実は先日開けたドイツのロゼスパークリングワイン、驚くほどに泡がなかったんです。まるで普通のロゼワインのようで思わず、
なんだこれ!
と叫んでしまいました。コルク栓で、まぎれもなくスパークリングワインだったんですが、撃沈。泡がないスパークリングワイン、私にとっては劣化したスパークリングワインに該当します。
ここで言う劣化とは、不快だったということ。決して腐っていたわけではなく(本来、アルコール度数10%のアルコールは腐敗するという概念がない)、微発泡のロゼやロゼワインと言われていれば、不快になることはなく逆に楽しく飲めていたかもしれませんが・・。
一般的なスパークリングワインとして飲もうと思った身としては、泡がないとがっかり。落胆でした。
スパークリングワイン、泡を期待する!
そんなロゼスパークリングワインは、「Kathrinenbild Rosé Brut(カトリーネンビルト ロゼ・ブリュット)」。
きっと本来はもっと泡があったはずなんです。コルック栓でミュズレもしっかり付いていたんですが・・。微発泡のワインでももう少し泡があるはずというくらい泡がほとんどありませんでした。ほんのり発泡が感じられるかな?という程度。
ここまでの泡のなさは初。これは私の中のスパークリングワインの概念から外れてしまいます。
このロゼスパークリングワイン、エチケット(ラベル)にDEUSCHER SEKT B.A. (ドイチャー ゼクト)」という記載があるんですよね。本来、ドイツのスパークリングワインは、ガス圧が3.0気圧以上。SEKT(ゼクト)となれば、3.5気圧以上だったはず。
シャンパンは瓶内は6.0気圧程度になるので、シャンパンほどの発泡の強さはないのは理解しているんですが、ゼクトであれば微発泡ワイン(1~2.5気圧)の倍以上の発泡は期待したいところでしたが・・。
多少なりともコルクは空気を通すので保管期間が長すぎたのか・・。それとも醸造過程で十分に発泡しなかったのか。シャンパンでも高級シャンパンで熟成期間が長期に渡ると泡は弱まるのですが、そんな高級シャンパンの発泡性よりもはるかに弱かったロゼスパークリングワイン。いや、もはや、スパークリングワインではありませんでした。
でも、ワインとしてはアリ。腐ってもいないので、普通に飲めます。なんだかなー・・・。
ここまで泡がないのは初ということで、個人的な体験記として残しておきます。
それでは、また!