若干悲惨なタイトルなんですが、ロゼシャンパンを飲んでいてリアルに感じたことなんですよね。これはロゼシャンパンに限ったことではなく、ロゼスパークリングワインやロゼワインでも同じです。
もう10年以上前に初めて飲んだロゼシャンパンで、飲み終えた後に衝撃を受けたことを思い出します。
特別感や非現実への心酔も早く、現実の世界へ戻すのも早い。それがロゼシャンパン。
ロゼ シャンパンやロゼスパークリングワイン、ワインのロゼの大きな魅力として「色合い」があります。淡いピンクから、サーモンピンク、オレンジがかったピンク、輝くのあるピンク、各ワインやシャンパンによって色合いの傾向は異なるものの、どれも魅惑的。
美しいもの、可愛いものが好きな女性はもちろん、男性にとっても、ロゼの色合いは魅力的なのです。
そんなことから、ロゼシャンパン含むロゼスパークリングワインやロゼワインは、シャンパン(白)や白ワイン、スパークリングワイン(白)よりも特別感や非現実を演出しやすくなります。中でも、最低価格が高いロゼシャンパンは、別格。その存在だけで、いとも簡単に特別な日を演出してくれます。
しかし、特別感や非現実感を演出しやすい一方で、ロゼ系のワインの多くは飲み進めると少しずつ現実を予感し、良い意味でも悪い意味でも、飲み終えると一気に現実の世界へと引き戻してくれます。
その理由はコレ。↓
ロゼワインの多くはその大きな魅力であるロゼの色合いを魅(み)せるために透明ボトルが使われていることが多いのです。
飲む前は、そんな色合いがボトル前面に生かされ下記画像のように美しく、その場にあるだけで、特別感や非現実さを感じさせてくれます。
でも、上記画像でも分かるように、透明ボトルは、当然ながらグラスに注ぐ度に透明部分が増し、ボトル越しにその場の環境が透けて見えるようになります。その度に、少しずつ寂しさが増していく・・。
私の場合、ボトルを空けた途端に、一気に現実に引き戻されるのです。なんだか、まぼろしでも見た感覚で儚(はかな)さでいっぱいに。
初めてこの透明ボトルに出会った時はあまりの儚(はかな)さにショックを受けました。まさに悲劇。特別感が強いロゼシャンパンだからこそ、飲む前と飲み終わった後の感情の差は相当なものでした。
でも、この感情はある意味、貴重なんですよね。ロゼシャンパンでも下記画像のように、普通のワインボトルと同じ、濃い緑色ボトルのものもあるのですが、こういった通常のボトルだと感じることができない感情なのです。
儚(はかな)さという感情を感じられる、透明ボトルのロゼシャンパン。短時間で非現実な時(とき)から現実に直面する感情の過程を試してみませんか!?
透明ボトルのロゼシャンパン、是非お試しを!それでは、また!