葡萄畑

シャンパンを造る生産者には複数のタイプがあります

そして、それはシャンパンボトルのエチケット(ラベル)やボトルの裏面に小さいながらも記載があるものが多く、意外と分かりやすい!

ということで、今回は、シャンパン生産者の種類(タイプ)についてまとめていこうと思います。

シャンパン生産者の種類(タイプ)まとめ!レコルタン、ネゴシアンとは!?

シャンパングラスと海

シャンパンの生産者は下記6タイプ。一般消費者さんとしては1~3が分かっていれば十分だと思います。

1. NM:ネゴシアン マニピュラン

ドンペリ

ネゴシアンマニピュランとは、栽培農家からブドウを購入したり、自社以外の他からワインや果汁を購入したりして、それらでシャンパンを造る生産者のことを意味します。

大手と呼ばれる生産者のほとんどが、この生産者タイプに属していると言われています。

2. RM:レコルタン マニピュラン

ジャックセロス イニシャル

レコルタンマニピュランとは、自分で畑を所有してブドウを栽培し、そのブドウを使ってシャンパンを造る小規模な生産者のこと。

この「RM」生産者のシャンパン、ワイン通やシャンパン通には人気が高いです。ただ、「RM」生産者によってシャンパンの品質は様々。だからこそ、宝探し感覚で魅力があります。

3. CM:コオペラティヴ ド マニピュラン

二コラフィアット パルムドール

コオペラティヴ ド マニピュランとは、生産者の共同組合を意味します。

組合員になっている栽培家が育てたブドウを利用して、シャンパン造りをして、この共同組合の名でシャンパンを出荷します。

エチケット(ラベル)やボトル裏面には記載が見当たらないのですが、前に我が家で開けた下記シャンパン、「ニコラ・フィアット」がこの生産者タイプに属します。

4. RC:レコルタン コオペラトゥール

3. の「CM:コオペラティヴ ド マニピュラン」が、共同組合でシャンパンを生産する過程で、一部を分けてもらい、自分のブランドとしてシャンパンを出す場合に記載される生産者タイプ。

5. MA:マルク ダシュトゥール

いわゆるプライベードブランドのシャンパンの生産者をさします。

有名なレストランやホテル、スーパーマーケットが、上記の1-3の生産者タイプに醸造をお願いし、自社ブランドとして出荷されるシャンパンの生産者タイプ。

6. SR:ソシエテ ド レコルタン

組合などの団体に属す栽培農家が集まって、その集まった組合員が栽培したブドウでシャンパンを造り、独自のブランドとして出されるシャンパンの生産者を意味します。

シャンパン生産者のタイプ、どこを見れば分かるの!?

はてな

シャンパン生産者の種類(タイプ)ですが、ボトルやラベル(エチケット)に小さく記載があることがほとんど。中には記載が見当たらないものもありますがほとんど記載があります。

例としてドンペリのラベルを見てみましょう。下記はドンペリのラベルですが、8番に小さく「NM」と記載があるのが見えるでしょうか。これは、1.ネゴシアン マニピュランであることを意味しています。

ドンペリのラベル

若干ブレがあり見づらいかもしれませんが、小さい文字で「NM」という記載があります。

もう1つ、表のラベルに記載がある例を挙げると下記の「クリュッグ」。黄色い丸で囲った部分に「NM」という記載があるのが分かります。

クリュッグ ラベル

クリュッグも生産者タイプとしては、1.ネゴシアン マニピュランということになります。

他には、裏面に生産者タイプの記載があるものがあります。その例が下記の「ゴッセ」。裏のラベル左下に小さく「NM」の記載があります。

ゴッセ 裏ラベル

 

このゴッセも1.ネゴシアン マニピュランに該当します。

これらの例全てが1.ネゴシアン マニピュラン。大手有名生産者のほとんどが、1.ネゴシアン マニピュランということがなんとなく理解できたのではないかと思います。

以上が、シャンパン生産者の種類(タイプ)まとめでした。

それでは、また!

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