カーヴ

シャンパンやスパークリングワイン、早く飲んだ方が良い!?長期間置いておいても良い!?

シャンパンを購入したり、プレゼントやギフトで頂いたりで、「なんだか開けるのはもったいない!」という気持ちを抱き、飲む時期を迷われている方もいるはず。

ということで、今回はそんな疑問についてまとめておきたいと思います。

シャンパンやスパークリングワイン、セラーがないなら早く飲んだ方が良い!理由とは!?

グラスに入ったスパークリングワイン

シャンパンやスパークリングワインは、お祝いやプレゼントで頂くことがありますよね。特にシャンパンは高価で日常ではあまりお目にかかれないため、「特別な時に開けたい」「飲むのがもったいない」という気持ちが芽生えます。

でも、セラーがないのであれば早く飲むのがオススメ

理由は、セラーがない場合は劣化の可能性が高まるからです。シャンパンの場合は、赤・白ワインなどのスティルワインと違って家庭での追加熟成の必要がないワインなんですよね。

シャンパンの場合は、熟成のピークを迎えてから出荷されており、すぐに美味しく飲める状態で販売されています。

好みに応じて、家庭で追加熟成をさせる方もいますが、それは適切な保管環境があってのこと。四季のある日本の場合は、セラーがないと適切な環境が保てません。(地下倉庫などがあれば別ですが・・。)

つまり、セラーがなければ、劣化が進む可能性が高いということ。つまり、せっかくのシャンパンやスパークリングワイン、早く飲まない方がもったいないのです。

でも、20年以上置いていたドンペリが飲めたよ!?

開けたドンペリ

そうそう、こういうケースが実際にあります。

実際20年以上保管していたドンペリが飲めた方とお会いしたことがあるんですが、その方は自宅の地下に保管していたとのこと。地下となると、温度の上下差が少なくなり、ある意味カーヴ(地下蔵)と呼ばれるセラーの条件に似てくるので一般的な常温保存とは少し異なります。

でも、常温で置いておいた高級シャンパンが飲めたという話はちらほら耳にします。この状態、どういうことかというと、

そのまま置いておいても飲めた、けれど本来の美味しさは楽しめない

ということ。

そもそもシャンパンはアルコール度数10%を超えているので腐るという概念がないんですよね。あるとすれば、劣化です。

まず、常温で20年以上も経つと、シャンパンの過熟成が起こります。そうすると出荷当時に持っている香味特性は変化し本来の美味しさを味わえなくなります。

そして泡にも影響が出来ます。コルク栓から多少の空気が入るので、時間経過と共に泡の勢いが弱まっていきます。いずれ、発泡性ワインというよりもワインのような状態に近くなります。

でも、高級シャンパンの場合は、原料のブドウが良質で品質の良いワインがベースなので、泡がなくなっても普通に飲めてしまう。

でもそれがシャンパンとして美味しいのかというと、これは運次第。過熟成で劣化していれば本来の美味しさは感じられないし勢いのある発泡もなし、適度な熟成であれば美味しいと感じるかもしれませんが、開けずしてどんな状態かは分からず。

長期に渡って常温で保管することの結果は、開けてからのお楽しみなんですよね。

要は何が言いたいのかというと、

シャンパン、美味しく飲みたいなら早く飲んだ方が良い!長期常温保管のシャンパンが飲めるかは運次第だから。

気づきのマーク

開けて飲めるかもしれないけれど、飲めないかもしれない。開けて美味しを感じられるかもしれないけれど、美味しくないかもしれない。こればかりは、開けてからのお楽しみ、運次第なんですよね。

だからこそ、美味しい内に早めに飲んだ方が良い!長期常温保管する方がもったいない!

という結論に至ります。

それに万が一、購入したシャンパンがもともと不良品だった場合は、購入直後ならショップに交換の問い合わせも出来ますが、長期常温保管の後の交換は当然ながら出来ません。

よって、長期で保管したいのなら、セラーの購入を検討しましょう!

もしくは、美味しいかや飲める飲めないにこだわらない!常温で長期保存した結果がどうなるのか知りたいというチャレンジャーの方は、実験で行うのもアリ!ですが、美味しく飲みたいという方は、早めに飲むことをオススメしています。

以上が、シャンパン、早く飲んだ方が良いの!?長期間置いておいても平気!?についてでした。

それでは、また!

 

 

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