
シャンパンやスパークリングワイン、「冷えてないけど、今日すぐ飲みたい!」そんな経験、ありませんか?
お店や通販で購入したボトルが、常温で棚に置かれていることって意外と多いんですよね。でも、常温のまま開けるのはNG。かといって、グラスに氷を入れて冷やすのももったいない。なぜなら、美味しさが半減してしまうからなんですよね。
でも大丈夫。当日でも30分〜3時間あれば、しっかり美味しい温度に冷やせます。この記事では、100本以上のシャンパンやスパークリングワインを開けてきた筆者が、
- シャンパンを当日冷やす最速の方法
- 冷やしすぎないための温度のコツ
- 飲んでいる間の温度キープ術
を実体験ベースでわかりやすく解説します。パーティー直前や急な来客、特別な夜にも。今夜すぐにでも美味しい一杯を楽しめるように、ぜひ最後まで読んでみてください。
シャンパンをすぐ冷やしたい!当日でも間に合う冷やし方

「冷えてないけど、今日すぐ飲みたい!」──そんなときに一番気になるのが“どう冷やすか”ですよね。結論から言うと、当日でも30分〜約3時間あれば冷やせます。
ポイントは、「どれくらいの時間で飲みたいか」に合わせて冷却方法を選ぶこと。ここでは、最も早く冷やせる方法から順に紹介します。
30分で冷やすなら氷水が最速

最も短時間で冷やしたいときは、氷水を使うのがベストです。水は空気よりも熱伝導率が高いため、冷蔵庫よりずっと早く温度を下げられます。
理想は、氷と水を1:1の割合で入れること。20〜30分ほどでボトルの中身が8℃程度に下がり、いわゆる飲み頃になります。(※外気温や氷の量によって温度の変動があります。)
氷が足りない場合は、見栄えは悪くなりますが保冷剤でも代用OK。なお、氷だけの中にボトルを置いただけでは、思ったように冷えません。実際に、氷の上にシャンパンを置いて冷やした際の画像が以下の通り。

上のような状態だとラベルは汚れないのですが、30分経ってもどこかぬるさが残る印象でした。やはり、氷水にボトルをしっかり浸けるのがコツです。
また、冷やした後にボトルを取り出す際は水が垂れやすいので、布巾を準備しておきましょう。この方法の難点は、ラベルが濡れてしまうこと。飲んだ後も飾りたいという方は、その点だけ注意してください。
3〜4時間あるなら冷蔵庫で冷やす

数時間の余裕があるなら、冷蔵庫でゆっくり冷やすのが最もラクな冷やし方です。家庭用冷蔵庫なら、3〜4時間でおおよそ8℃前後まで下がります。※冷蔵庫の設定温度によって冷え具合には差があります。
冷やす際は、ドアポケットではなく庫内の奥側に置くのがおすすめ。ドアポケットは開閉時の振動が多く、温度も安定しにくいため避けましょう。
冷凍庫はNG!風味・破損のリスク

「急いでるから冷凍庫で!」と思う方も多いですが、これはおすすめできません。温度変化が急すぎると、泡のガス圧が不安定になり、風味が損なわれる原因になります。さらに、ボトル内部が膨張して破裂するリスクもあります。
どうしても冷凍庫を使う場合は、おすすめできず、香味も落ちる可能性がありますが、10分以内を目安に。タイマーをセットして、絶対に放置しないようにしましょう。なお、10分冷凍庫で冷やしたとて、飲み頃温度にまで冷えるとは限りません。
安全かつ美味しく楽しむためには、やはり氷水や冷蔵庫で冷やすのが正解です。
「今日飲みたいのに冷えてない!」よくある失敗シーン

「せっかくのシャンパン、今日すぐ飲みたいのに全然冷えてない!」そんな場面に遭遇した際の起きがちの”あるある”の失敗シーンがこちら。せっかくの機会が台無しにならなぬよう、先に紹介しておきます。
- ケース1:氷が少なすぎて30分経ってもぬるいまま
- ケース2:氷だけで冷やし、30分経ってもぬるいまま
- ケース3:常温のまま開けてしまう
- ケース4:シャンパンを入れたグラスに氷を入れて冷やす
- ケース5:冷凍庫に入れたまま忘れて凍ってしまう
よくあるのは、氷が少なすぎて全然温度が下がらないケース。また、水を入れずに氷だけで冷やし、30分経ってもぬるいまま……というのも定番の失敗です。
また、面倒だからと常温のまま開けてしまい、美味しさが半減するというのもよくあるパターン。これはもったいない。特にシャンパンは高価なので、避けたいところ。
さらに、冷えてないからと、グラスに氷を入れて冷やそうとするのも”あるある”ですが、冷やす目的の場合はNG。氷が溶けて味が薄まり、本来の香味バランスが崩れてしまいます。(※好みの問題で、氷を入れて楽しみたい派の場合はOK)
中には「冷凍庫に入れたまま忘れて凍らせてしまった」という場合も。冷凍は破裂リスクもあるので要注意です。
こうした“冷やし失敗あるある”を防ぐには、正しい冷やし方のコツを押さえるのが一番の近道です。そのためにも、まずは「美味しく感じる温度」について見ていきましょう。
シャンパンの美味しい温度とは?

ズバリ、結論から行きましょう!シャンパンやスパークリングワインは、保存・保管の適温と飲み頃の適温が異なります。適温は次の通りです。
- 保存・保管の適温:10〜15℃前後
- 飲み頃の温度:8〜10℃
これらは、フランスのシャンパーニュ委員会(Comité Champagne)が推奨する温度帯。つまり、シャンパンを美味しく飲むためには「冷やしすぎず、ぬるすぎず」のバランスが大切なんですよね。
冷蔵庫で冷やすと、ちょうどこの飲み頃の温度になります。万が一冷えすぎたとしても、テーブルに出しておけば徐々に温度が上がり、自然と適温に戻りますよ。
なお、飲み頃温度については、媒体によって多少の差があります。6〜8℃を推奨しているサイトもありますが、これはスタイルや好みによる違い。筆者が受講したシャンパーニュ委員会の講習では「8〜10℃」が最もバランスが良いとされていました。
どちらも間違いではないので、まずは8℃前後を目安に、自分の好みに合わせて調整してみてくださいね。
どうやって温度って分かるの?
筆者の使用する冷蔵庫では、3時間以上冷やすと約8℃前後になります。冷やす時間が長いとさらに低くなることもありますが、仮に冷えすぎてもテーブルに出しておけば自然に温度が戻っていくので心配いりません。
ただ、冷蔵庫やボトルの種類によって多少温度が異なるため、今後もシャンパンやスパークリングワインを定期的に楽しみたい場合は、瓶に取り付けるタイプの「ワイン温度計」を持っておくと便利です。
シャンパンは温度によって香味が変化しやすく、その違いを知るのも楽しみのひとつなんですよね。次に筆者が使っている温度計について紹介しておきます。
実際に温度計を使ってみた(当日冷やしの安心感)

筆者は、定期的にシャンパンやスパークリングワインを楽しむため、「今、何℃なのか」を把握できるように、以下2タイプの温度計を使っています。
- 開けずに測れる、ボトル外側から分かる温度計
- 開栓後に使える、液体に直接触れるレトロな温度計
必須アイテムではありませんが、今後も定期的にシャンパンやスパークリングワインを楽しみたい方には、1つあると「開け時の判断」がぐっと楽になります。
ボトルに巻くだけで測れる温度計(開ける前の判断に)
1つ目は、開けずに液体温度が分かる「バキュバン スナップサーモメーター」。
ボトルに巻くだけで、外側から液体温度が表示されます。ゴム素材で軽く、着脱も簡単なのが気に入っているポイントです実際にスパークリングワインに装着している画像がこちら。

裏側には、シャンパンや白ワインの適温目安が表示されているので、
「今が飲み頃かどうか」を判断しやすいのも便利な点です。

我が家の冷蔵庫では、16℃表示だったボトルが、約1時間で2℃ほど下がるペースでした。元の温度が何℃かによって、また冷蔵庫によっても、冷えるために必要な時間は変わりますが、この体感から考えても、「3〜4時間冷やす」という目安は妥当だと感じています。
開けるタイミングの判断がしやすくなるので、当日冷やしの不安を減らしたい方には向いています。
もう1つは、開けた後に液体に差して使う、シンプルなワイン温度計です。
開栓後に使うレトロなワイン温度計(味の変化を楽しみたい人向け)
もう1つは、開けた後に液体に差して使う、シンプルなワイン温度計です。
シャンパンは温度が上がるにつれて香りや味わいが変化するのが面白いところ。「今、この香りが出てきたのは何℃くらいだろう?」と確認するために使っています。(→オタクと呼ばれています。w)
完全に趣味寄りのアイテムですが、味の変化を観察するのが好きな方には楽しい道具です。
冷やしすぎはNG?

「冷えすぎはNG」というより、冷えすぎたまま飲みきってしまうのがもったいないんです。シャンパンを冷やしすぎると香りが閉じてしまい、味わいの酸が強く感じられがち。特にロゼや熟成タイプは、低温すぎると味わいが平坦に感じることもあります。
もし冷えすぎてしまっても、テーブルに出しておけば徐々に温度が上がり、香りが開いていきます。ゆっくりと味わえば、温度の変化による香味の違いを楽しめるはず。
では、逆にテーブルに出している間にぬるくなってしまったらどうすればいいのでしょうか?次に、その対処法を説明していきますね。
ぬるくなったら?飲んでいる間の温度をキープするコツ

せっかくちょうど良い温度に冷やしても、テーブルに出して長時間ゆっくり飲んでいるうちにぬるくなってしまうことがあります。とくに夏場や暖房の効いた部屋では、30分ほどの短時間で温度が上がってしまうことも。
でも大丈夫。シャンパンは“温度キープのコツ”を押さえておけば、最後の一杯まで美味しく楽しめます。
ワインクーラーで温度キープ
いちばん簡単で確実なのは、ワインクーラー(シャンパンクーラー)を使う方法です。ここでの目的は「保冷」であって、飲み頃まで一気に冷やすためではないという点がポイント。
もちろん、下記のようなバケツタイプのワインクーラーに氷と水を入れて冷やす方法もありますが、筆者はこれが面倒に感じてしまうんですよね。

氷が溶けて水のかさが増したり、ボトルを上げるたびに底を拭いたりと、地味に手間がかかるのがネック。そのため、筆者が愛用しているのは「被せるタイプ」の保冷クーラーです。
冷凍庫で凍らせておいたこの被せるためのクーラー(スリーブ)をスポッとかぶせるだけで、しっかり保冷。水滴も出ず、テーブルも濡れないのでとにかくラクです。我が家ではこのタイプを2つ常備。
下記は実際に筆者が購入した限定のデニム生地モデル。横にゴムが入っているためさまざまなボトルサイズに対応します。

この保冷アイテムは本当に便利。今後もシャンパンやスパークリングワインを定期的に楽しみたい方には、手軽でおすすめのアイテムです。
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なお、この保冷アイテムは、常温のボトルを一気に飲み頃温度まで冷やすのには向いていません。その点は注意しましょう。
すぐ冷やせる&保冷!便利グッズ2選

「急に冷やしたい!」「飲んでいる間にぬるくなってしまう…」そんな時にあると便利なのが、シャンパンクーラーや保冷スリーブなどの専用アイテム。短時間で冷やしたり、適温を長くキープしたりできます。
シャンパンやスパークリングワインを今後も楽しみたい方は、1つでもあると便利。ここでは筆者が実際に使って良かった、すぐに役立つ2つのアイテムを紹介します。
1. シャンパンクーラー(バケツ型・バッグ型)
様々なデザインやタイプのものが販売されおり、好みに応じて選ぶことができます。意外と手頃な価格のものも多いです。大きく分けると、次の2タイプがあります。
バケツ型のシャンパンクーラー
最もオーソドックスで確実に冷やせるのが、バケツ型のシャンパンクーラー。氷と水を1:1の割合で入れてボトルを浸すことで、約20〜30分でしっかり冷えます。氷が足りない場合は、即席で保冷剤を使うのもOKです。
筆者は上記のような透明タイプを1つ常備しています。王道で存在感があるため、テーブルに置くだけで雰囲気が華やか。パーティシーンにもぴったりです。ただし、保冷剤を使う場合は中が見えないタイプの方が見栄えが良いかもしれません。
バケツ型のデメリットは2つ。1つ目は意外と収納スペースを取ること。2つ目はやや手間なこと。氷が溶けて水位が上がったり、氷を足したり、ボトルを拭く手間があったりします。
バッグ型のシャンパンクーラー
手軽に使いたいなら、バッグ型のアイスクーラーもおすすめ。水と氷を入れてボトルを冷やす仕組みで、アウトドアやピクニックでも活躍します。バッグタイプは、折りたためるので収納もラク。
筆者も下記のクーラーバッグを1つ常備しています。

ただし、見栄えや耐久性はバケツ型に劣るのが難点。「実用重視」「簡単に済ませたい」方向けのタイプです。
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2. ボトルに被せる保冷スリーブ
飲み頃温度をキープしたい時、また少しぬるくなってきた時の“冷やし直し”目的なら、ボトルに直接被せるタイプの保冷スリーブがおすすめ。スリーブを冷凍庫で凍らせておき、ボトルへスポッとかぶせるだけでOKです。
水滴も出ず、保冷効果も高いため、筆者はル・クルーゼの保冷スリーブを2つ、他を1つ常備。特にル・クルーゼのクーラーは伸縮性があり、シャンパンや白ワインなど様々なボトルサイズに対応してくれるのが魅力です。
見た目もスタイリッシュで、贈り物としてもおすすめです。
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まとめ|今日すぐ飲みたいときも、美味しく冷やすコツ

せっかくのシャンパンやスパークリングワインも、冷やし方を間違えると美味しさが半減してしまうことがあります。でも大丈夫。ポイントを押さえれば、今日買ってきた1本でもしっかり美味しく楽しめます。
大切なのは、焦らずに冷やすコツを知っておくこと。ぜひこの記事を参考に、楽しいシャンパン時間を過ごしてくださいね。
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Yua.|全日本ソムリエ連盟認定ソムリエ・シャンパーニュ委員会公式MOOC修了
最初はワインが苦手でしたが、ドンペリをギフトに選んだことをきっかけにシャンパンやスパークリングワインの魅力に気づき、これまで100本以上を試飲。
実体験をもとに、初心者にも寄り添った「シャンパン・スパークリングワイン選びをもっと楽に!」をテーマに発信しています。
「トキメキを感じられる」「寄り添ってくれる」「場がパッと明るく陽気になる」など、感情やイメージで選べるシャンパン選びも提案。ギフトや自分へのご褒美にぴったりの1本が見つかるサイトを目指しています。












