有名どころのシャンパンブランドを素人目線で解説してくシリーズ、第12弾は『PHILIPPONNAT（フィリポナ）』！
このフィリポナはワイン漫画『神の雫』でも登場したため、日本でも人気のシャンパンブランドとして認知されるようになりました。
特に、「クロ・デ・ゴワセ」は有名ですよね。重労働の象徴であり「夢のような畑」という表現がされる銘畑「クロ・デ・ゴワセ」で収穫されたブドウで造られる高級シャンパン。そんな夢のような畑を単独所有しているのが、生産者「フィリポナ」です。
ということで、シャンパンブランド『PHILIPPONNAT（フィリポナ）』についてまとめておこうと思います。
シャンパンブランド「フィリポナ」とは！？特徴やスタイル！
シャンパンブランド「フィリポナ」の特徴やスタイルを簡単にまとめると次の通り。
- 1522年にブドウ畑を開墾して以来続く、家族経営のシャンパンブランド
- 有名ワイン漫画「神の雫」に登場したシャンパンブランド
- 「クロ・デ・ゴワセ（ス）」という銘畑を単独所有。ゴワセ（ス）という重労働を意味する畑名のごとく、45℃急斜面にあるブドウ畑
- 上記畑から収穫されたブドウで造られる高級シャンパン「クロ・デ・ゴワセ」は、シャンパンのロマネコンティと呼ばれている
- 手作業での雑草取りや馬耕作を行うなど自然的な栽培に重きを置いている
- 熟成に木樽を使用、黒ブドウ（ピノ・ノワール）の使用比率が高め
- ノン・ヴィンテージの醸造にソレラシステム*を導入している
- ノン・ヴィンテージシャンパンのボトル（ラベル）に澱抜きの日付、メインの収穫年、ドサージュ量が明記されている
*毎年造られるノン・ヴィンテージシャンパン（フィリポナブランドのスタンダードなシャンパン）に適用される製法ソーラーシステム。前の年に造られ木樽熟成されたブレンドワイン1/3とその年の新しいワイン2/3がブレンドでシャンパンが造られる製法。>>フィリポナ公式サイト
フィリポナというシャンパンブランドの象徴が「クロ・デ・ゴワセ」という銘畑。その畑から収穫されたブドウで造られる高級シャンパン「クロ・デ・ゴワセ」（参考：下記商品画像）は、シャンパンの中のロマネコンティと呼ばれ、ワイン漫画「神の雫」にも登場。人気を博しています。
>>クロ・デ・ゴワセを見てみる（楽天市場）、（amazon）、（Yahoo!ショッピング）
そして、フィリポナといえばラベル。ラベルに色々な情報が掲載されていて、分かりやすいのが特徴です。下記は、フィリポナのスタンダードなロゼの裏ラベルの画像。
使用しているブドウ品種の割合から、瓶づめの年など、様々な情報が記載されているのが分かります。ここまで明確に記載があるシャンパンは、他にあまりないため貴重。一般消費者さんにとっては安心感が芽生えます。
フィリポナ、単語で表現するなら！？
- 落ち着いた、物静か
- 繊細
- 大人の雰囲気
- 知的
- 重厚、力強い
- 品のある
- クリエィブ
- ゆったり、しっとり
- 能あるタカ
- 唯一無二
そんなフィリポナのシャンパン、どんな種類があるのでしょうか。見ていきましょう。
シャンパン「フィリポナ」の種類と価格
フィリポナ ロワイヤル レゼルヴ ブリュット
【価格】5千円台～*価格は変動します。
フィリポナのスタンダードな白・辛口シャンパン。
ピノノワール（黒ブドウ）という品種のブドウに主体を置いて造られているシャンパンなのでフレッシュさと力強さがあります。>>ピノノワールで表現する味は！？ブドウの種類！
公式ページより、白身の肉、豚肉、魚との相性が良いとされています。
>>ロワイヤル レゼルヴを見てみる（楽天市場）、（amazon）、（Yahoo!ショッピング）
フィリポナ ロワイヤル レゼルヴ ノンドゼ
【価格】6千円台～*価格は変動します。
シャンパンの醸造工程にある、ドサージュ（糖が加えられたリキュールを加える工程）をしない、いわゆる糖が含まれない極辛口のシャンパン（白）。
糖による調整ができないため、原料のブドウと醸造に相当な自信がないと造られないもの。
ワイン（ブドウ）の特徴をそのままに表現しているシャンパンで菩提樹（ぼたいじゅ）という花のような香りた漂うのだとか。
公式ページより、生の魚介類や日本の料理との相性が良いとされています。
>>ロワイヤル レゼルヴ ノン ドゼを見てみる（楽天市場）、（amazon）、（Yahoo!ショッピング）
フィリポナ ロワイヤル レゼルヴ ロゼ
【価格】7千円代～*価格は変動します。
フィリポナらしさを表現した、ロワイヤル レゼルヴのロゼシャンパン。
力強さを感じられるロゼシャンパンで個性派なロゼ。
公式ページより、燻製されたお肉や魚、豚肉、夏に実る赤いベリーを使ったデザートなどと相性良し。
>>ロワイヤル レゼルヴ ロゼを見てみる（楽天市場）、（amazon）、（Yahoo!ショッピング）
フィリポナ グラン・ブラン ミレジム（ヴィンテージ）
【価格】1万円台～*ヴィンテージにより価格は変動します。
徒級畑や一級畑の白ブドウ（シャルドネ）のみを使って造られたヴィンテージシャンパン。（辛口・白）
ヴィンテージシャンパンとは単一年に収穫されたブドウを使って造られるシャンパンのこと。ブレンドによって品質の調整が出来ないため、醸造においてはハードルが高くなります。
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フィリポナ キュヴェ 1522
【価格】1万円台～*価格は変動します。
この1522は、フィリポナ家がシャンパーニュ地方のアイ村に定住した年にちなんで造られているシャンパン。フィリポナが所有している特級畑のブドウで造られるワインのみで造られています。
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フィリポナ キュヴェ 1522 ロゼ
【価格】1万円台～*価格は変動します。
上記のロゼタイプのシャンパン。
>>キュヴェ 1522 ロゼ（楽天市場）、（amazon）、（Yahoo!ショッピング）
フィリポナ クロ・デ・ゴワセ
【価格】数万円台～*価格は変動します。
フィリポナが単独所有する、銘畑クロ・デ・ゴワセのブドウのみを使って造られる、シャンパン。ワインの漫画、『神の雫』に登場したことでも有名で、シャンパンのロマネコンティとも呼ばれます。
クロ・デ・ゴワセという畑は３０～４５°の急勾配で、畑仕事をするには厳しい環境。そんな環境を表現するように、クロ・デ・ゴワセのゴワセは実際に重労働という意味です。
一方でとあるシャンパンの本には、夢のようなブドウ畑という表現もされています。それだけ美味しいということ。
ワイン好きにとっては人生に１度は飲んでみたい高級シャンパンです。
>>クロ・デ・ゴワセを見てみる（楽天市場）、（amazon）、（Yahoo!ショッピング）
フィリポナ クロ・デ・ゴワセ ロゼ
【価格】数万円台～*価格は変動します。
上記、クロ・デ・ゴワセのロゼタイプのシャンパン。
>>クロ・デ・ゴワセ ロゼを見てみる（楽天市場）、（amazon）、（Yahoo!ショッピング）
フィリポナ ル・レオン
【価格】数万円台～*価格は変動します。
フィリポナ家が所有するアイ村のル・レオンという畑で収穫されたピノノワール１００％で造られた、高級シャンパン。
フィリポナ マルイユ・シュル・アイ
【価格】2万円台～*価格は変動します。
100年を超えてフィリポナ家がマルセイユ・シュル・アイ村に所有する畑を表現したシャンパン。マルセイユ・シュル・アイ村の畑にはピノノワール(黒ブドウ）中心に植えられ、フィリポナのアイデンティティーともいえる１本。
>>マルイユ・シュル・アイを見てみる（楽天市場）、（amazon）、（Yahoo!ショッピング）
「フィリポナ」、ハマる人は激ハマりするってホント！？
実はこれ、リアルに実際起きたことなのですが、フィリポナのシャンパンはハマる人は激ハマりします。
リアルにフィリポナのシャンパンを一緒に飲んだ人が激ハマりしてしまいました。w特にピノ・ノワール好きの方はハマりやすいかも・・。しかもフィリポナの種類を変え試しても、「やっぱり美味いわ～」ともやはり同じことが起こります。
つまり、すごくハマる人とそこまでハマらない人がいるということなんですよね。大絶賛する人と、普通に美味しいと感じる人で分かれるんです。大絶賛していた方に話を聞くと、力強さと繊細さを持ち合わせているあたりがたまらないのだとか。
私はというと、普通に美味しくいただきましたが、正直ハマるとまではいきませんでした。ちなみに、「まずい」という人は今のところ誰もいないです。
さあ、あなたはハマるかハマらないのか、試してみる価値アリです！>>種類と価格
フィリポナ、プレゼントやギフトとしてはどう！？オススメは！？
『PHILIPPONNAT（フィリポナ）』、ワイン好きの方にも、ワインを知らない方にもプレゼントやギフトとしてオススメです。
理由は、有名なワイン漫画の『神の雫』にも出いることから話題性もある上に味としても申し分なく美味しいから。そして、スーパーで出回っているような馴染みやすいシャンパンではないため、特別感を演出できるから。
ワイン好きとしては、プレゼントで頂けるのであれば、何度リピートしても嬉しいです。
ちなみにワイン好きさんへのプレゼントやギフトであれば、普段自分では購入しないノンドゼ以降の種類がオススメ。>>種類と価格 あとは予算で決めてしまって問題なし。
もちろん、スタンダードなロイヤル レゼルヴ ブリュットでも全く問題ないのですが、自分でなかなか購入しないことを前提に考えると、ノンドゼ以降のオススメになりました。
そして、普段ワインはあまり飲まない方へのギフトであれば、美味しさが分かりやすいロイヤル レゼルヴ ブリュットかロイヤル レゼルヴ ロゼがオススメ。
予算的にもう少し高いものが良い場合は、キュヴェ 1522あたりがオススメです。>>種類と価格
シャンパン「フィリポナ」、実際に飲んで、どうだった！？
フィリポナのスタンダードシャンパンロイヤル レゼルヴ ブリュットとロイヤル レゼルヴ ロゼを飲んでいるのですが、共通しているのが、落ち着いた雰囲気を演出してくれること、しっかりとした力強さと繊細さを感じられるということ。ハマる人は味わいに感動し、激ハマりする可能性ありです。
逆にワイワイと大勢でパーティライクに飲むには向いていないと思います。静かで落ち着いた時間を好む方向きのシャンパン。
美味しいのは大前提にあるので、あとは好みの問題でハマるかハマらないかに分かれます。
内に秘めた才能、ポテンシャルそんな言葉が浮かぶような力強さを感じたシャンパンたちです。ちなみにロゼの詳細は下記記事にまとめています。
以上が、シャンパンブランドPHILIPPONNAT（フィリポナ）についてでした。
それでは、また！
