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お祝いやプレゼントで頂いたスパークリングワイン、なんとなくもったいなくて飲まずに置きっぱなしに。「特別な時に」と取って置いたものの、飲むタイミングを失い、気づけば半年、数年経過。せっかくだから飲もう!と思い立ったものの、「果たして賞味期限は大丈夫なのか。」と気になっていませんか!?

お手持ちのスパークリングワインに賞味期限の記載が見つからず困惑している方もいるはず。口に入るものだからこそ、心配になるのは当然ですよね。でも、スパークリングワインの賞味期限は驚くほどシンプル。ただ、情報がないと心配が拭えず、飲めるのに廃棄してしまう方も多くいます。

ということで、今回は、全日本ソムリエ連盟認定ソムリエであり、100本以上スパークリングリングワインを飲んできている筆者が、スパークリングワインの賞味期限について実体験も踏まえて簡単に解説していきます!

この記事を読んだ後には、安心してスパークリングワインを開けることが出来ていますよ!

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スパークリングワイン、賞味期限がないって知ってた!?

シャンパン

気になるスパークリングワインの賞味期限ですが、アルコール分10%以上のスパークリングワインは、賞味期限がありません

きっと「だからか!」という声が上がるはず。なぜなら、ほとんどのスパークリングワインのアルコール度数は12%前後のため、ボトルやラベルに賞味期限の記載がないから。きっと、賞味期限をくまなく探された方も多いはずです。

なぜ賞味期限がないの!?

本とメガネ

理由は、食品の国際規格Codex(Codex Alimetarusの略称)において、アルコール度数10%以上のお酒は品質が劣化しにくく、腐敗等による健康を害するリスクが極めて低いことから賞味期限の表示義務がないためです。

よって、アルコール度数10%以上のスパークリングワインには、賞味期限の表示がありません。ただ、賞味期限がなくとも劣化は生じます。

賞味期限がなくとも、劣化はする!

泡

賞味期限の表示が不要ということは、長期に渡り飲めるけれど、「美味しく飲める」ことを保証しているわけではありません。保管状況によっては時間経過と共に劣化は進みます(美味しさは劣っていく)。

劣化するとどうなるの!?

カーヴ

スパークリングワインが劣化するとどうなるか、具体的に次の3つが挙げられます。

炭酸ガスが抜ける

スパークリングワインは、発泡性ワイン。つまり発泡していることに魅力があります。そんな発泡性が劣化が進むと失われていき、普通のワインのようになっていきます。

香味が変化する

保管状況によって変化の仕方は変わってくるのですが、長期に渡り冷蔵庫保管をしていた場合は、他の食品の匂いが移って香りが変化したり、酒石が発生して酸味が強くなったりすることがあります。逆に、長期常温保存をしていた場合は、過熟成が生じ、味にくどさが出てしまう可能性が出てきます。

不快臭がする

滅多にありませんが、これは最悪の劣化状態を意味します。不快臭がしたら飲む気力は0(ゼロ)に。実際、不快臭のあるシャンパンに1度だけ当たっていますが、飲みたくても不快で飲めないという表現がしっくりでした。

これらがスパークリングワインの劣化状態なんですが、では実際のところスパークリングワインってどれくらい持つのでしょうか。

スパークリングワイン、保存期間は!?どれくらい持つの!?

開いたスパークリングワイン

筆者の経験上、未開封であってもセラーがない場合は、なるべく早く飲むことをオススメしています。すでに長期保管していた場合は、この機会を逃さず冷やしてすぐに開けてみるべし。

その理由は、明日よりも今日の方が「美味しく飲める」可能性が高いから。逆を言えば、今よりも明日の方が劣化が進むからです。

とはいえ、「もう長期で保管しちゃってるんだよ!」という方に向けて、保存期間の目安を次にまとめています。

未開封の場合

ラグランダムのミュズレのつまみ

未開封のスパークリングワインの保存期間は、ぶっちゃけると、約1ヶ月~約10年です。ここでいう保存期間とは多少の劣化は厭(いと)わず飲める期間としています。

なぜこんなに保存期間に幅があるのかというと、保管環境の違いやそのスパークリングワインのポテンシャルなどによって、保存期間にかなりの違いが出るからなんですよね。

例えば、高級シャンパンの場合は約10年の熟成期間を経てから出荷されるものがあります。そういった高級シャンパンは、良質なワインが使用されており、多少の劣化があっても飲める程度に耐えられる可能性が考えられるため保存期間の目安が長くなります。

一方で、直射日光のあたる真夏の室内で一般的なスパークリングワインを常温保存をした場合、1ヶ月経たずに劣化の進行が進み、香味の変化も著しくなります。こういった環境下では、1ヶ月も持たないと考え、すぐにでも開けて飲むのがオススメです。

10年以上保管してたら、もう飲めないの!?

カーヴ

これが実はそうでもない!ここが面白いんですが、劣化はしていても腐敗しておらず、「白ワインとして飲めた!」というケースも多々あります。

特に高価なスパークリングワイン(シャンパン)に多い印象。詳しくは、次の長期保存したスパークリングワインって飲める!?で説明しています。

開封後の場合

開いたスパークリングワイン

開封後、スパークリングワインとして楽しむための保存期間目安は次の2パターン。

  • 発泡性ワイン用専用のストッパー(途中保存用の栓)使用の場合や、スクリューキャップのスパークリングワインの場合、保存期間目安は数日間
  • 専用ストッパーがない場合やスクリューキャップではない場合の保存はオススメしない

スパークリングワインは炭酸ガスを含むので、密閉しないと時間と共に炭酸ガスが抜けていきます。よって、途中保存のため、下記のような発泡性ワイン専用のストッパーが販売されています。シャンパンストッパーと探すと出てきます。

こういった専用のストッパーを使用する場合は、空気との接触を極力防げるため、数日間は炭酸ガスが抜けづらくなります。

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また、コルクではなく下記のスクリューキャップのタイプの場合も、途中でスクリューキャップで栓をすれば密閉できるため、こちらも数日間は発泡性ワインとして楽しむことができます。

スクリューキャップ

それ以外の場合、開封後の保存はオススメしません。理由は、炭酸ガスが抜けてしまうからです。炭酸ガスが抜けても別に良い!スパークリングワインとしでてはなく、白ワインとして飲む!という場合は、飲める可能性大。

ただ、白ワインとしてでも、密閉ができないと今度は酸化が進み劣化していきます。ちなみに、筆者はラップ保存実験もしたことアリますが発泡性ワインとしてはオススメしません。

>>飲み残しの発泡性ワイン、ラップ保存じゃダメなの!?

保存期間まとめ

気づきのマーク

ちなみに筆者がオススメする、美味しく飲むための保存期間は次の通り。今後スパークリングワインが手に入った際は、下記を目安に飲みましょう!

開封状態 保管状態 保存期間目安
未開封 常温保存 1ヶ月まで
未開封 冷蔵庫保存 1ヶ月まで
未開封 ワインセラー保存 10年まで
開封後 ストッパー(発泡性ワイン専用の栓)あり 数日間
開封後 ストッパーなし 保存オススメなし

長期保存したスパークリングワインって飲める!?

はてな

未開封の場合、この質問の答えはズバリ、まずは開けて試してみるべし!です。アルコール度数が10%以上のスパークリングワインであれば、飲める可能性が多いにあります。理由は、賞味期限がないから。腐敗するリスクは極めて低いからです。

実際に私の知人で、結婚祝いに頂いた高級スパークリングワイン(シャンパン)「ドンペリ」を飲む機会を逃し、25年常温で保存していた方がいました。「もう飲めないだろう」と言っていたんですが、25年経過してようやく開けてみたところ「白ワインとして飲めた」とのこと。

炭酸ガスは抜けて劣化はしていたものの、飲めたケースがあります。よって、開けてみて、不快臭がしなければ飲めるはず。ただ、美味しさへの期待は禁物。炭酸ガスは弱まっていると考えましょう!

開封後は!?

開封後の場合、時間が経っていればもはや炭酸ガスはないはず。ただ、普通のワインとして飲める可能性はありますが、未開封と比べると劣化の進行相当早いと考えましょう。こちらも不快臭がないか確認が必要です。

これ飲んでも大丈夫?飲めるかどうかの見極めポイント!

気づきのマーク

滅多にないのですが、稀に下記のような状態のワインに巡り合ってしまうこともなきにしもあらず。下記に該当する場合は飲むのはやめましょう!

ポイント
  • 不快な臭いがする
  • グラスに注いだら濁りがある
  • 瓶底に、透明ではない大量の沈殿物が見える

飲めるかどうかを見極める、最大の目安は不快臭です。筆者は、100本以上飲んできてたった1本、開けた直後から不快臭のあるシャンパンに当たったことがありますが、もはや不快すぎて飲もうと思っても飲めませんでした。ただ、これは滅多に起きないのでご安心ください。

その他の「濁りがある」「沈殿物がある」については、少し判断が難しくなります。自然派の微発泡スパークリングワインにはもともと濁りのあるタイプもある上、澱(おり:瓶底に溜まる役割を終えた酵母や他成分)をあえて楽しむように販売されているものもあります。

いずれにせよ、キーワードは不快臭。これを目安にしましょう!

どうしても飲むのが不安!スパークリングワイン活用方法!

気づきのマーク

長期間保管しすぎて、やっぱり飲むのが不安!という方もいるかもしれません。そういう場合は無理せずに料理酒として使ってしまいましょう!

ただ、不快臭がある場合は料理酒としても使用したくなくなるはず。そういう場合は、廃棄するのも致し方ないと思います。

さて、これらがスパークリングワインの賞味期限についてでした。これらの情報で少しでもお手持ちのスパークリングワインが安心して開けられますように!

最後に、今日開けて楽しむためのスパークリングワイン豆知識と、今後スパークリングワインを自宅保管するための保管方法をまとめておきます。

今日開けて楽しむための、スパークリングワイン豆知識!

シャンパングラスと夕焼けの海

長期保管をしたスパークリングワイン、ついに開ける時が訪れました!そのために必要な情報を次にまとめておきます。

冷すにはどれくらいの時間が必要?

冷蔵庫で冷やす場合は、最低でも3時間以上は必要と考えましょう。すでに冷蔵庫に保管してある場合は、そのまま開ければOK。

時間が足りない場合は、ワインクーラーといって下記のようなバケツのような入れ物に、氷と水を1対1で入れて冷やすと30分程度で冷えるはずです。

氷がなければ、見栄えは劣りますが保冷剤でもOKです。ボトルをしっかり浸けた方が、ラベル(エチケット)は汚れますが早く冷えますよ!

開け方は!?道具は必要?

スパークリングワインのメリットは、開けるのに道具が必要ないこと。手で開けることが出来ます。開け方については、初心者さん向けの開け方も紹介していますので、参考にしてみてください。

途中で余ったらどうする!?

可能であれば、上記のような発泡性ワイン専用のストッパーを準備しておくと、炭酸ガスが抜けるのを防ぎ数日楽しめてオススメです。瓶口によって、合う合わないは多少あるのですが、1つでもあると便利ですよ!

>>シャンパンストッパーを見てみる(楽天市場)(amazon)(Yahoo!ショッピング)

もし、今後さほどスパークリングワインを飲む予定がない場合や、ストッパーを購入するのが難しい場合は、炭酸ガスは抜けてしまいますがラップでも良し!白ワインとして楽しむか、料理酒として活用しましょう!

スパーリングワインの保管方法!

カーヴ

次回スパークリングワインの保管はどうしたら良いのか(セラーなしを想定)、未開封のスパークリングワインの自宅での保管方法についてポイントで紹介していきます。

ポイント
  • 涼しい季節で、数日間の内に飲むなら常温保管でも良し
  • 夏はすぐに飲む場合でも、冷蔵庫で保管する
  • 可能なら新聞紙にくるんで保管
  • 可能なら野菜室で保管(難しければ冷蔵室でOK)
  • 可能なら横置き保管(短期なら縦置きでもOK)
  • 匂いの強い食品と一緒の保管は避ける
  • 数日~1ヶ月の間に飲む

    最もネックなのは真夏の常温保管です。真冬の外での保管もやめましょう。

    まとめ|賞味期限はないため、まずは開けてみるべし!

    気づきのマーク

    これらを含めまとめると、

    • スパークリングワインには賞味期限はない!(アルコール度数10%以上)
    • 長期保管したスパークリングワインでも、不快臭がなければ飲める可能性あり!
    • よって、すぐに開けてみるべし!
    • けれど、保管環境や保管期間、スパークリングワインのポテンシャルによって劣化するため、美味しいとは限らない!

     

    っかくのスパークリングワイン、飲める可能性があるのに廃棄するのはもったいない!楽しめる可能性はあるため、是非開けて確認をしてみましょう。

    そして、次のスパークリングワインは早めに開けて、楽しみましょう。それでは、また!

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