ドンペリ レガシー

 

ドンペリこと、ドンペリニヨンに関する素朴な疑問、今回はドンペリのラベルに記載がある年号について。

『ドンペリのラベルにある年号と、今の年に大分差があるのはなぜ!?』

これは私がまだワインを飲まない頃にふと浮かんだ疑問だったんですね。まさに素朴な疑問。今(現在の年)と、全く違う年号がラベルに表記されていたら不思議ですよね。

それに、ネットショップでドンペリを探すと、複数の年号のドンペリがヒットして並んでいるのですが、どれを選べばいいのか、どう違うのか、さっぱり分からず混乱します。

ということで、この年号の疑問について解明していこうと思います。

ドンペリこと、ドンペリニヨンのラベルにある年号と、今の年号が全く違う理由とは!?

ドンペリ

 

先に結論からいうと、今の年(とし)と、ラベルの年号が違う理由は、ズバリ、

ラベルの年号は、使用したぶどうの収穫年を意味しているから!

なんです。決して、発売する年ではないんですよね!

ドンペリに限らず、シャンパンの醸造工程を知ると分かるのですが、ブドウを収穫してから商品として出荷するまでにはかなりの時間を要します。特に、熟成という工程においては、最もスタンダードランクのシャンパンでも最低15か月間は熟成させる必要があります。

ドンペリの場合は最高級ランクのシャンパンですので、ドンペリ白でも約8年の熟成期間が必要。つまり、収穫した年から少なくとも約8年を経てから市場に出回るということなのです。

よって、今現在店頭に並んでいるドンペリ白は、今よりも少なくとも8年以上前の年号が記載されているということになります。

これが、ドンペリラベルに掲載されている年号と今(現在の年)に格差がある理由です。

ドンペリの年号が今(現在の年)と違う!具体例!

例えば、下記はドンペリのラベルの画像で、ラベルには、「2006」という記載があります。

ドンペリ

 

このドンペリを購入したのは、2015年。単純に計算すると、このドンペリを購入した時期と、このラベルの年号には9年の差があることがあります。

熟成期間が約8年だと考えると、9年は妥当ですよね。ドンペリは毎年造られるわけではなく、ブドウの作柄が悪い年は造らないため、9年よりももっと経過していても決しておかしくありません。

ドンペリのラベルに記載のある年号に熟成期間である8年を足せば、今の年に近づくはず。(ドンペリ白)

ただ、ドンペリの種類によって熟成期間は異なります。各ドンペリの熟成期間については、ドンペリの種類で掲載しているので参考にしてみてください。>>ドンペリの種類

以上が、『ドンペリのラベルにある年号と、今の年(とし)に大分差があるのはなぜ!?』でした。

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