲み切らなきゃ」と思いすぎる誤解

    「泡はすぐに抜ける」と思い込んで、無理に飲み切ろうとする人も多いですが、実は正しく保存すれば翌日〜数日後でも十分楽しめます。ストッパーを使って密閉し、冷蔵庫の奥で静かに保存するだけでも、泡の持ちはぐっと変わります。

    筆者はストッパーで途中保存し、1週間後に楽しむこともありますよ!

つまり、途中保存が難しいとされるのは、「炭酸ガス」と「酸化」という2つの自然現象が原因。でも、正しい方法さえ知っていれば、慌てて飲み切らなくても大丈夫です。

→ 保存法の実践ステップは、上の今すぐできる!開封後のシャンパン・スパークリングワインの正しい保存方法で詳しく紹介しています。

シャンパンストッパーの選び方とおすすめ3選

気づきのマーク

途中保存で最も頼りになるのが、やはり専用のシャンパンストッパー。ただし、ストッパーにはいくつか種類があり、ボトルによっては合う・合わないがあるのが実情です。

ここでは、選び方の注意点と、筆者が実際に使っているストッパーを紹介します。

ストッパー選びの注意点|万能型は存在しない

コルクと瓶口

実は意外かもしれませんが、すべてのボトルにぴったり合う“万能ストッパー”は存在しません。ブランドやボトルの形状によって、口径にわずかな差があるためです。

いずれ、世界中で瓶口サイズが統一される日が来るかもしれませんが、各国のワイン文化や製造基準が異なることを考えると、先の話になるかもしれませんね。

ストッパーの種類

気づきのマーク

ストッパーには大きく分けて、フックで固定するタイプと、押し込みで装着するワンタッチタイプがあります。「フック式=外れない安心感あり」「ワンタッチ式=装着が簡単」な傾向があります。

フック式(瓶口に固定可能)

フック式は固定ができるため、外れや漏れの心配が少ないのが特徴。横保存にも安心感があります。

筆者が持っているフック式のストッパーをいくつか紹介しておきましょう。例えば下記はフック式(左右で固定するタイプ)でプラスチック製のもの、

henkellストッパー

下記も左右ではないけれど瓶口に固定できるタイプ、

 

ストッパー

そして、下記は金属製で左右に固定できるフック式で空気も送り込めるタイプです。

 

ストッパー

ワンタッチ装着式

とにかく簡単に取り付けられるのがワンタッチ装着式タイプです。フック式ではないものの、瓶口に合うストッパーを装着できれば、しっかりと密閉でき、横保存が可能な場合も...。ただし、見た目的にはフック式よりも、外れたり漏れの心配が頭をよぎります。

ワンタッチ装着式タイプのストッパーもここで紹介しておきましょう。下記は筆者が愛用するワンタッチ装着タイプのストッパー。

ストッパー

押し込んで瓶口に合うとカチッと音がして装着できます。外す時は上のボタンを押すだけ。とにかく簡単で手軽です。

一方下記は押し込んで瓶口に装着し、黒い部分を回すことでロックが可能なタイプ。瓶口に合えばしっかり密閉可能。レストランなどでもよく見かけるストッパー。

pulltexストッパー

ストッパーの中央開いている部分が赤色になっていますが、これがまさにロックされていることを意味しています。ロックが外れると緑色に。

しかし、しっかり密閉できるぶん、開ける時は最初と同じようにゆっくり開けるのがコツ。勢いよく開けると「ボンッ」と音が鳴ることもあります。

おすすめストッパー3選

ここからは、筆者が実際に使って「炭酸の持ちが良かった」と感じたストッパーを紹介します。どれも実際にシャンパンやスパークリングワインの“途中保存”に使って試したもの。炭酸ガスを保つという目的をもとにリアルな使用感をまとめました。

(※簡易的に使えるタイプは、こちらの記事で紹介しています)

① Pulltex(プルテックス)シャンパンストッパー

スペイン発のブランド「Pulltex」は、筆者が持っているストッパーの中では炭酸保持力No.1。以前シャンパンを開けて1杯だけ飲み、すぐにこのストッパーで保存。

そして、次の日開けようとしたら、過去最強の「ボンッ」という音に誰もが驚いたという結果に。それほどまでに密閉力が高く、炭酸がしっかり残っていました。

逆にその出来事が教訓となり、シャンパンでどうしても炭酸を保持したいボトルに使用。また、このストッパーを利用する際は、最初の抜栓のようにゆっくりと開けるのを意識しています。

/ 相場をチェック /

▶︎ 楽天で見る

▶︎ Amazonで見る

▶︎ Yahoo!ショッピングで確認

② エアープレスシャンパンストッパー

空気を押し込んで密閉できるプッシュ式+フック式のハイブリッドタイプ。ただし、瓶口の形によっては、フックがうまくかからない場合もありました。

とはいえ、合うボトルに装着できた時の密閉感はかなり優秀。開ける時は「ボンッ」と音がするほどしっかり閉まっています。

こちらもしっかり装着できていれば密閉できるため、開ける時は慎重さが必要です。

/ 相場をチェック /

▶︎ 楽天市場で見る

▶︎ Amazonでチェック

▶︎ Yahoo!ショッピングで確認

③ Kaldi(カルディ)のシャンパンストッパー

ストッパー

コンパクトで軽く、価格も私が購入した時は1,000円以下と手軽で日常使いできるのが魅力。意外とどの瓶口にも合いやすく、万能型に近い傾向を感じます。

日常使いにはぴったりですが、炭酸の保持力は上記2つに比べると少し軽減するかも!?それでも、手軽さと価格のバランスを考えると、普段用には十分な実力です。

また、フック式なので、外れない安心感もありますよ。頻繁に開けるスパークリングワインにはちょうど良いバランスです!

▶︎ カルディ公式ショップで見る

ストッパーは1,000円前後から購入できる手軽なアイテム。今後もシャンパンやスパークリングワインを定期的に楽しむ予定があれば、2~3種類持っておくと途中保存がぐっと楽しくなります。

/ ストッパーをチェック /

▶ amazonで見る

▶ 楽天市場でチェック

▶ Yahoo!ショッピングで確認



まとめ|途中保存で“翌日も美味しい泡”を楽しもう

モエにストッパー

シャンパンやスパークリングワインは、「開けたらすぐ飲まなきゃ」と思いがちですが、正しい方法で途中保存すれば、翌日でも十分に美味しく楽しめます。

ポイントは3つ。

  • ① ストッパーを使ってしっかり密閉する
  • ② ストッパーがない時は応急処置でペットボトルに移し替え
  • ③ ラップ保存はNG

泡が少し抜けても、“白ワインのように”楽しめることもあります。この段階で捨てるのはもったいないので、慌てず1度飲んで確認してみましょう。

今後もシャンパンやスパークリングワインを楽しみたい場合は、「ストッパーを常備しておく」と便利。1,000円前後~手に入るものも多く、一度買えば何度でも使えるのでコスパも抜群です。

▶︎ おすすめストッパー3選をチェックする

また、もし泡が抜けて楽しめない場合でも、お料理やカクテルで再利用すれば、無駄なく最後まで楽しめます。
飲み残したシャンパン・スパークリングワインの使い道を見る

なお、未開封で保存したい場合は
シャンパン保存方法|冷蔵庫・常温・縦横の正しい選び方をやさしく解説 も参考にどうぞ。

開けた後も上手に保存すれば、シャンパンやスパークリングワインはもっと自由に、気軽に楽しめます。次にボトルを開けるときは、ぜひこの記事の方法を試してみてくださいね!

関連記事

 

この記事を書いた人

プロフィール

Yua.|全日本ソムリエ連盟認定ソムリエ・シャンパーニュ委員会公式MOOC修了

最初はワインが苦手でしたが、ドンペリをギフトに選んだことをきっかけにシャンパンやスパークリングワインの魅力に気づき、これまで100本以上を試飲。

実体験をもとに、初心者にも寄り添った「シャンパン・スパークリングワイン選びをもっと楽に!」をテーマに発信しています。

「トキメキを感じられる」「寄り添ってくれる」「場がパッと明るく陽気になる」など、感情やイメージで選べるシャンパン選びも提案。ギフトや自分へのご褒美にぴったりの1本が見つかるサイトを目指しています。

Xでフォローしよう

オススメ記事