モエエシャンドン ロゼ

シャンパンを飲むにつれ、シャンパンのブランド戦力にどっぷりと浸かっている自分に気づきます。シャンパンの宣伝力は相当なものなのです。

シャンパンが持つブランド力で最も強いものといえば、「高級」「特別」「お祝い」ですよね。シャンパンはとてもスペシャルなお酒というイメージが世の中に浸透していいます。このブランド戦略による概念の刷り込みが行われると、次第に脳が錯覚を起こすようになります。

脳がシャンパン基準に!シャンパンのブランド戦略に完敗!

グラスに入ったスパークリングワイン

私の実際の体験なんですが、シャンパンのブランド戦略が完全に根付くと、脳が錯覚を起こすんですよね。「シャンパンは特別」「シャンパンは高級」と思い込むんです。

そうなると、脳はシャンパン基準。気づけば驚いたことに、購入したスパークリングワインがシャンパンと同じ価格なのにもかかわらず、シャンパンより格下のような錯覚を起こしていることに気づきました。

購入したスパークリングワインは7千円台。この価格になってくると、銘柄によってはシャンパンの方が安いものもでてきます。そんな高価なスパークリングワインにもかかわらず、飲む前からテンションがシャンパンほど上がらなかったのです。

味で勝負するでもなく、価格で勝負するでもない。完全にシャンパンのブランド戦略にハマり、シャンパンより格下なのだと脳が錯覚を起こしていたのです。

泡

本来、シャンパンとその他スパークリングワインは全く別物。特に国が違えば、ブドウ栽培の環境もがらりと変わるので、原料のブドウもの個性も特徴も違う。よって、両者を比べることはナンセンスと言われていて、そんな意見に納得していたんです。にもかかわらず、ふと気づいたら、すっかり脳はシャンパン基準に・・・。

やはり、シャンパンのブランド力は凄まじいと改めて実感した体験でした。ブランド力はいつのまにか固定概念を定着させ、それが基準となって物事を判断したり評価したりするので、ある意味恐ろしさも感じてしまいます。

シャンパンはフランスのワイン法で守られており、品質も伴っているから良いものの、これが人でも物でもブランド力と中身が伴っていない場合どうなるかを想像すると・・。かなりリスキー。

この世の中、固定概念に左右されることはあっても、支配されることなく、本質を見抜く力が求められているようです。物でも人でも、フィルターを通さずに見る力を養わなくては。このシャンパンライフを通して改めて実感しております。

あなたにも無意識に根付いているフィルターはないですか!?

それでは、また!

Twitterでフォローしよう

オススメ記事