
シャンパンは高い。シャンパンを買おうとネット上で色々と見てみると、スパークリングワインの中でもシャンパンは特別高いことが分かります。
なぜ、シャンパンは高いのか。一般消費者さん向けにその謎に迫りたいと思います。
シャンパンが高い3つの理由とは!?他のスパークリングワインと何が違う!?
まずおさらいしておきたいのが、シャンパンとスパークリングワインの違い。シャンパンは、スパークリングワインの1種で、フランスのシャンパーニュ地方で造られた発泡性ワインです。(参考:下記図)

一方で、スパークリングワインとは発泡性ワインの総称。各国の発泡性ワイン全てがスパークリングワインに該当します。つまり、シャンパンはとても限定的なスパークリングワインだということ。
シャンパンと呼ぶには、フランスのワイン法の厳しい条件を満たす必要があるため、その他スパークリングワインをシャンパンと呼ぶことも、シャンパンと明記することも出来ません。
では、シャンパンも同じスパークリングワインなのに、なぜ高価なのでしょうか!?
シャンパンはなぜ他のスパークリングワインよりも高いの!?
ズバリ、シャンパンが高いのは主に次の3つの理由があり、これらが合わさって価格が高く、他のスパークリングワインと一線を画しています。
各理由について見ていきましょう。
シャンパンは瓶内二次発酵方式を採用しているから高い!でもこれだけだと矛盾がある!?

スパークリングワインの製法には下記の通り複数あります。
- 瓶内二次発酵方式
- シャルマ方式
- トランスファー方式
- ローカル式
- 炭酸ガス注入方
シャンパンは上記の中で最も労力やコストがかかる「瓶内二次発酵方式」を採用しています。(シャンパン方式、トラディショナル方式とも呼ばれます。)
これがシャンパンが他のスパークリングワインよりも高くなる1つ目の理由なんですが、ここで疑問が湧くんですよね。
実は、この瓶内二次発酵方式は他のスパークリングワインでも採用されているんです。例えば、スペインのスパークリングワインでCAVA(カヴァ)と呼ばれるもの。
知名度のあるCAVA(カヴァ)といえば、下記のフレシネや、
ピンドン(ドンペリ ロゼ)に間違われたことで有名な下記ロジャー・グラートのロゼなどがあります。
これらも実は瓶内二次発酵方式で造られているんですが、価格がまさかのフルボトル1本1千円台~とか2千円台~と驚くほど安いのです。(*価格は変動の可能性があります。)
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安旨スパークリングワインの代表格とも言われているのがCAVA。となると、
あれ!?瓶内二次発酵は労力とコストがかかるって・・、矛盾してない!?
となるわけです。
もちろんシャンパンとCAVAでは産地がフランスとスペインということで国が違うので、ワインにまつわるルールも異なります。細かく言ってしまえば、輸入コストも違うはず。
ただ、そういった複雑な点は置いておいて、両者の瓶内二次発酵方においてコストに影響する大きな違いあります。
それが、最低熟成期間。シャンパンの場合は、最低でも15ヶ月の熟成期間が必要なんですが、CAVAの場合は最低9ヶ月の熟成でOK。熟成期間の規定において約2倍の違いがあるんです。
この違いは、CAVAよりもシャンパンの価格が高い理由として納得できる事実です。さあこれで一件落着と終わりたいところですが、またもや疑問が湧いてしまいます。
じゃ、同じ瓶内二次発酵のイタリアのフランチャコルタ(スパークリングワイン)はどう!?
これはドキっとする質問。なぜなら、フランチャコルタもシャンパンと同じ瓶内二次発酵なんですが、シャンパンよりも若干安い傾向が・・。
しかも、熟成期間もフランチャコルタは最低18ヶ月の熟成期間なのに対し、シャンパンは最低15か月間で、最低熟成期間もシャンパンよりも若干長いんですよね。
となると、瓶内二次発酵だからシャンパンは高いと言い切れなくなってきます。そこで、シャンパンの方が他のスパークリングワインよりも高くなる追加の理由が、次の2点。
これらの理由が合わさることで、シャンパンは価格が高くなります。
シャンパンはデザイン性があるから高い!
シャンパンは他のスパークリングワインに比べると、エチケット(ラベル)や正規箱などのデザインがかなり優れています。
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特に大手シャンパンブランドのシャンパンは魅力的なデザインなものが多く、高級シャンパンとなるとさらに大手アーティストとコラボしたデザインなども採用されています。
例えば、下記はレディガガとコラボしたドンペリ ロゼ。
下記は、美ボトルシャンパンで有名なペリエ・ジュエの最高級品の立ち位置にある「ペリエ・ジュエ ベルエポック」
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下記は、パイパ―・エドシックという有名シャンパンブランドの最高級シャンパン「レア ヴィンテージ」。ティアラを纏ったようなデザインは正規箱にも採用され圧巻です。
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他にもヴーヴ・クリコの最もスタンダードなイエローラベルですが、オシャレな限定の正規箱付きのものが出ています。
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小規模生産者であってもデザイン性のある外観のシャンパンが多数出ています。
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他にも、並べたらキリがないほどオシャレなデザインのボトルや正規箱が多数あるのがシャンパン。
こういった魅力的なデザイン性のあるボトルや正規箱はおのずとその価値を高めてくれます。
シャンパンはブランディン力がすごい!だから高い!

シャンパンのブランディング力は日本において凄まじく、発泡性ワインは全て「シャンパン」と認識している方がいるほど。
お祝いにはシャンパン。慶事の乾杯にはシャンパンというイメージが根強く、シャンパンのイメージを聞くと「高級」「高価」「特別」というキーワードを挙げる方がとにかく多いです。
実際に、カンヌ国際映画祭やF1、ワールドカップの公式シャンパンがあり、メディアにシャンパンが登場する他、有名映画「007」「プリティウーマン」など多数の映画にも登場。リアリティ番組の乾杯シーンにも多くのシャンパンが登場します。
また、シャンパンにおいてはテレビCMやYOUTUBEの動画広告もあります。特に大手シャンパンブランドはプロモーションにかなりのコストをかけており、その分価格も知名度も高くなるというわけです。
シャンパンは他スパークリングワインよりも価格が高く、知名度も高くなる。この背景には上記の3つの理由があります。
以上が、「なぜシャンパンは高い!?」についてでした。
シャンパンの知名度は抜群。イメージが定着していることで、他スパークリングワインよりもギフトやプレゼントの価値がグンと上がります。
シャンパンは高いけれど、価値がある。この言葉に思わず頷いてしまいます。
それでは、また!












