白ワイン

ワインショップにある試飲コーナー。そこでワイワイ仲間内で試飲している方がいる一方で、樽などをテーブルにした試飲コーナーで一人ワインを楽しんでいる男性がいました。仕事帰りのサラリーマン風で、普通のスーツを着ていたのですが、「カッコイイな。」思わず出た言葉がこのカッコイイでした。

一方で、居酒屋風の立ち飲み屋さんで一人ビールを楽しんでいるサラリーマンを見かけたらどうでしょうか。無条件に「カッコイイ。」とはならないのです。ビールの立ち飲み、古きよき日本の風情が感じられて、個人的には好きなのですが、羨望の眼差しにはなりません。この差は一体何なのでしょうか。

ワインの一人飲みは、「デキる男」を連想させる。

運転する男性

ワインとビールの差、辿りついた答えは、ステータスの違いでした。ビールは大衆的で誰しもが気軽に手が届くお酒。さほど知識がなくとも、楽しむことができますし、お店に行って「生中1つ!」「ビール、グラスで!」なんて頼めば、どこでだって通用します。ビールブランドもCMなどで馴染みが多く、聞き慣れていることから難しさも感じません。

一方ワインとなるとどうでしょうか。一人飲みワインは一般消費者にとってビールにはないハードルが複数出てきます。例えば、次のようなこと。

  • ワイン=ワンランク上というイメージがある場合、ワインショップやバーに入る時点で緊張感やストレスが生じる
  • メニューやボトルのラベルを理解するのに知識が必要になる
  • 横文字が並ぶため「分からない」が多く不安を抱えやすい
  • それ故(ゆえ)に、居心地が悪くなりやすい

つまり、ワインはビールのように気軽に飲めない、頭を使うということになります。となると、ワインの一人飲みが外で出来る人は、プラスαの知識を学んだ人、チャレンジした人、ワンランク上の人、要は、「デキる男」という認識に繋がるのです。

でもこれは、男性に限っていえること。女性の場合は少し違ってきます。

女性の一人飲みは、ビールでもカッコイイ。

美女

男性と違って女性の場合は、一人飲みビールであっても「カッコイイ」、「デキる女」と同性から認識され、羨望の眼差しを向けられます。なぜなら、女性は、一人飲み自体がハードルが高く、多くの女性が出来ないからです。

立ち飲み屋さんで圧倒的に多いのは男性。なので、立ち飲み屋さんに男性が一人でビールを飲んでいる光景を見ても、特別視することはありません。女性でもグループで来ている人はちらほら見かけますが、「それだったら私も出来そう。」という思いから特別視することはありません。

一方で、一人で飲んでいる女性はごくごく僅かというより、滅多に見かけない。そうなると、女性の場合は外で一人で飲むこと自体がすごいことなのです。

これらを考えると、多くの一般消費者さんが「当たり前じゃないことをする人が、カッコイイ」という認識を持っていることが分かります。となると、多くの人にとって「当たり前じゃないことを続ける」ことで、大きなチャンスが訪れるということ。

そのチャンスが、モテることなのか、慕われることなのか、一目を置かれることなのかは分かりませんが、どれも好意を抱くことに繋がっています。

あなたの中にある、人にとって「当たり前じゃないこと」は何ですか。

それでは、また。

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