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今回は、シャンパンとスパークリングワインの作り方、醸造(製造)方法について、整理してまとめてみようと思います。

また、各醸造方法ごとにその醸造方法を採用しているスパークリングワイン例を挙げていきます。

スパークリングワインの作り方!醸造(製造)方法の種類一覧!

泡

まず、スパークリングワインとは発泡性ワインの総称。つまり、世界各国の発泡性ワイン、シャンパンも含めてスパークリングワインと呼ばれます。

そんなスパークリングワインの作り方は次の通り。

スパークいリングワイン作り方① ー シャンパ―ニュ方式、トラディショナル方式(瓶内二次発酵)

スパークリングワインの醸造(製造)方法の中で最も手がかかる方法

トラディショナル方式やシャンパーニュ方式と呼ばれる醸造方法。発泡性ワインで最も知名度の高いシャンパンがこの醸造(製造)方法を採用しています。

まず、樽やタンクなどでブドウ果汁を一次発酵(この段階では、非発泡性ワイン)。その後、酵母と糖分を加え瓶内で二次発酵をすることで炭酸ガスを発生させる作り方。

瓶内で二次発酵をするところが大きな特徴となります。

【トラディショナル方式採用のスパークリングワイン例】
  • シャンパン
  • スペインのカヴァ
  • イタリアのメトード・クラシコ、ドイツのフラッシェングールングと記載されたもの

スパークリングワイン作り方② ー シャルマ方式

 

前述のトラディショナル方式は、瓶内で二次発酵を行いますが、このシャルマ方式は炭酸ガスの圧に耐えられるタンクで二次発酵を行います

瓶内二次発酵に比べて、容量も多く一度に大量生産が可能なため、品質も安定しやすく、その後の処理も楽になります。樽に比べれば、温度管理も一定に保てるため、手間がかからない作り方と言えます。

【シャルマ方式の採用例】
  • イタリアのアスティ スプマンテ

スパークリングワイン作り方③ ー トランスファー方式

上記1. のシャンパーニュ方式を簡略化した製造(醸造)方法。瓶内二次発酵で炭酸ガスを発生させた後、発泡したワインを一旦タンクに移して澱(おり)を抜きます。その後で改めて瓶詰をするという方法。

各瓶ごとに澱を抜くよりも、タンクに集めて澱を抜いてしまった方が明らかに手間がかかりません。

【トランスファー方式の採用例】
  • ドイツの一部のゼクト
  • オーストラリアの一部スパークリングワイン

スパークリングワイン作り方④ ー ローカル方式(田舎方式)

一次発酵途中のワインを瓶詰にして、密閉した後そのまま二次発酵を瓶内でさせる方法。糖分を多く含むブドウに使われる方法のようで、ブドウの持つ糖分を利用して二次発酵させます。

【ローカル方式の採用例】
  • 主に南フランスで採用

スパークリングワイン作り方⑤ ー 炭酸ガス注入方式

瓶詰した、非発泡性ワイン(普通のワイン)に、炭酸ガスを入れるという方法。スパークリングワインの作り方の中では、最も簡単な方法です。

以上、スパークリングワインの作り方、醸造(製造)方法の種類一覧でした。

それでは、また!

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