大手スーパーなどでよく目にするシャンパンの1つがこの「ニコラ・フィアット」。
今回は、そんなシャンパンブランド「ニコラ・フィアット(Nicholas Feuillatte)」について一般消費者さん向けに分かりやすくまとめておこうと思います。
シャンパン、二コラ・フィアットの口コミ!ぶっちゃけどう!?美味しいの!?
【価格】5千円台~(セット品)*価格は変動します。
先に結論から言ってしまうと、二コラ・フィアット「シャンパン」、普通に美味しく飲めます。ただ、二コラ・フィアットのシャンパンは種類によっては「特別感」が若干薄れてしまうものもあります。
というのも、二コラ・フィアットのシャンパンはフランス国内での販売数がNo.1でフランスの日常に溶け込んでいるシャンパン。日本でも種類によっては、大手スーパーでも見かけるため、見慣れてしまうことで「特別感」が若干薄れてしまう可能性があります。
特別な物を贈りたい場合、見慣れたものよりは他の人と違う物、あまり見かけない特別感のある物、他の人と被らない物を贈りたいというような心理を抱くことがありますよね。
そんな感覚と一緒で、二コラ・フィアットは正真正銘、スパークリングワインの中で高級路線を走るシャンパンなのですが、見慣れてしまうと若干特別感が薄れてしまうのです。
なので、特別感を重視する場合は、大手スーパーなどであまり見かけない種類を選ぶのがオススメ。カジュアルなシーンやさほど特別感が気にならないシーンであれば、どの種類を選んでもOKです。
二コラ・フィアットのシャンパン、どんな種類があるのか早速見ていきましょう。
二コラ・フィアットの種類と価格
種類が多いニコラ・フィアット。公式サイトのラインナップを参考にしてまとめています。
ニコラ・フィアット レゼルヴ エクスクルーシヴ
【価格】5千円台~*価格は変動の可能性あり。
ニコラ・フィアットを代表するシャンパンとしてリリースされているのがこのエクスクルーシヴ(白・辛口)。ニコラ・フィアットのスタイルを表現しているシャンパンです。
熟成期間は3~4年。大手スーパーで見かけるのもこの、エクスクルーシブ ブリュットが多いですね。
ちなみに、下記の通りロゼも販売されています。
【価格】7千円台~*価格は変動の可能性あり。
ロゼの熟成期間は2~3年。
また、時期によって下記のような素敵なデザイン量限定バージョンも販売されています。
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ニコラ・フィアット コレクション オーガニック エクストラブリュット
【価格】7千円台~*価格は変動の可能性あり。
ニコラ・フィアットが造るオーガニックシャンパン(辛口・白)。
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ニコラ・フィアット コレクション ヴィンテージ ブラン・ド・ブラン
【価格】1万円台~*価格は変動の可能性あり。
ブドウ品種の中で王様と表現されている白ブドウ(シャルドネ)のみが使われた、ヴィンテージシャンパン(白・辛口)。ラベルやボトルに収穫年の記載があります。
明記されている年号のシャルドネ(白ブドウ)の個性が表現されるシャンパンで、は熟成期間5年以上。
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ニコラ・フィアット グランクリュ ブラン・ド・ノワール
【価格】1万円台~*価格は変動の可能性あり。
特級の格付けがされた村のブドウを使って造られるヴィンテージシャンパン(白・辛口)。使われているブドウは、黒ブドウ(ピノノワール)のみで熟成期間は5年以上。
使われているブドウの収穫年の記載がラベルやボトルに明記されています。その年のブドウの個性が反映されるシャンパン。
ニコラ・フィアット パルム・ドール
【価格】2万円台~*価格は変動の可能性あり。
ニコラ・フィアットの最高級品に値するのが、このパルム・ドール。芸術作品とも呼ばれています。
ボトルデザインも豪華でエレガント、目を惹くデザイン。上記は、ブリュット(辛口)。下記は、ロゼ。
ブリュット、ロゼどれも熟成期間は10年程度のヴィンテージシャンパン(辛口)です。その年のブドウの個性が反映されます。
また、新たな試みで、下記ゴールドも出ているのですが、このゴールドは熟成期間が14年以上。特級村のブドウ100%が使われています。
熟成期間も長く手間が最もかかるのがこのゴールド。煌びやかな外観が華やかさをさらに演出してくれます。
ニコラ・フィアット グラフィック アイス
【価格】6千円台~*価格は変動の可能性あり。
このグラフィックアイスシリーズは、新しい概念のシャンパン。」上記はシルバーと呼ばれる甘口(ドゥミセック)のもの。
氷を入れたり、一切れのライムやパイナップルを入れて楽しめるシャンパン。他には、下記のロゼが存在します。
【価格】5千円台~*価格は変動の可能性あり。
このロゼも甘口、こちらはしっかり冷やすか、氷を浮かべて飲むのがオススメされています。
ニコラ・フィアット ワン・フォー
【価格】1千円台半ば~*価格は変動の可能性あり。
どこでも楽しめるように造られた、200mlのミニボトルのシャンパン。ボトルには、ニコラ・フィアットデザインのストラップがついていて、気軽に持ち運びができるようになっています。
上記は、ブリュット(辛口)、他にも下記のロゼがあります。
【価格】1千円台後半~*価格は変動の可能性あり。
ちょっと贅沢な1人飲みや、大勢が集まるパーティ、アウトドアでのイベントに活躍してくれるサイズです。
「二コラ・フィアット」プレゼントやギフトにオススメは!?
二コラ・フィアットのシャンパンは種類が豊富で、価格面においてもリーズナブルなものが多く、大手スーパーなどでも取り扱いがあることから気軽に手に取りやすいのがメリット。
一方で、その気軽さから、種類を選ばないと「特別感」は薄れてまう可能性があります。
カジュアルなパーティや友人間のギフトなどでは全く問題ありませんが、「特別感」を出したいシーン(例えば、目上の方へのギフトやここぞという特別な状況)では、種類選びが重要。
大手スーパーで最もよく見かけるのが、レゼルヴ エクスクルーシヴの青ラベルの白・辛口スパークリングワイン。なので、特別感をしっかり演出したい場合レゼルヴ エクスクルーシヴでもグラスとのセット品や、スーパーではあまり見かけないロゼ、もしくは他の種類を選ぶのがオススメです。
また、ワン・フォーに関しても高級スーパーで目にします。こちらは容量が少ないため、パーティなどの手土産として人数分の購入はオススメなんですが、1本の贈り物だとすると小さすぎて見劣りするためオススメしません。
そして、ここぞというお祝いやプレゼントの場合は、「パルム・ドール」が外観も含め抜群の特別感を醸し出します。最高級のプレスティージュシャンパンであり、ボトルデザインも一目を置く豪華さがあります。
そんな二コラ・フィアットをギフトとして贈る場合や自分用に購入する場合、どんなシャンパンなのか頭に入れておきたいもの。
ということで、シャンパンブランド「二コラ・フィアット」について簡単にまとめておこうと思います。
シャンパン「二コラ・フィアット」とは!?特徴!
シャンパンブランド「ニコラ・フィアット」、一般消費者として知っておきたい特徴は次の通り。
- 種類がカジュアル~高級ラインまでとにかく豊富
- 二コラ・フィアットのスタイルは、「寛大かつ大胆」、「繊細でクリア」、「エレガント」
- フランス国内での販売数はNo.1、世界でNo.3
- 生産者タイプは、CM(コオペラティヴ ド マニピュラン)、4500軒以上のブドウ栽培農家が組合員である組合からの良質なブドウを使いシャンパンを造る
- 大手スーパーなどでも販売されており、手に取りやすい
設立は1976年とシャンパンブランドとしては若いのですが、フランス国内の販売量はNo.1。シャンパンの中で日常に溶け込んでいるシャンパンとも言えます。
また、醸造面においても、ブドウ栽培農家の組合と協力していることから幅広いシャンパン造りを可能にしています。
二コラ・フィアットの歴史
シャンパンブランド「二コラ・フィアット」の歴史には、2人のキーマンがいます。
1人目が、ブランド名の由来である、二コラ・フィアットという人物。二人目が、アンリ・マッカール。この二人が手を組み、現在のシャンパン「二コラ・フィアット」が存在しています。
二コラ・フィアット
二コラ・フィアットは、1926年パリでワインなどの輸入業を営む大商人の家に生まれるも、跡を継ぐことありませんでした。一人米国に渡り、アフリカコーヒーの輸入業の第一人者になるなど、ビジネスマンとして成功を収めました。
そんな彼がワインの道へと進むきっかけとなったのが40歳の時。兄弟のセルジュから連絡を受けフランスのシャンパーニュ地方ヴァレ・ド・ラ・マルヌにある12ヘクタールの畑を取得したこと。ドメーヌ・サン・ニコラの名でブドウを栽培し、1976年には自分たちのブランドを立ち上げました。
1978年には自社ブランドのワインを作り上げ、ビジネスを通じで知り合った米国の友人へプレゼントとして配り、評判に。販売を広げたとされています。
アンリ・マッカール
一方、アンリ・マッカールは、1914年に生まれ、シャンパン造りにおけるブドウ栽培農家の組合代表を務め、農家と生産者(メゾン)の仲介役を務めた人物。
若い頃からブドウの収益安定のため農家の協力が必要だということに気づき、1972年に「センターヴィニコール・ド・ラ・シャンパーニュ(シャンパーニュ醸造センター)」という共同組合を設立。農家の独自性を保持しながら、加盟する農家の利益を安定させることに尽力してきました。
ある意味、現場主義者といえます。
現在の「二コラ・フィアット」への道のり
そんな二人が繋がったのが1986年、二コラフィアットがシャンパンブランドをシャンパーニュ醸造センターに売却。
シャンパン造りはセンターヴィニコール・ラ・シャンパーニュのブドウの提供を受け、シャンパン造りが行われました。そんな二コラ・フィアットシャンパンは世界中に拡大。
4500以上もの栽培農家と契約する組合と協力体制を敷いたことによって、種類と価格にあるようにラインナップも豊富、カジュアルから高級ラインのシャンパンを楽しむことが出来るようになりました。
シャンパン「二コラ・フィアット」、体験記!
二コラ・フィアットのシャンパン、手に取りやすいことから私が初めて飲んだのは、シャンパンを飲み始めてすぐの頃でした。
大手スーパーのセールで3千円台で購入し試飲。爽やかで軽快なシャンパンで気軽に飲みやすく、良い意味で「日常に溶け込む」シャンパンでした。
普通に美味しく楽しめます。カジュアルなパーティや、手土産などにオススメ。
もう少し特別感を演出したい場合は、ロゼの方が断然オススメ。ロゼシャンパンは、白シャンパンよりも価格が高い傾向にあり、デイリーで手に取ることが少ないため、白シャンパンよりもプレゼントに向いています。
次は、下記の「パルム・ドール」。外観のインパクトは抜群で、プレゼントやギフト向き高級シャンパンという印象でした。
別記事で感想をまとめているので、内容を一部抜粋すると下記の通り。
「パルム・ドール」実際に飲んでみました。やはり高級シャンパン、繊細さや奥ゆかしさを感じることが出来ますが、時間をかけて飲むのがオススメ。
熟成期間が長い高級シャンパンの場合、シャンパン本来の美味しさを感じるまでに大分時間がかかることがあります。>> 高級シャンパン、なぜ”美味しくない”と感じるの!?「パルム・ドール」も本領発揮までに大分時間がかかりました。
なので抜栓してからしばらくは、シーンと静まりかえっている印象。開けてから1時間以上経ってようやく、起きてきたかなと感じるくらいでしたね。
逆にシャンパンストッパーを使って保存し、3日目に飲んだのですが開けた当日よりも3日目の方が陽気さ、柔らかさが感じられバランスが良い印象で美味しかったです。
そして、このパルム・ドールが甘いフルーツ、香ばしいパンの良い香りに癒されます。
さらに驚いたのは、「パルム・ドール」は泡が抜けた状態でも美味しいということ。シャンパンは発泡性ワインなので、泡があること前提で美味しさを感じます。つまり、泡が抜けると、「美味しくない」と感じるものが多いということ。
でも「パルム・ドール」は泡がなくても美味しかったのです。ブドウの質が良いのか、「パルム・ドール」は別格でした。
多くのブドウ栽培農家と契約している組合で良いブドウが手に入る、「ニコラ・フィアット」の強みを感じた気がします。>>ニコラ・フィアットの特徴やスタイル
以上が、シャンパンブランド「ニコラ・フィアット(Nicholas Feuillatte)」についてでした。
それでは、また!